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ゴブリンの生態

 ファンタジー界のザコ・オブ・雑魚。それがゴブリン。


 ゴブリンといえば、緑色や浅黒い肌に粗末な服を着た小鬼。性格は、敵役なら卑怯で好色で蛮勇と味方なら、朴訥で陽気な性格な場合が多い。


 正直、事細かく事例をあげていたらきりがない。


 そんな、ありふれ過ぎて飽和しているゴブリンについて、皆さんはどの様にとらえているでしょうか?


 ただのやられ役?


 三下?


 そんなゴブリンについて考察したいと思います。


 そもそもゴブリンは、イギリスやフランスで、洞窟や坑道などに住み着き邪悪で人を困らせたり驚かせたりする30㎝程度の醜い妖精とされ、他の妖精たちから嫌われている。という伝承がある。


 この伝承を元に様々な派生があるゴブリンだが、その生態を構築したいと思う。


 まず、住居は洞窟とあるが、ゴブリンは弱い。なので自分たちで洞窟を掘らずに、天然のものを利用していると設定する。


 次に、人を困らせるとなると人里から、あまり離れた場所には住まないだろう。そうなると人と生活圏が重なる位置に生息している設定が望ましい。


 他の妖精から嫌われる。ここら辺の設定は、ドワーフやエルフといった種族とは敵対関係に自然となるだろう。とくに坑道を荒らすなどなら、ドワーフとは不倶戴天の存在だろう。


 活動時間は、夜行性のほうが自然だろう。洞窟などで生活するのだから暗い場所でもある程度見える能力があるなら、夜間に活動しても不思議ではない。


 繁殖。他種族でも孕ませられるとする。これは逆の見方をすれば、同種族に女性個体が極めて少ない種族ではないだろうか? そして、弱い生き物は多産の傾向があり、これでゴブリンが他種族の女性を襲う理由ができる。


 食性。調理などはせずに、人から食べ物を盗み、怒っている人を見ながら食べるなどすると、小憎らしさが加わって良いと思う。そして、非常食としてゴブリンの赤ん坊を食べるなども邪悪とするなら取り入れてもいい設定かもしれない。


 ここまで設定すると、ゴブリンが生きてきたのでは、ないかと思う。


 さらに掘り下げる。


 ゴブリンが集落を作ったとして、最大でも50匹がいいところだと考える。なぜなら住居は天然の洞窟であるために、拡充などせず巣を分けて別の地に移り住むなどの設定が盛り込める。


 そして、集団で生活しているので、文字はなくとも言語は確立させてもいいと思う。


 装備としては、加工技術が未熟なら、原始的な装備や、捨てられた武具で身を固めているのが自然ではないだろうか?


 これで、衣食住の設定はできたので、種族として掘り下げよう。


 一番下の下働きゴブリン。雑用や狩りなどをさせられるゴブリン。


 巣を守るのは、ホブゴブリン。ホブゴブリンはゴブリンの亜種でゴブリンよりも大きく力が強い。反面、知能が低い。


 ゴブリンをまとめるリーダーゴブリンは、短慮で好戦的な下っ端ゴブリンとは異なり、臆病ではあるが慎重で狡猾。強かな性格が望ましいと思う。


 メスゴブリンのゴブリーナ。希少な同族の女であり、オスゴブリンとは異なる愛らしい容姿をしており、扱いはオタサーの姫といったところだろうか?


 最後に、魔法を使うゴブリン。この際に注意しなければいけないのが、魔法の種類。もしも魔法学校で学ぶ魔法をゴブリンが使用したら、それはおかしなことではないだろうか? また、神聖魔法のように神の信仰が関係する魔法はどうだろう? むろん邪神の神官という線もなくはないが、それをゴブリンに設定するのは、もったいなくもある。そこら辺を注意しながら魔法を使うゴブリンを設定するのをオススメしたい。


 ただのやられ役のゴブリンも、掘り下げて設定を組み立てることで、世界か彩られると愚考します。


 このエッセイが考察する一助になればと思います。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。


今後も気まぐれでいろんなモンスターの生態をでっちあげていきます。

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