二人は...
僕 桐谷アツシはただの高1だ。
幼馴染に幽霊が見える奴がいてな
久野鳥モモは小さいころ両親が死んだ。
事故だった...といわれている。
そのころから見えるようになったらしい。
「ねえ、アツシ」
「なんだよ」
「ひまわりの家って知ってる?」
「なんだよそれ」
「幸せになれる...というか1つ願いがかなう場所」
「嘘だろ」
「ううん、うそじゃないよ!」
こいつは幽霊は見えるくせに怪談話とかっまるっきり信じないタイプで
だからこそ信じてしまう。
「...何か見えんのか」
「...ううーん...なんかね...よくわかんないや!」
「え!?そうなの!?そういうかんじなの!?」
思わず取り乱してしまった。...ゴホン
「あ、でもね、そのひまわりの家...」
「ん?」
「家主にみつかると、生きては帰れない...」
「...は!?」
「おま...それでいて行こうとしてんのか!?」
「なんとなく...」
「ま!ま!いいじゃない!いこうよ」
「いや...あのなあ...」
いや、でもこいつの笑ってるの、久しぶりにみたし
...いいかもな
「...わかったよ」
「いいの!?」
「おう」
「やったーっ!じゃあ、みんなさそっていこうよ!」
みんな。というのはおれらの幼馴染の残りの3人のことだ。
オカルト好きな3人の事だ。ホイホイついてくるだろう。
そうして俺らは、あいつらのもとへあしを進めた。