みんなYouTubeに行ってしまったように思っていたけれど、想像以上にニコニコ民族は生き残っていたようで。
サイバー攻撃を受けているらしい。
昨日から、私の中の何かが欠けてしまっている。
パソコンの前に座り、ブラウザのブックマークからアクセスして「ああ、そういえばニコニコ見れないのかー」と言ってタブを閉じる。
とりあえず「なろう」で適当な小説でも読もうと思って、なろうを確認しながら作業用BGM代わりにニコニコを開いて「ああ、ニコニコ見れないのか」と呟きながらタブを閉じる。
最近は、動画を見るだけならYouTubeを使うようになっていた。
だけどなんでだろう。
ニコニコ動画を見れないというだけでこんなに息苦しく感じるのは。
私にとってYouTubeは『娯楽』なのに対して、ニコニコは『日常』だった。
定期的に動画を投稿してくれる見慣れた投稿者様。
ニコレポを確認して、その後ランキングを上から下まで眺める。
なんていうか、これは偏見も混ざるのだろうけれど、ニコニコはYouTubeと比べて知能指数が求められる気がする。
全く同じ動画が両サイトに投稿されているなら、私はニコニコで見たいと思ってしまう。
流れるコメントを読んでいるかと聞かれると、そんなことはない。
コメントを書き込むことがあるかと聞かれると、そんなこともない。
両者の間には、コメントの有無だけではない違いがあると思うのだけど、私はそれをうまく言語化できなかった。
個人的に驚いたのは、ニコニコ動画を見れないというだけで、想像以上に多くの人が悲鳴をあげたことだった。
Twitterでは「サイバー攻撃」が長時間トレンド入りしている。
攻撃者を許さない。という怒りの声もちらほらと聞こえてくる。
ニコニコ頑張れという、応援の声も。
なんとなく……
私は「ニコニコ動画は時代遅れ」なのだと感じていた。それはおそらくある意味では正解だとしても、ある意味では勘違いだったのだということがよくわかった。
何よりも私自身がニコニコというサイトに依存していたことを思い知らされた。
それだけ。