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その2. 春の文字通り青春に燃える姉を私は遠くから見守るつもり

 温かい日がやって来た、長い冬休みも終わり、私の姉はというと久しぶりにへーじに会える! 

 と、息巻いてショートの髪を揺らしながらサッサと先に行ってしまった。

 私、立花たちばな 志保しほは姉の事が心配で少し速足で学校の通学路を歩いていた。


 姉の初恋を応援したいのは山々だが、姉は妙にそういう所に疎い所が在る。

 ……私も人の事は言えないけど。


 姉は様々な事を知っているのに、自分の恋愛事になると疎いらしい。

 そう思うと可愛らしいけど、さて、大丈夫かな?



 桜道を歩いていると、何故か道のど真ん中で両手両膝を付いている人物が見えた。

 目を凝らすと、それが姉である事が解り、私は一瞬固まった。


 ……だ、大丈夫そうでは無さそうだった。


 姉の顔に暗い影がズーンっと掛かっている。


 どうやら失敗したらしい。


 呆れつつ姉の前まで来ると、ある事に気づいた。

 何も考えず四つんばいになっているのか、下着がモロ見えなのだ。

 慌てて下着を隠す様に私は立ちはだかる。


「お、おねーちゃん! パンツ見えてるよ!」


 道端で四つんばいになって居るわけで、堂々と下着が見えているのだ……。


 すると姉は隠す事をする所か、弱弱しい声を上げる。


「いいのよ志保……どうせ私の下着なんて見ても誰も襲わないから……」


「は、はぁ!? お、襲うぅ!?」

 容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群の姉が一体どうしたのだろう。

 姉がおかしくなる時は大概へーじさん絡みだ。


 何処までも報われない姉に、つい呆れてしまう。

 


「うう〜……へーじの馬鹿ァ〜私が何言われても傷つかないわけ無いじゃないィ〜!」

 半べそを掻いている姉を立ち上がらせながらふと思う。


 恋はここまで人を変にするのだろーか。


 どちらにしても、弱みを見せない筈の姉がここまで変わったのはへーじさんのおかげなのだろう。

 縁には悪いけど……姉の恋が実る事を祈った。


メチャ短いですゴメンナサイ!

ここは短くても入れたかったので勘弁して頂きたいです(泣

続編も始まりしょっぱなからの視点切り替えですが大丈夫でしょーか?

ついてこれるかが心配です。

前回での視点切り替えの解りにくさを改善しているつもりですがそこは生温かな目でお送りください。

前作を友人に見てもらった時の一言。


私「どう? どう!?」


友人「……お前の小説なんか汚い」


私「あれ!?」Σ(@@;)


 確かに主人公がゲロまみれになったりする小説は珍しいかもしれない。。

 そら汚いわw

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