番外編 藤巴の野心家資料 登場人物味方編
登場人物を纏めて欲しいというリクエストにお応えして。
裏話も盛り込んだ設定集です。
……味方ってこんなに多かったっけ?
黒田家
黒田隆鳳
掟破りのオリキャラ主人公。
現代から戦国時代へと転生。生まれは姫路近郊。
守護赤松家直系、および細川京兆家の血を引く御曹司だが、生まれたころには両親が隠遁し、農民になっていたので、その自覚はあまりない。赤松家の勢力圏を廻る陰謀により、母を殺され、父も討死した後は世を恨んでひとしきり暴れていたが、小寺藤兵衛の陰の援助のもと、姫路城の黒田家に引き取られ、更生(?)する。幼名は聡明丸。
15で元服した後は、養父 黒田職隆より、「隆」の一字をもらい「隆鳳」と名乗る。「鳳」の字は当初前世の名前から……と思ったのだが、前述の更生などから「再び生まれ変わる」と意味を込めた事に修正(メタ視線で「ほう」とタイピングして目を瞑って変換した結果)。普段は有職読みの「りゅうほう」と呼ばれる。
1561年。義兄弟の黒田(小寺)官兵衛、親友、母里武兵衛らと共に旗上げ。以降、暴走。
1562年。宇喜多直家の長女、小夜と結婚。所帯を持って丸くなるどころか、但馬外征のついでに因幡もぶんどってくる始末。東播も平定し、この年で3国を切取り、一気に大大名への道を駆け上がる。
1563年。三好家に攻め込まれる中、丹波を奪取。ついでにこっそり伯耆の半分も傘下に。
そして現在に至る。
外見:
背は低めで見た目はショタっぽい。設定上は最遊〇外伝の孫悟空(斉天大聖)にボーイッシュな女の子成分を強めた感じ。
愛刀は父の遺した薙刀直しの野太刀「岩融」。普段佩きは長船長光。他にも脇差「星月夜正宗」短刀「薬研藤四郎」太刀「大国綱」など著名作を所持。世間一般では刀好きと認識されているが、名物を金を出して買ったことは一度もない。
呼ばれ方:
身近な者からは「隆鳳」。部下たちからは「大将」「左少将様」「殿」「若」。藤兵衛、弥三郎など一部例外からは「聡明丸さま」。
性格:
明るく、隔てのない性格だが時折強引。頭は悪くないが馬鹿。情に篤く、身近な者を大切にするが、敵対した者に対しては冷徹な一面もある、と色々両極端で二面性を持つ。人の裏を行くことを好む、いたずらっ子な一面も。
黒田官兵衛
苦労性で辛辣な相棒。落ち着きのない隆鳳と比べると冷静沈着な印象が強いが、口より先に手が出る、情に篤いという根本的な部分は隆鳳と似ている。
また、史実では戦国一の総合力を持つとも言われる武将だが、現在は若さもあり十全ではない。予想以上の速度で大きくなる隆鳳の横でなんとか支えるべく、人知れず日々努力を積み重ね認められている。日々激務続きの為、現在自らの結婚については考えていない模様。
……メタを言うと、本来の嫁さん(左京の妹)が10歳前後の為。
元々黒田家が商人あがりの家で、倹約を心がける事を是とした家である事から、隆鳳同様、浪費とは無縁。現在直属の家臣が少ない事や勢力の軍事統括としての利便性を重視するという現実的なスタンスから、領地をもつことも拒否し、それどころか、報酬もほとんどを家に預けっぱなしというミスターストイック振り。ただ、書物の収集と刀剣への興味はあるらしく、こっそり隆鳳に「薬研藤四郎」を所望している模様。
休日は夜遅くまで書物を読み、昼過ぎまで爆睡という、若者らしからぬ(ある意味正しい?)生活をしている模様。
呼ばれ方は「官兵衛」「参謀殿」など。
黒田職隆
官兵衛の父。隆鳳の養父。
苦労人2号。
黒田家の大黒柱で主に内政の統括を行っている。元は小寺家に仕えていたが、隆鳳の旗揚げと同時に離脱。実の所、小寺藤兵衛の旧主の子(隆鳳)を預けられている事から、藤兵衛とは暗黙の了解があった模様。
義理の親子ではあるが、6年近くもわけ隔てのない性格の隆鳳と親子をしている事から、実子に対するそれと近い感情を持っている。
姫路城主だった頃から、内政と情報には重きを置いており、また、隆鳳からの無茶振りに対して必死に応える事が出来る合理的な人物。
呼ばれ方は「おやっさん」「美濃」「美濃守」など。
小夜
隆鳳の嫁。
父は謀聖 宇喜多直家。幼い頃は家族仲が良かったが、宇喜多直家の仇討ちの際に直家に母方の祖父も殺され、それにより母も自害するという事件があり、一気に疎遠になる。多感な時期という事もあり、心を閉ざしていたが、昔は結構お転婆だったらしい。
一歩引いた物腰だが、甘えん坊。宇喜多家は女の子が多く、妹が沢山いたので年下の子や子供の扱いも上手。
余談:
外見モデルは当初、サク○大戦3の北大○花火などイメージしていたのだが、不器用に甘えるシーンを書き始めてから作者は○はみんな河合荘の律ちゃんに似てるんじゃないかと思い始めてきた……。
黒田休夢
官兵衛の叔父。おやっさんの一歳下の弟。
元は小寺家に仕えていたが、髪が薄くなってきたので自分でそり上げ、突然出家したという豪快な人物。御着城陥落後、黒田家が正式に旗揚げしたことを受けて現場復帰。旧領の砥堀山を拠点とする。
茶の湯を好み、質素倹約を是とする黒田家では異色の自由人だが、本質は武人肌。だからなのか、割と以前から隆鳳や官兵衛と絡む事があり、慕われているが、以前は実兄の職隆にとって頭痛の種だった模様(弟の友にぃ曰く「元祖 官兵衛と隆鳳」)。
作中出ていないが宇兵衛という子供がいる。
呼ばれ方は「禿オヤジ」「休夢」など。
井出友氏
黒田家に仕える井出家に養子に行った官兵衛の叔父。おやっさん、休夢の弟。
叔父ではあるが、官兵衛たちと8歳ほどしか違わないため、兄の様に慕われている。特に官兵衛は軍学などの基本を教わっているため一番信頼している節がある。その為か、普段あまり出番はないが、もし出番が来た時はそれはほぼ最終局面といった位置へと配置されることが多い。
現在、播州を離れ、因幡の鹿野城で山陰方面を取り纏め中。
呼ばれ方は「友にぃ」「井出様」など。
黒田小一郎
官兵衛の弟。のちの黒田兵庫助利隆(利高)。
現在は隆鳳の小姓を務めながら、隆鳳と官兵衛から英才教育を施されているという末恐ろしい次男坊。尚、隆鳳が持っていた鬼神太夫行平「桶丸」は無事彼の手に渡った模様。
呼ばれ方は「小一郎」「弟君」
春ちゃん&虎ちゃん
官兵衛と小一郎の妹。春ちゃんは生来の盲目で、妹の虎ちゃんがその眼となって共にいる事が多い仲のいい姉妹。城内では割と自由に動いており、結婚を機に黒田家の屋敷から出た隆鳳の屋敷に入り浸っている事も多く、継母のぬいさんや小夜によく懐いている。
ちなみに養子だと思っていたのだが、おやっさんにはもう一人、実の娘がいる事に作者は最近気が付いた……現在3歳。パスタ回を修正して、出番作ります。
ぬいさん
おやっさんの後妻。
妻に先立たれたおやっさんの下へと嫁に来て、一児(のちの黒田利則)をもうける……それも、隆鳳らの旗上げ直前ぐらいに。養子を引きとる事が多い事が黒田家の家風なのか、血の繋がりが無くとも、家族間の繋がりは強く、子供らとも仲が良く、子育てに忙しい。
冒頭で官兵衛が休暇を貰って帰ってきた理由は、彼女が弟を産んだからという理由だったり、実はカンキチの姉で御着崩れのあと神吉家が従属した理由も実は彼女がおやっさんの嫁だから、と裏事情についてクリティカルな影響力を持つ。
家臣団
母里小兵衛
おやっさんの従兄弟に当たる、黒田家筆頭家老。本人は現場主義だったのだが、息子の武兵衛を無双に育てた手腕を評価した隆鳳に乞われて兵の教育役を一手に引き受ける。
尚、彼の育てた人材の中には、武兵衛、明智十兵衛、石川五右衛門など黒田家の重要な部分を占める人材も輩出されており、色々な意味で一目置かれている。
呼ばれ方は「小兵衛」「教官」
母里武兵衛
小兵衛の長男で隆鳳、官兵衛とは同い年トリオの一人。黒田家に引き取られたての頃の隆鳳とひと悶着あり、ボコボコにされた事を契機に「打倒 隆鳳」を掲げ修行に励んだ結果、武力チートの隆鳳を失神させるという、とんでもない化物に育つ。その頃のメニューは多少手を加えて馬廻り訓練に活かされている模様。
現在は馬廻りの筆頭。槍の腕と馬術は並外れており、浪漫に暴走した隆鳳の要望で騎馬隊を設立。プロパガンダの為に官兵衛が「風神」と異名を付けて流した所、広く受け入れられてしまい、その騎馬隊も「風神衆」と呼ばれる事がある。
尚、文武両道を是とする馬廻りの筆頭だが、学問は苦手らしい(隆鳳曰く「武兵衛とカンキチはブンブン両道」官兵衛曰く「武兵衛と対峙する時は二桁の足し算を言えばいい。悩んでる間に倒せる」)。
高身長でイケメン。当初爽やか路線だったが旗上げから転戦を重ねる毎に徐々にワイルド路線に。
外見モデルは本業農家、副業アイドルなヴォーカル。
呼ばれ方は「武兵衛」「風神(本人非公認)」
櫛橋伊定
本名で出すと「お前誰だ」と言われそうな人。通称は左京。
元は小寺家の家臣……というより、小寺藤兵衛の娘の婚約者という一門。小寺家が降った際に一緒に黒田家に従属する。
御着城に斬り込んできた隆鳳と武兵衛の姿を見ており、その姿に恐れると同時に憧れる事になる。そして武芸を修めずとも敵を殺せる鉄砲に着目し、その修練を積むという本末転倒な過程を経て鉄砲の名人に。
馬廻りではないが、龍野城陥落時に大功を立てた事で認められ、晴れて隆鳳の側近に。非公式ながらも鉄砲奉行として働いており、普段は鉄砲改良に余念が無い。
涙もろく、時折打たれ弱い一面も見せるが数少ない常識枠。
呼ばれ方は「左京」「雷神(本人非公認)」
小寺政職
本名で出すと「誰だお前」と言われる人物その2。通称は藤兵衛。
元 御着城城主。おやっさんらの主。
赤松家の家老格の家であり、かつては年の近かった隆鳳の父にその未来を見ていた。だが、尼子家が播州に攻め寄せてきた際に父親は彼らに応じて守護赤松家に敵対。その後、守護赤松晴政が逃亡した事に失望した隆鳳の父に謝罪の意味を込めてその住居を用意し、陰ながら援助を行ってきた。
その後、紆余曲折を経て挙兵した隆鳳に降伏。御着城は没収されたが、そのまま黒田家で働く事になる。
優柔不断だが、内政に関しては白眉であり、特に金勘定に強い。
ぼんやりとした印象で、どこか憎めない印象のおっさんだが、隆鳳らに援助の件や親の件を悟らせない辺り結構したたか。
呼ばれ方は「藤兵衛」など。
赤松政秀
龍野城城主。竹田城城代。
前守護 赤松晴政の娘婿でその後援者。藤兵衛と同じく、かつては隆鳳の父に播州の未来を見ていた者の一人だったが、尼子家襲来後に小寺家とも袂を別つ。だが、その後も姫路近郊に隠棲していた事を知っていたり、身分を隠して訪れたりと、この件に関してだけは暗黙の了解があった模様。
黒田家馬廻りお披露目の犠牲になるなど、紆余曲折を経て黒田家に臣従。龍野城は一度預りとされるが、但馬外征、但馬竹田城城代を経て、旧領に復帰。
幼い頃に隆鳳を可愛がっていた事もあってか、隆鳳からも重用されている。
武人肌の人物だが、屈指の蔵書家でもあり、警戒されていた官兵衛とも本の話を経て和解した模様。
呼ばれ方は「下野守」「弥三郎」「弥三郎おじさん」など。
赤松晴政
元 播磨守護。隆鳳の母の養父。隆鳳の大叔父(祖父の弟)。
弥三郎と共に黒田家の軍門に。それからは半ば隠居しており、作中はあまり出てきていないが、内政の相談役などを時折やりながらも、姫路城内に用意された屋敷でのんびり暮らしている。
呼ばれ方は「古右京」「じいさん」など。
浦上清宗
室山城主
父、浦上政宗と兄を弥三郎の奇襲により亡くし、その家督を継ぐ。
嫁取りの帰りに隆鳳が槍を城にぶち込んだ事により降伏。以降、室山城という海の要害を活かす為に、水軍の設立を行っている。まだ若輩で、突然の家督相続で家中の取りまとめにも苦労しているが、水軍設立の際に、隆鳳のお墨付きをもらった事で何とか安堵。後に味方になる村上水軍との連携を密にし、黒田水軍の基礎を徐々に確立中。
呼ばれ方は「小次郎」
村上武吉
能島村上水軍頭領 妻鹿城城主
妻鹿城と通行料徴収権利、15文銭の旗を条件に、黒田家の調略に応じて傘下に入る。本拠こそ、妻鹿城に移ったが、元の本拠地、能島を中心に勢力を誇っており、能島―室津―姫路と瀬戸内に強い影響力を持つ。だが、毛利家とその傘下にある他の村上水軍とは合わないらしく、(水軍だけど)水面下で対立中。
最近それよりも官兵衛に苦手意識を持ったとか何とか……。
呼ばれ方は「ぶきっつぁん」作中出ていないが他には「武蔵」など。
浦上小次郎に合わせたという訳でもなく、実際に別名が「武蔵」という奇跡に作者は慄く。
赤松義祐
赤松晴政の息子。元 播磨守護。
但馬制圧のついでに下剋上され、傘下に入る。戦が巧くない事を自覚しており、また、元守護という身分を売り込んでちゃっかり外交役に。
また、貴賓の饗応役も務めており、いつもより贅沢な料理が並ぶ時は彼が厨房を取り仕切っている。最近は隆鳳に触発されて自分で作る事も始めたらしい。
史実でも「播州置塩夜話 立花亭物語」という戦国時代の宴会の様子を記載している史料の概要は夜中に読んだら大変な事になること必須。
嫁は隆鳳の従兄弟。
呼ばれ方は「左京大夫」「次郎」
山名祐豊
元 但馬守護
たった10日足らずで領国、但馬を制圧されてしまった可哀想な人……かと思えば、下剋上を狙っていた有力国人らが次々と追いやられて清々としている強かな人。但馬戦では特に武兵衛に完膚なきまでにやられており、彼と縁を繋ぐ事に執心中。
風通しの良くなった家中の再編を着々と進めており、武門として返り咲く事を夢見ている。
呼ばれ方は「右衛門」「山名のおっさん」
山名義親
山名祐豊の長男。
降伏後、しばらく母里家の屋敷に居候していた縁で、武兵衛から槍の手ほどきを受ける。現在は馬廻りの一歩前、直属軍の新兵訓練を受けている訓練生。
対三好戦で奮闘したが、成績は中の上(それも訓練生の中で)。
また、先の戦いで左目の視力を失ってしまうが、それから一層真面目に訓練に励んでいる。
呼ばれ方は作中あまり出てこないが、「山名のせがれ」「山名弾正」
明智光秀
鳥取城城主
さりげなく勢力参加。訓練を経て、馬廻り配属後、早速目を付けられなんやかんやで鳥取城城主に。
史実でも政戦ともにチートな能力な御方だが、馬廻り訓練という魔改造により更に拍車がかかる(ついでに野心も圧し折られる)。
家族想いで子煩悩。ついでに、家中随一のドジっ子。
現在は鳥取方面の功績が認められ、丹波方面の司令官に異例の抜擢。
呼ばれ方は「十兵衛」
沼田祐光
さりげなく勢力参加2人め。
元は幕府の密命を受け、なんとか幕府に援助をする様に情報操作を行うよう密命を帯びた工作員……だったが、早速デスマーチに巻き込まれ、なし崩しに本格的に取り込まれた人。慇懃無礼でウィットに富んだ発言が多い。
現在は「ファー」と叫びながら出石の防衛都市計画を中心とする奥但馬の統括と丹後方面の調略に大忙し。
呼ばれ方は「上野之助」「沼っち」
石川五右衛門
おねぇ。
以上。
石川卯月
五右衛門の妹。五右衛門一家が伊賀を追われて姫路に辿りついた元凶。女だが、女も男もイケる口で最近の狙いは黒田夫婦。
最初はまともで、隆鳳の側室候補にしようかと思ったが、隆鳳が思いのほか一途な男になってしまったので、一気にネタ枠になった人。
果たして挽回はあるのか……。
石川小六
石川五右衛門の弟。現在は隆鳳の小姓として情報の整理に追われている。
作中明記が無かったが、大体12歳ぐらい。石川三兄妹の中で一番忍者っぽい。
別所安治
三木城城主。
元は東播を支配していた大名。赤松次郎や隆鳳らの声に応じて勢力ごと降る。
黒田家重臣では珍しいまともな性格で、流石は別所長治の父、と思わせる籠城戦、防衛戦の名手。
史実では短命なのが気になる所だが……。
呼ばれ方は主に「大蔵」
淡河定範
淡河城城主 通称は弾正。
別所安治の義理の弟に当たる言葉少なめな人物。
東播の諸侯では一番の戦上手で、淡河城は元々配置替えの予定だったのだが、その采配の腕を買われてそのまま最前線を務める事になる。
呼ばれ方は「淡河弾正」または「弾正忠」
神吉頼氏
神吉城城主
実はかなり初期の方から味方になっていたのに、機会が無く埋もれていた人。
歳はおやっさんより少し上ぐらいだが、娘がおやっさんの継室という準一門。
軽いノリのチョイ悪親父。
呼ばれ方は「下野守」
神吉頼定
筋肉。
以上
呼ばれ方は「カンキチ」。官位は「民部少輔」
千宗易
お茶の間の皆様には千利休でおなじみ、茶聖。
堺では魚屋という店を営んでいたが、黒田家が堺に対して仕掛けた経済戦争の後、今井宗久の誘いに乗って姫路にやってくる。
千利休と言えば、茶器名器の販売のイメージが強いが、当人はそういう「大名茶」をあまり快くは思っておらず、茶器に興味が無く飾らない性格の隆鳳とは一周回って性格が合致した模様。現在は時折相談役を請け負いながら、悠々自適に茶の湯に関しての道を極めつつある。
○名前だけ出た味方○
南條
親父の方は隻腕激シブのおじさま。息子の方は十兵衛と仲が良いらしい。伯州羽衣石の領主。
明石
黒田家の外戚。現当主は官兵衛の実の祖父。孫は奥但馬の司令官に抜擢。
衣笠
東播諸侯の一人。元は三好家に属していた。史実では三好長慶死去までは属していたが、黒田家の伸長に危機感を覚え、別所らと共に帰順。活躍はこれから。
塩治
奥但馬の主力。史実でも秀吉から「山賊衆」と称された山岳地帯ゲリラ戦の名手。雪深い奥但馬でも機動する山岳特殊部隊染みてきた……。
奈佐
塩冶と同じく奥但馬の主力。「山賊」塩冶に対して「海賊衆」と称された日本海沿岸機動部隊。
吉岡
因幡の主力。史実では寡兵でゲリラ戦を展開。秀吉を幾度となく撃退し、更には千成瓢箪まで奪い取るという大金星。本当に主人公にしたい位のマイナーの星。
有馬
赤松次郎の仲介を経て参入。現在は三田から赤穂に移って領地開発中。
有馬一族は赤松家支流。母親は細川京兆の娘。隆鳳にとって従兄弟と血筋的には一番近い。
○味方(他勢力)○
本願寺
大谷光佐(本願寺顕如)
一向宗11世宗主。
僅か12歳で本願寺を継ぎ、教団の行く末を模索する中、黒田家に目を付けて傘下に入る事を持ちかける。歳が近い所為か隆鳳と非常にウマがあった模様で、未だに姫路に滞在中。
気安い感じで、某センゴク漫画の顕如はんの印象が強い。ただし、北陸方面の一向衆モドキに対しては半ば諦めている模様。
三木通秋
姫路城の近所、播州における一向衆の本拠地、英賀城城主。
おやっさんとも古いなじみで、主に一向衆と黒田家の連絡役を受け持つ。
通称は「掃部助」
幕府
足利義輝
剣豪将軍。作中では散々隆鳳に殴られた可哀想な人。
一人で全てをやろうと背負いこみ、高慢な姿勢を振りまいていたが、当たり所が悪かったのか改心する。
隆鳳が指示した「幕府の幕引き」をするかどうかはまだ分からないが、一人の無力を思い知り、改革に乗り出し始める。
呼ばれ方は「公方」「クソ公方」
細川藤孝
政治、軍事、歌から剣、茶から料理まで、一家に一台欲しい戦国時代きっての万能教養人。名門細川家の一族で、隆鳳とも(かなりだけど)遠縁。隆鳳といい、トリックスターなのは細川家の伝統なのか、教養人の皮を被った同類。
本人もそれを自覚しており、幕府にも自身と同類の匂いがする黒田家に積極的に関わせようと舵を切る。
幕府に見切りをつけているが、剣豪将軍の変わり具合には驚きつつも、多少好意的に受け取った模様。
外見は某ガンダmのエレガントな閣下を黒髪にして、和服を纏わせた感じ。
呼ばれ方は「閣下」「兵部」
漏れがあったら教えてください……絶対やらかしていそうなので。