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六話 僕は美女とひらひら?

視点変更難しく頭パンクしそうです(汗

短いですが弟視点です。


『ごめんね』

「姉さん!」

目を覚めるとそこには姉さんはいなくて――。

見慣れない天井が見え周りを見ても洋式のただッ広い部屋に僕が寝かされている無駄大きく寝心地のいいベットと数点の家具——。

ここは――。

病室でもなければ家でも学校でもない。

こんな部屋僕の記憶に一度も登場しない、しているのは僕が姉さんに隠れてしているゲームの中のお姫様が住んでいる部屋のようだ。

真っ白なシーツにいかにも高そうな生地の天蓋―—。

天蓋の中ってこんな感じなんだー以外に包まれている感じで安心するかも。

それにしても僕はまだ夢を見てるのか?確か——。

姉さんと一緒に帰ろうとして、そのあと光に包まれて―ー。

は!そうだ、あの銀髪のあの女の人―——。

「お目覚めになられましたか」

 疑問に答える絶妙なタイミングで声を掛けてくる銀髪の女性。

何の気配もなく今までそこにいたかのように当たり前に僕のベットの横に置かれた椅子に彼女はいた。

や、ほんと、何時からいたのだろう。

「―—君はあの時の」

そういえば名前聞いてなかった――えっと。

「もうし遅れましたシルビアRヴァンといいます、ここラーシア国の女王を務めております。」

僕の前で本当にお姫様なんだなと思う優雅な令を取る彼女をただみつめる。

「あ、あのまだお加減が?」

心配そうに近寄ってくるがそれを遮るように手をの伸ばし止める。

「あ、嫌、ちょっとまだ理解が追いつかなくて、僕は鏡 翔といいます」

「かがみ かけるさまですね。その名前ですと日本人ですね?」

「!」

ここは日本じゃないのか?

気を失う前にみた景色、今思い返すと星が凄く近く感じた気がする。

どのくらいの高さだったのだろうか。

だけど確かに日本にはそんな建物はなかったはずだし。

「驚くのも無理はありません、ですが鏡様と同じ世界から召喚された方を知っていたので。」

「僕以外のもあの光に呼ばれた人が?」

「はい、最近ですと200年ほど前にアダム様をお呼びしました」

なるほど約二百年ぶり――うん、あの光が故障してなくてよかったような?

「ここは日本ではないのですか?」

「はい、ここは鏡様の世界の並行世界に位置し、まったく異なる文化を持った異世界ヒューシンです」

「ってことはやっぱり異世界召喚って事!」

ついオタクスイッチが入ってしまうけど。

その勢いに次は彼女が僕から身を引く。

「は、はい」

答えてくれただけでも感謝しよう、オタクの趣味は姉さん以外での唯一の僕の生きがいだし。

「そうか――ってちがう!」

異世界ライフだって喜んでる場合じゃない!

帰らなきゃ!それにたいてい異世界召喚はメリットよりデメリットの方が多い!

実際異世界ライフの利益は仲間や恋人とか——姉さんの居る僕には無縁で興味ない!

二次元で満足なんだ!

あれ?異世界に来れて喜んでいながらすごい矛盾な気がする。

「何が違うのですか?」

「すっごく異世界に興味があるけど!僕は姉さんの処に!————」

宝くじに当たる以上に非現実的な軌跡を目の当たりにしているけど、やっぱり落ち着くと僕の中には姉さんしかない。

「気を失う前に言ったようにしばらく返還が困難でして」

そういえばそんな事言い争っていたような——や、待ってよ、勝手に召喚して帰せない?

「!ふざけるな!僕が!僕が居なきゃ姉さんは!」

や、別に僕が居なくても、周りが助けてくれる、それに拒絶されたばかりで――。

姉さんは僕が――僕がが居なくても、いいのかな。

「そうやって声を荒げるのが貴方の本来の姿なのですね」

「な、なにいって――」

は、声荒げちゃった。

姉さんを守ると決めてから僕とおとなしい弟でいたはず。

なのに、こんな風に感情を表に出したのは何時ぶりだろう?

姉さんの負担にならないように、でも今は姉さんはいないしいいのかな。

「隠さなくていいのですよ、貴方の寝言はお姉さまばかり」

バッチリ寝言が効かれていたようだ、複雑だ。

って、プライバシーの侵害だ!

変な事言ってないよねーー。

「―—僕が姉さんの自由を奪った――だから早く帰って支えないと」

「しかしこの世界にはお姉さんはいらっしゃらない、定員は一人召喚されたのは鏡様おひとりです」

「あぁ、召喚されたとき傍にいたのにいなかった」

僕があんなに傍にいたのに、姉さんは召喚されていないらしい。

「鏡様のメモリーにこの世界の思い出が刻まれるまでどうかこの世界でお過ごしを」

「メモリー?」

また聞きなれない用語、メモリー思い出?

「はい、この世界の神に位置する鏡様の心臓の中に目では認識できない核があるのですがそれには思い出を刻みそのメモリーを置いて行っていただくことが召喚の目的です」

成程この世界の核に使うならこの世界の思い出をと。

「だけどさっきは僕は違うと、間違いだったんじゃ?」

「はい、今回は女性のイブの核が必要だったのですが、召喚されたのは鏡様、男性であるアダムでした」

 アダムとイブの理解は間違っていないようだ。

なら男の僕はイブの変りにはならない。

「だったら」

 僕はさっさと返してくれれば、それからもう一度イブを呼べばいいじゃないか?

「しかし、今まで一人召喚し返還するまでの途中でもう一方を召喚できた事が無いのです、もちろん今現在も」

「何故です!」

「―—それは、この光達の意志なのです」

 そこにはいつの間にか数匹の光の粒が浮いていた。

「それ!僕や姉さんを包んだ光!」

僕をさらったやつ!

姉さんも―ーま、失敗したみたいだが。

僕の姉さんを包むなんて―ーう、うらやましくなんてないぞ―。

最近は抱きしめようとする前に冷めた目で見られるし。

弟にあの目はあんまりだよ、ただの姉弟のスキンシップなのにさ。

「これはこの世界の人を守る心界という結界などの大元を担うシステムの光、人にしか従わず、今も人の意志に従って動いているのです」

「意志?」

「人を守るという意志です、もう何百年、いえ何千年前になるかの遥か昔の意志です」

そんな昔から――。

「だけど人は全滅したんだよね?」

守る人がいないんじゃその心界ってシステムも光も起動する意味ないじゃないか?

「はい、純粋な鏡様のような方は、しかし私達CHIMERAの中にも人の遺伝子があり私達はそのため心界に守られているのです。この心界の中には人の遺伝子を持っていれば入れますし、怪我も飢えることも無い安全が保障されているからです」

だからCHIMERA達はその心界を中心とする生活を確立している。

「まるで牢獄みたいだ」

一か所にずっといて、守られて―ーあれなんだろこの感じなんだか知ってるような——っつ、わからない。

「え?」

「いや、それじゃ、僕はしばらくここで過ごせばいいんだね?姉さんは元の場所にいるってことでいいんだよね」

「はい、お姉さまも召喚されていないのなら――元の場所でいるでしょう」

「そっか、じゃ、最後に一つ」

これだけは譲る訳にはいかない。

「は、はい」

「僕がこの国で過ごして帰った後に姉さんは呼ぶな、呼ぼうとすればまた僕が邪魔してイブをまた呼べなくする」

一度阻止できたなら何度でも阻止して見せる。

「招致しました、ではこちこちらにお着換えください」

「あ、ああ、こっちの服だね、確かにこの制服―——あれいったい誰が僕をこの寝間着に」

気を失う前に来ていた制服はいつの間にか着心地のいい寝間着になっていたが、いったい誰が着せたんだ?

彼女ではないだろうしーー。

「はい、私の眷属で側近のメイドたちです、私の意志には逆らいませんのでご安心を、それとあの場にいた召喚関係者以外には鏡様はイブとしてふるまって頂く事で説得を終えております」

「はい、え?——イブとして」

「はい、鏡様は仮にもイブとして召喚される事を交付した状態で召喚されたので、性別は女としてふるまって頂きたく」

「―—や、ま、まって!——その後ろの人たちはいったい何を持ってるの!あれどう見ても!」

いつの間にか寝室に入ってきた何人ものメイドたち。

その手には目をそらしたいほどの女性用のひらひらした生地が収まっていた。

「はい、イブ様のお召し物です。さき程も申しました通りこの者たちは私の眷属なので鏡様の正体はばれません」

ご安心をと楽しそうに微笑む彼女。

その笑顔と同時に彼女の後ろからメイドたちが僕の元にきて手を伸ばす。

「失礼いたします、イブ様」

「や、違くて――ま、まって――———」

更新不定期でのろ間ですが、書くのが楽しく読んでもらえてとても嬉しいです。

今回もお読みくださり有難うございました。

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