ムンク愛を叫ぶ
画像を載せたかったけれど、著作権とか、なんか難しいことはよくわからなかったので、ムンクの絵を検索しながらお読み下さい。
好きな画家といえば、真っ先にムンクをあげるぐらい私はムンクが大好きです。
ムンクといえば『叫び』が有名ですよね。
たたずむ人物が叫びわななく姿、強烈な色彩、歪な空がとても印象的で、大人から子どもまで知られている名画です。
友人二人と橋を歩いていたムンク。
空が赤く染まり、空が悲鳴をあげているように感じました。
自然の叫びに耳を塞いでいるムンクの姿が描かれています。
ムンクは同じ題材の絵を何枚も描くことで有名な画家です。
この『叫び』も実は5枚あります。
私たちがよく目にするのは最初に描かれたもの。
あの強烈な色彩が、徐々に年を重ねると柔らかくなっていく。
ムンクは心の変化まで描く画家なのです。
そして、かなり根に持つ人のなんだと思う。
自分を置いて行った友人たちをわざわざ描き続ける必要ってある?
ひょっとして、置いて行かれたことが寂しかったの?
やだ〜、可愛い過ぎでしょ!!!
ムンクは子どもの頃に母と母親代わりに可愛がってくれた姉を亡くしています。
女性に対する憧れと死の恐怖にずっと怯えていました。
そんなムンクは女性たちからモテモテでした。
ムンクを知る友人は、服の袖が汚れることも気にせず夢中で絵を描く少年のような人だったと語っています。
母性本能をくすぐるタイプですね。
ムンクの恋は泥沼そのもの。
不倫や4角関係、恋人に結婚を迫られ大喧嘩になり、左指をピストルで撃たれたこともありました。
そんなドロっドロな恋愛を経験してきたムンクの描く『マドンナ』は、それまでの聖母のイメージと全く違います。
艶めかしくて、どこか影を感じさせる。
男を翻弄する女って、正にこんな感じ!
誰もが憧れるような高嶺の花ではなくて、手に入りそうで手に入らない、そんな女性だったりするんですよね。
生々しいわ〜。
『思春期』も大人の階段を登ろうとしている少女の複雑な気持ちが絶妙に伝わってくる、私の大好きな作品です。
こわばる表情の少女。
見開かれた瞳はまっすぐで、強い好奇心を感じる目。
後ろに広がる不安や恐怖の影。
大人になることへの興味や期待、自分が自分じゃなくなってしまうかもしれない不安や恐怖が描かれています。
私はこの絵を見るとファーストキスのことを思い出すんですよ。
緊張のあまり目を閉じるのを忘れて、こんな顔してた気がする。
ムンクって吉田鋼太郎に似てるんですよ。
ムンクの自画像が、吉田鋼太郎を描いたものじゃないかって思うぐらい、もう、そっくりなの。
あれを見たら、吉田鋼太郎がムンクに見えてしまう。
渋い見た目で、この可愛いさ!
ギャップがたまらん!!!
他にもムンクは魅力的な作品をたくさん遺しているので、ぜひご覧ください。