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生きるという影響
生きているだけで偉いのは間違いない
しかしそれは自分や人に対しての不快感を与えた場合を除いてだ
生きているだけで影響と責任が伴う
誰かとすれ違っただけでも、人は少なからず行動を取らせるだろう
笑顔で挨拶すれば気分は上がるし、舌打ちや嫌な顔をされれば気持ちは下がる
人の事などどうでもいいと考え、行動など無視していても、人の気と言うものは一方的に無慈悲に心に刺さる
意識する、しないでは大きく変わるとは言え、与えられた一瞬が在るのが事実
自分の立ち振舞一つが誰かに影響を与えている
それが、誰かにとって指針になったり、幸せになったり、恨みやストレスとなったり
生きているだけで生きる理由があるのは、誰かへの影響だ
何をせずとも人と会えば影響がある
誰かの為に、は、もう自動的に行なっている
生きる理由の一つはそこにある




