表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
覚醒者学校の唯一無二の生徒  作者: 霧野夜星


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/56

第〇〇七話 召喚

「よし、十メートル以内に……」


 星斗は盾を構えたままアイスエレメントに接近していく。すると、


「…………」


 アイスエレメントは、人間の言葉とは違う何かの言葉を発する。その後、アイスエレメントの目の前に三十センチくらいの先の尖った氷の塊が三つ現れ、それが星斗に向かって飛んでいく。


「ま、魔法障壁!」


 星斗は急いで球状の魔法障壁を体の周囲に展開してその氷魔法を防ぐ。


「今だ!」


 その直後、星斗は魔法障壁を消して鉄の盾を構えたまま走り出す。すると、


 アイスエレメント

 ユニークスキル 

 氷魔法(C)


 コピーしますか?


 とウィンドウが表示され、


「もちろん、コピーだ!」


 走りながら星斗はユニークスキルをコピーし、さらにアイスエレメントに接近してロングソードで斬撃を放つ。


「ヒャアアアアアアア!」


 その斬撃でアイスエレメントは冷気の体を斬られ、人の姿をしていた青白い冷気の塊が霧散して消え去った。


「斬った手ごたえがあまりないけど、倒したのか?」


 星斗は周囲を警戒するが、アイスエレメントが再び現れることはなかった。


「倒したみたいだな。冷気を斬るというのが変な感じだけど、まあいいや。コピーできてるか確認してみよう」


 本条星斗ほんじょうせいと

 レベル  10

 HP  125   MP   84

 力    34   防御   28

 魔力   32   速さ   29


 ユニークスキル(6/10)

 ユニークスキルコピー(B) 物理耐性(C) 剣術(C)

 気配察知(C) 力激化(C) 氷魔法(C)


 スキル

 オーラブレード 魔法障壁 アイスバレット


 装備

 ロングソード    攻+12

 鉄の盾       防+6

 鉄の鎧       防+10

 守りの指輪     防+5

 力の指輪      攻+5



 氷魔法(C)

 氷魔法を習得する。

 最大MPと魔力が強化される。


 アイスバレット

 複数の氷の塊を作り出して放つ

 氷系下級魔法

 消費MP 15

 


「よし、氷魔法をコピーできてる。ランクはCだから下級魔法しか使えないけど、MPと魔力が増えるのはいいな」


 魔法系のユニークスキルは、ランクCで下級魔法、ランクBで中級魔法、ランクAで上級魔法、ランクSで最上級魔法が使えるようになっていた。


「これで俺も長距離攻撃ができるようになった。戦術の幅が広がるな」


 新たな力を手に入れた星斗はその後、天ヶ崎ダンジョンの二階へ上がり、さらに探索を続けて攻略開始から約二時間後、彼はレベル11になり、ここまでに魔石(小)を四個、宝箱からポーション、ショートソードなどを手に入れた。そしてその日は歩いて一階の入口に戻って、天ヶ崎ダンジョンを出て家に帰った。

 そして次の日の午後、星斗は今日は最短距離で二階に上がり、探索を再開する。すると、


「おっ、宝箱発見!」


 星斗が二階の小部屋にある宝箱を開けるとスキルブックが入っていた。


「きた! スキルブックだ!」


 星斗がそのスキルブックを手に取り、表紙を見ると「クリエイトウォーター」と日本語で書かれていた。


「クリエイトウォーター、生活系スキルってやつか。これでいざという時、飲み水に困らなくなる。使っちゃおう」


 星斗はそのスキルブックを開き、クリエイトウォーターを習得した。


 クリエイトウォーター

 人が飲める水を作りだす。

 消費MPは生成する水の量で変わる。

 消費MP 5~

 

「クリエイトウォーターもいいけど、生活系スキルでもっと欲しいのがあるんだよな」


 この天ヶ崎ダンジョンでは、生活系スキルのスキルブックを宝箱から入手することができた。生活系スキルというのは、戦闘では使いづらいが、生活するうえで役に立つスキルのことで、小さな火をおこす「点火」や、コップの水を冷やす「冷却」などの種類があった。


「まあ、まだ二階だし、宝箱を探しながら上を目指していこう」


 星斗はその後も二階を地図を見ながら進んでいく。すると三階へ上がる階段を発見した。


「今日は三階の転移の石碑を目指してみるか」


 星斗は三階のマップを見ながら通路を進んでいく。すると通路の先に大きな壺が置いてあるのを発見した。


「来た! 召喚の壺! こいつを探してたんだ!」


 星斗は鉄の盾を構えたままゆっくりと近づく。すると、


 召喚の壺

 ユニークスキル 

 召喚(C)

 

 コピーしますか?


 とウィンドウに表示され、


「コピーする!」


 と星斗が意志を示すと、


 ユニークスキル(7/10)

 ユニークスキルコピー(B) 物理耐性(C) 剣術(C)

 気配察知(C) 力激化(C) 氷魔法(C) 召喚(C)

 

 と表示された。


「よし、召喚をコピーできた!」


 星斗はユニークスキル、召喚(C)を手に入れ、通常スキル、モンスター召喚を習得した。


「あとは……」


 星斗は再び、召喚の壺に近づいていく。すると召喚の壺に鋭い目と口が現れ、目の前の地面に召喚の魔法陣が出現し、そこから背の低い人型で頭が犬のようなモンスターが現れた。


「コボルトだな」


 コボルトとは、全身が毛でおおわれていて、鋭い爪と牙を持つEランクモンスターだった。


「ワオオオオン!」


 コボルトは星斗に向かって突撃し、鋭い爪で彼を攻撃しようとする。


「はっ!」


 それに対し星斗は、接近してきたコボルトの体にロングソードで突きを放ち、胸部分を貫く。


「ガアアアアアア」


 その一撃でコボルトは力を失い床に倒れて消滅した。


「今の俺なら、Eランクモンスターは一撃で倒せる。そして……アイスバレット!」


 星斗は先が鋭く尖った氷の塊を三つ作り出し、召喚の壺を狙って放つ。それが動かない召喚の壺に命中し、壺が割れてバラバラになって消滅した。


「召喚の壺はその場から動けないし、離れていればこちらに攻撃できない。倒し方がわかってれば簡単に倒せる」


 召喚の壺はDランクモンスターで、接近すると壺の中から闇の手が出てきて敵を攻撃するのだが、その闇の手は長くないので、接近しなければ一方的に攻撃できた。


「よしよし。敵も倒したし、スキルを確認しよう」


 モンスター召喚

 今まで倒したことのあるモンスターを召喚できる。

 召喚できるモンスターの数は、召喚のランクによって変わる。

 召喚されたモンスターは、召喚者と同じレベルになる。

 消費MP 召喚するモンスターによって可変


「なるほど。俺の召喚はCランクだから、召喚できるのは一体だけだな。うーん。誰にしようか」


 星斗は今まで倒してきたモンスターのことを考える。


「よし。決めた! リビングアーマー! 召喚!」


 星斗が右手をかざすと、床に召喚の魔法陣が出現し、そこからリビングアーマーが一体現れた。



 次回 罠 に続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ