街設定
***フリージア大陸***
**中部地方中央地区**
*聖都アスチルベ
聖女レティシアが住む中立都市。攻撃不可、敵対不可の完全中立地帯。聖都アスチルベを含む東西南北にある街は聖女レティシアの加護によってPK不可エリアとなっている。
初心者やPKを好まないプレイヤーの聖地として長くお世話になる都だ。モンスターと一切戦わずに生産のみで活動するプレイヤーの憩いの場としても重宝される。
聖都そのものがチュートリアル場として活用でき、NPCからのクエスト受注、モンスター討伐クエスト受注等々。冒険者としてスタートすることや、生産者としてNPCに弟子入りして生産方法を学ぶこともできる。
武器の扱い、魔法の扱いを学ぶこともでき、フリユピの世界観を知るための図書館もある。大抵は利用されることはないが、フリユピの基礎基本を知ることができるプレイヤーにとってありがたい都であることは間違いない。
**中部地方東地区**
*交易街サザンカ
中部地方東地区の主要街。PK不可エリアとPKエリアの境界線で、東部地方の街、同じ中部地方にある北地区と南地区、そして聖都アスチルベを繋ぐ交易街。
中部地方はどこの街も栄えているが、かつての魔王との戦いの影響で発展の差が目に見えて違う。悪影響を最も受けてしまっている東部地方との交易路を繋ぐ、ここサザンカは最も影響の少ない西地区と比べ、遥かに交易の規模が小さい。
アイテムの購入も西部地方と比べると割高となっている。売却もまた経済の差によって割安だ。中部地方で生きる人々も、西地区の方が人口が多い。そのため冒険者ギルドの依頼も若干少なかったもする。
物好き以外は悪いことは言わないから西部地方へ行った方がいいと促されてプレイヤー人口もまた少ない。
総じて、交易街サザンカから東部地方へ向かうプレイヤーはソロや身内の集まりが多い。交流を求めるプレイヤーは他の地方へと引き返していく。交易街と呼ばれているがある種の防波堤の役割を担う街である。
**東部地方西地区**
*再生都市ディフィカルト
東部地方で最も栄えるNPCの治める都。聖女レティシアの協力を得た再生都市長ディルが、自身の夢と先祖の願いを叶えるため、多くの領民達と共に東部再生を目指し活動している。他の地方に比べモンスターが強く、魔の瘴気に侵されているためか自然の成長が遅い。思うように事が運べず歯痒い思いをしているが、確実に堅実に再生活動は進んでいる。
**東部地方中央地区**
*奮迅街ホープ
東部地方内にある人が住める土地の中で最も東にある街。東部再生を目指す人々にとっての最前線。魔の瘴気の広がる灰色の大地が近いために街を襲撃するモンスターが定期的に出る。多くの開拓者が街を発展させ、自然再生を進めようと試みているがなかなかうまくいっていない。
中央地区の東北辺りに位置しており、再生都市ディフィカルトからゲーム内時間で12日程必要とする。奮迅街ホープを中心とすると再生都市ディフィカルトは南西にある。
*開拓村フューチャー
東部地方の最も新しく、魔石の原石となる魔鉱石がある村。魔石は重要な資源。発見当時、再生都市長ディルが多大な無理を押し倒して確保した。
東部地方再生を目指す人々には切ることのできない生命線。この村が滅べば、奮迅街ホープも大打撃を受ける。そのため再生都市ディフィカルトから少なくない予算が注ぎ込まれている。
開拓を進めたいが奮迅街ホープほどでないにしろ魔の瘴気の広がる灰色の大地に近いために村の防衛で精一杯の様子。
中央地区の南東辺りに位置しており、再生都市ディフィカルトからゲーム内時間で9日程必要とする。開拓村フューチャーを中心とすると再生都市ディフィカルトは北西にあり、奮迅街ホープは北北東にある。
**東部地方東地区**
*灰色の大地
東部地方東地区と位置づけされているが、実際には中央地区、北地区、南地区の半分も含まれる。おおよそ5割が灰色の大地となる。
魔王との戦いの中心地であり激戦区だった場所がこの場所。魔の瘴気に侵され動植物が生きられない大地とされている。ただただ一面灰色の世界が広がる虚無の大地。