表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/103

その16.黙っていれば美人

 最初に目に入ったのは、薄暗い天井だった。



 ボウ……とする頭がゆっくりと動き始める。


 ミホと縁のダブルパンチで確か僕は倒れた筈だ。

 残念な事に胸の痛みと心の痛みが夢でない事を証明している。


 そして今は白いベッドの上に居る。

 誰かが運んでくれたのだろう。


 薬品の匂いと見に覚えの在る景色を遮る白いカーテン。

 ここは多分、保健室だろう。

 真っ暗な様子を見て、今が夜なのは間違いないだろう。

 折角の放課後が潰れた事に少し落胆する。

 カーテン越しに薄い光が零れていた。

 その明るくも無い光は、多分月の光かな、と勝手に解釈。


 起き上がり、遮るカーテンに手を掛けた。

 ッシャ、という擦れる音と共にカーテンは簡単に開く。


 遮るものは無くなった。


 僕の目に最初に映ったのは。



 一人の少女だった。


 少女は保健室用の椅子に腰掛け、片手に持つ本に目を落としていた。

 その本に目線を落とす姿が知的なイメージを思わせる。

 少女を、月明かりが照らす。

 照明の様に、月明かりはたった一人の少女を照らす。

 まるで、その少女の為に光が存在しているのかのような、そんな錯覚を覚えた。

 神秘的な姿に、目を奪われていた。

 空けられた窓からの風で少女の黒いショートの髪が揺れ、サラサラと揺れる髪は柔らかい印象を思わせる。

 そんな風等気にせず、少女の視線はひたすらに本へ向けらていた。


 僕は。


 その横顔に見惚(みとれていた。

 柔らかに揺れる髪に、肌に、目に、全てを呆然と見つめ、その少女の美しさにほうけていた。


 こんな綺麗な人が居ただろうか……?

 少女が着る制服は同じ学校の物だ。

 でもこんな少女が居れば知っている筈だ。


 呆然としていると、少女が僕に気がついたのか本を閉じた。

 パタン、という音と共に本は机の上に置かれる。

 少女が僕の方を向いた。


「おっはー、へーじー!」

 そのあっけらかんとした言い方には聞き覚えがあった。

 そして、少女が僕に向ける笑顔にも、見覚えがあった。





「……ミホ?」


「なーんで疑問系? みんなのミホミホですが!」

 何故か胸を張っていらっしゃる。


 ……あれ? 僕はまさか……ミホに見惚れてた!?

 自分で自分に自己嫌悪……この超絶性悪女に見惚れるとは……。

 僕は深く、ふかぁぁぁっく! 溜息を付いた。


「っむ! なんの溜息よー!」

 何かご不満な様子のミホ。

 それを見て僕は呆れた視線を向けた。


 そして……気づいた。


 この子は黙っていれば相当な美人らしい。

 いつものやりたい放題っぷりに隠れていたようで……。


 しかし、この子はこんな遅くまで何してんだ?


「ったくー起きるのおっそいってば~」

 その言葉だけで、なぜこの子がいるのかが解った。

 僕を運んだのがミホで、ミホはずっと僕の事を待ってくれていたのだ。


「な、なんで?」

 その言葉だけでミホも僕が言いたいことを理解してくれただろう。

 何で僕を待ってたんだろう?

 サッサと帰ればいいのに、こんな夜遅くまで……。


 ミホはいつものお得意の笑顔だ。

 二ヒッっと見てる方が恥ずかしくなるくらいの笑顔。


「エッヘッヘッヘッヘ~! なんでかねん? なんでかなー?」

 挑発するような笑み、僕の顔を覗き見る楽しそうな表情は子供の様に輝いていた。

昨日徹夜で鉄拳してました……


私「もう寝させろよー(泣)」


友達「まだ全キャラ出てないんだよ!」


私「一人でやれよ!」


友達「ウルセー! こんなの一人で何時間もやってたら発狂するわ!」


私「ちょ! そんな理由で巻き込むなよ! 私が先に発狂するわ!Σ(゜д゜;)」


友達「さーて次のキャラはー……お、この子可愛いー、決定(。゜ω゜)」


私「( ゜д゜)ァラヤダ  この野郎人の事ガン無視ですか」




更新出来なかったのはあのクソ野郎のせいです。私のせいじゃないんだァァァァァァァ(つ_;)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ