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一本の草に左右される命
空が青い
草木が生い茂っている
今目の前にある状況だけれど、それを普通と俺は呼べない
自然災害や異常気象が増えている
いつか自然が俺等を排除しようとした時、青い空も草木も見ることが出来なくなるだろう
だからこそ今、人や物ばかり気にするのではなく、基盤にある自然に目を向けたい
自然がなければ自分達は果たして生きられるのか
そう考えた時、ある一本の草を見て感謝の言葉が現れる
ありがとう
自然の脅威を生み出した人間だけれど
自然のシステムを破壊して悠々と生きている俺だけれど
未だに人を生かしてくれている事に
ありがとう
今、自分らは人と貶し合いをしている場合なのか
甚だ疑問が残るばかり…




