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覚醒者学校の唯一無二の生徒  作者: 霧野夜星


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第五十一話 黄金の騎士

 星斗は、スキル欄のファイアーボムとフレイムピラーが消えて、毒の牙とポイズンミストが追加されているのを確認する。


「ユニークスキルを変えてもスキルが消えないなら、スキルをいっぱい習得できたんだけど、そうはいかないか。まあいい。このままユニークスキルコピーの熟練度を上げていこう」


 星斗はその後も真宮寺ダンジョンの下層を進んでいき、毒攻撃を火魔法で上書きしたり、ほかの適当なもので上書きしたりして進んでいく。


「うりゃあ!」


 星斗は三体出現したビックスライムを瞬殺し、魔石(大)を二つ手に入れた。


「女神ノルンの加護のドロップ率上昇のおかげで、魔石集めは順調だ。お金も稼げるしBランクも目指せる。この調子でいこう」

「召喚士殿! 次の上位種族変化への熟練度がたまったようです!」

「おお! シルバーナイト、よくやった!」


 星斗の目の前にウィンドウが出現し、


「シルバーナイトの戦闘熟練度が最大値になりました。シルバーナイトは最終上位種族に変化できます。変化させますか?」


「最終って……これで変化は終わりなのか。ああ、変化はさせる!」


 星斗がそう意志を示すと、シルバーナイトの全身が光り出す。その後、光が消えると、黄金の剣、黄金の盾、黄金の鎧を装備した、勇敢そうな騎士が現れた。


「おお! ゴールドナイトか! かっこいい!」


 ゴールドナイト

 レベル  41

 HP  625   MP  192

 力   103   防御  105

 魔力   55   速さ   80


 ユニークスキル(3/3)

 剣術(A) 力激化(A) 防御激化(B)


 スキル

 オーラブレード ハイオーラブレード

 魔法障壁 竜麟斬り 黄金軍馬召喚


 装備

 黄金の剣     攻+80

 黄金の鎧     防+50

 黄金の盾     防+40

 大地の腕輪    防御力+15%


「よし! 装備がかなり強くなってる! それに黄金軍馬召喚が増えてるな」


 黄金軍馬召喚

 黄金の馬鎧を身に着けた

 軍馬を召喚する。

 消費MP25


「馬を召喚できるのか。俺もそのスキル欲しい。そうだ。体はどうなったんだ?」


 星斗がゴールドナイトの鎧の隙間をよく見ると、シルバーナイトの時と同じように鎧の中は暗黒のガスで満たされていて、肉体は持ってなかった。


「そのへんは変わらないのか」

「召喚士殿。ゴールドナイトになりましたが、変わらぬ忠誠を誓います」

「うん。よろしく頼むぞ」


 その後も星斗達は真宮寺ダンジョンを進んでいき、下層にある転移の石碑がある場所までやってきた。彼はここまでに宝箱から、望遠眼のスキルブック、睡眠無効の指輪、雷の戦斧などを手に入れ、レベルが42になっていた。


「望遠眼は色々便利だから習得しよう」


 望遠眼

 遠くの様子をはっきりと

 見ることができる。

 消費MP 5


「雷の戦斧は使わないから売っちゃおう。今日はこのくらいで帰るか」


 星斗達は真宮寺ダンジョンの入口にある転移の石碑に戻ってきて、近くにある覚醒者ショップで使わない戦利品を売却し、覚醒者協会に魔石を売却してその日は家に帰る。そして次の日も真宮寺ダンジョンの下層を探索して、同じように戦利品を入手して売却する。すると、


「おめでとうございます。今回の魔石の買取りで、CランクからBランクに昇格しました。こちらが新しい覚醒者カードです」


 星斗はランクアップし、Bランク覚醒者カードを手に入れた。


「よし。これで目的は達成した。後はボスを倒すだけだ」


 数日後、星斗はひとりで真宮寺ダンジョンにやってきて、召喚した仲間達と共に下層を進んでいく。今日はマップを見ながら最短距離で進んで、最下層のボス部屋までやってきた。


「ここのボスはAランクの風の精霊ジンだ。Aランクは俺達だけで戦うのは始めてだけど、今の強さならいけるはず。必ず勝つぞ!」

「はっ! 召喚者殿に勝利を!」

「了解しました」

「クオーーーン!」


 星斗、ゴールドナイト、ダークエルフ、妖狐は、ボス部屋の扉を開けて中に入る。すると洞窟内の広い空間の中心にある魔法陣から、人型で中年の男性の姿の風の精霊ジンが現れた。風の精霊ジンは実体を持たず、体が透けている。


「妖狐、頼む!」

「クオーーーーン!」


 まず妖狐がスピードブーストを発動し、全能力激化を持つ星斗以外の仲間全員の速さが上昇する。次に星斗とゴールドナイトが前衛に立ち、ダークエルフが魔法発動の準備に入る。


「カマイタチ召喚! 侵入者を排除せよ!」


 一方、風の精霊ジンは、両手がカマで体がイタチの姿の風の精霊、カマイタチを三体召喚した。カマイタチも実体を持たず、体が透けているBランクモンスターだった。


「情報通り、カマイタチを召喚したか。まず奴等を倒す。行くぞ、ゴールドナイト!」

「はっ!」


 星斗とゴールドナイトは前方へ走りだし、空中を飛び回っている三体のカマイタチに接近する。すると星斗の目の前に、


 カマイタチ

 ユニークスキル

 風魔法(B) 


 誰にコピーしますか? とウィンドウに表示され、


「俺の火魔法に上書きする」


 と星斗が意志を示して風魔法(B)を習得する。


「ウィンドカッター!」

「ウィンドカッター!」


 一方、三体のカマイタチのうちの二体が風系下級魔法を発動し、風のやいばが、星斗とゴールドナイトに向かって飛んでいく。


「その程度!」


 星斗とゴールドナイトは盾を構えてその風のやいばを防ぎ、さらにカマイタチに接近する。


「ハイオーラブレード!」

「ハイオーラブレード!」


 星斗とゴールドナイトの魔力をまとわせた斬撃によって、二体のカマイタチは体を斬られて消滅した。


「スパイラルカッター!」


 最後に残ったカマイタチが風系中級魔法を発動し、回転する風のやいばを星斗を狙って放つ。


「むっ!」


 それに気づいた星斗は、急いで精霊の盾を構えてその風のやいばを受け止める。今の星斗は、精霊の盾の魔法耐性30%、竜麟の魔法耐性40%、さらに全能力激化によって魔力が強化されていて魔法防御力も上昇しており、カマイタチの中級魔法を受けても大したダメージにはならなかった。


「ハイオーラブレード!」


 星斗が風系中級魔法を防御した直後、ゴールドナイトが高速の動きでカマイタチに接近し、魔力をまとわせた斬撃を放つ。


「ギャアアアアアア!」


 その一撃によって、最後のカマイタチも体を斬られて消滅した。


「我が眷属が時間稼ぎにしかならんとは……サイクロン!」


 魔法発動の準備が整った風の精霊ジンが、風系上級魔法を発動し巨大な竜巻を作り出して放つ。


「サンダーストーム!」


 同時にダークエルフも雷系上級魔法を放ち、嵐のように拡散していく電撃が、巨大な竜巻と激突する。すると大量の雷が巨大な竜巻を吹き飛ばし、さらに竜巻を突破した電撃が風の精霊ジンに襲い掛かる。


「ガガガガガガガガガガ!」



 次回 闇の上位妖精 に続く

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