表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

死の予告

作者: おやっさん

「あなたの命はあと3日」

突然そんなメールが突然かかってきた。

最初はそんなものは気にしなかった。

でも少し気になったので、このメールのことを友人に話してみた。

「それ、いたずらだろ。

 こんなしょうもないいたずらする奴、

 よっぽどくだらない奴だぜ。」

その言葉を聞いて、小心者な俺は安心した。

やっぱりいたずらだよな。


 そのメールを見た日の夜。

夜の9時ごろの電車の中で、顔が髪で隠れている女の人がいた。

その女性は突然俺に話しかけてきた。

「死の予告のメールって知ってます?」

俺は気味が悪いと思ったが、無視するのもなんなので

「知ってますよ。」

と答えた。

「そのメール、呪われてるんですよ・・」

俺はもう信じていないので、冗談きついですねと言った。

「あなたのところにかけましたよ・・・」

そんな不吉な事を言って電車を降りた。

俺は正直怖くなった。


 そして、家に帰宅した。もう12時を過ぎていた。

留守電が入っていた。

「あと2日・・・」

気味が悪い声。その声には聞き覚えがある。

そう、あの女だ。電車でしゃべった女だ。

その夜は怖くてなかなか寝付けなかった。


 翌日、その事を例の友人に話してみた。

「実は、俺もそのメールきてんだ・・。」

「えっ、何日目?」

「3日目。夜の9時にかかってきた。」

俺は驚いた。俺の時にも9時にかかってきた。

「俺は2日目だけど、俺も9時にかかってきた。」

「もう、俺死ぬかもしれねえ・・」

いたずらだと言っていた友人までもが信じている。

本当に死ぬのだろうか。

「毎晩、長髪の気味の悪い女に会う。

 気味が悪い・・」

やはり、あの女がメールをかけたに相違ない。

あの女のいたずらだといいんだが。


 夜9時。

友人の死の予告の時。

すると、電話がかかってきた。

例の友人ではなく、他の友人からだった。

「おい、田中がトラックに跳ねられて死んだ・・

  明日御通夜だ。

  いい奴だったよな・・」

悲しみと同時に恐怖に洗脳された。

俺は明日なのか・・・。

怖くて涙がでてきた。

そして、12時。

電話がかかってきた。

震えた手で電話をとった。

「最後・・

  ふふっ、怖い?

おまえのダチも死んだ。

  それは私も知ってるんだよ。

  怖がる事はないさ。

  おまえもダチの後を追える。

  幸せな事じゃないか?

  お前のダチとかわってやるよ。」

えっ・・。田中はしんだはずじゃ・・。

「俺だよ・・

 おまえも連れてってやるよ。

 こっちの世界へ・・・

 俺達は親友だよな・・?

 おまえもこっちへ来れる・・・」

驚くべき事に友人田中の声だった。

「早く来いよ・・」

まさか・・・

あの女は亡霊・・

メールをかけているのは幽霊?

あの世からの予告・・・

鳥肌がたつ。

この夜は眠れなかった。


 御通夜・・・。

俺は恐怖に洗脳されていて悲しむどころではない。

前にいる人が話しかけてきた。

「悲しくないかい・・?

怖いのかい?」

見ると、長髪の女。

不気味な笑みを浮かべておちらを凝視した。

死の予告まで、あと20分・・・。

これは夢だ・・・。

そう思いたい。

長髪の女の姿がきのせいだろうか、変わった。

見覚えのある姿。

親しみのある姿。

そう、田中に見えた。

「心配するな・・・

 あと15分でこっちにこれるよ・・。」

御通夜のときは怖くて涙が出た。



 俺は今、メールをかけている・・

 肉体はない・・

 今なんで、事故死が増加してると思う?

 メールさ・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] オカルト系好きなんでグッと来るものが無いのが残念でした。
[一言] 内容は怖かったけど、会話のとかが悪い(読みにくい)為、 怖さが無くなり『なんじゃこりゃ』って感じになりました。
[一言] 今回の作品もとってもオモローでしたw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ