日常の始まり=悪夢で始まる
この作品フィクションです。
テーマは少し重め作品となっています。
何かを考えるきっかけだったりになればなぁと思い細かいところにまで頑張って作って見ました。連作か短作になるかまだストーリー次第です。
どこからか遠くで声が聞こえる⋯⋯
男の声
「早く避難・・・!・・・・・・にはもう・・・れた‥‥行かな・・とこっ・・・の方がや・・・・!」
女の声
「主任は・・・するんで・・・・?こ・まま・・・扉が・・・します。どうか・・・出・・・・・い!」
男の声
「俺は・・・・残る!・・・・達をこのまま・・・・行・・・・は・・・ない!・・・たちだけ・・・・って伝え・・・・ー!」
ガシャン
複数人の声
「主任ーーー!」
ぱっと目が覚めると少し汗を掻いていた……
はぁー‥‥変な夢見たな‥‥なんだったんだろ
……5時26分……中途半端に覚めちゃたなぁ
……シャワー…浴びよかな……
うん、そうしよう!それからシャワーを浴びて着替えた。
私、小日向千夏は今年高校生になり
今日で入学式、遅れる訳にはいかない。
もう手慣れた動作で朝ごはんを作り、手を合わせる。
千夏
「今日も、頂きます」
うん‥‥今日の出来はかなり良い‥‥
これなら優に文句言われない筈‥‥
両親とは離れて暮らしているからこれが今週から当たり前の日常だ。
前は乳母たちと混じってやっていたけど......
乳母たちの施設のから出て早一週間‥‥
手伝った新と優にはお礼を言わないと‥‥
乳母たちも泣いてったけ...早々に思い出しながら支度をしていく。
桐谷優と林道新は私の幼馴染。優とは3歳の時に出会って新とは4歳の時に出会った。とくに優とはあるきっかけで婚約者になった。
まあ、二十歳にならないと結婚は認められてないから婚約者なんだけど‥‥と思いながら支度し続けるとどこからともなく声が聞こえた‥‥
男の子の声
「おーい千夏ー、支度できたかー?」
もう一人の男の子
「ちなー、終わってるー?」
どうやら二人が来たみたい・・・
それしてもでっかい声‥
寮だから別それほど迷惑になる事無いけどマナーはどこへやら‥‥
まぁ、勝手に上がって来ない事には感謝かな?
優
「千夏ー、上がるぞー」
千夏
「今、行くー」
玄関へ行くと二人がいた。
私よりも一個年上の二人は前年から高校へ通い始めている為、引っ越しの時が久しぶりに二人に会った。
印象がかなり変わっていて‥‥正直、少し照れた。
茶髪の髪に少し大きめな紫目が特徴的な優は小さい頃と比べればかっこよくなっていた。
優
「千夏、寝坊か?」
新
「目の下に隈ができているけどどうしたのー。
楽しみで眠れなかったー?」
心配する優を横に新も笑いながら話しかけてくる。深い緑が少し驚いているのが分かる感じで先週、高校デビューとか言いながら金髪に染めた頭を手を置きながら...
千夏
「心配してくれてありがうとう、二人とも。
ちょっと今日、嫌な夢を見ちゃって‥‥でも支度してるうちになんだかんだで忘れたから大丈夫」
まだある不安を抑えながらそう返事すると二人とも複雑そうな顔を出すがそれ以上は聞いてこない。
新
「いいけどー‥‥
何かあったら俺達に言ってねー」
千夏
「うん、ありがとう新」
優
「まぁ、良いけど‥‥
お昼、どうするかはもう決めた?
俺達、普段は食堂で食べてるけど‥‥」
優は少し興味無さそうに言って話題を変えた。
千夏
「お弁当班に入ることにしたの。
今日のお弁当持ってきたから一緒に食べない?
先週のお礼も込めて今回は大盛りで豪華にしたから。
勿論、新も食べてくれるよね?」
そう言うと新が嬉しそうに話しかけてきた。
新
「えーホントー?
食べる、食べる。やったー!
今日は何するか迷ってたけど
楽しみしてるね!」
千夏
「うん!」
優
「別に良いけど場所はどうする?
屋上と食堂はあるけど‥‥」
千夏
「食堂は人多い?
なら屋上が良いかも‥‥どう?」
優
「ここは人数が多いからな。
人が少ない場所なら屋上の方が良い。
確か‥‥変わってないなら一年生は
12時頃から12時45分まで
だから屋上で待ってて。
12時5分くらいからが
俺達のクラスのお昼だから」
千夏
「分かった。
じゃ、二人を屋上で待ってるね」
それから他愛もない話をあれこれ話しているとそのうちに学校へとついた。
新しい友達もできたら良いな‥‥
なんて思いながら歩いていく。
入学式を終え、教室もわいわいとしたクラスに入り、朝を終えてのお昼。
弁当を片手に屋上へ訪れるとずらり並ぶ白いプラスチックのつくえとイスがあった。確か‥‥ガーデンテーブルって言うんだっけあれ‥‥施設とかにはなかったからちょっとわくわくする。意外と多い…案外、来る人もそこそこ居るかも知れない。空いてる席を見つけると弁当の準備をする。
新
「ちなー、来たよー」
優
「手伝うよ」
準備を丁度終えると二人がやってきた。
千夏
「大丈夫だよ。今終わったばっかりだから。
それよりも食べて」
そう言うと新はイスに座り食べ始める。
優
「飲み物も持ってきた。千夏はお茶だろ?
新はスポドリ」
新
「親友、サンキュー」
千夏
「ありがとう、優。そう言えば忘れてた……
優も食べてね。今回、自信作なんだからね?」
優「分かった。期待しておく」
こう言う気遣いがあるからますます好きになったんだよね‥‥そして朝はあれだけ話していたのにお昼のチャイムが鳴るまで終わることなく話しをした。勿論、お礼も言った。教室に戻ると時間が過ぎて授業が終わり優と帰る事になった。新は部活で基本多く来ることない為にこれから少しワクワク、ドキドキとした気分を感じながら手を繋いで歩いて帰った。
設定‥‥大丈夫かな…前書きにも書いた通り、最初はそう見えなくも少し思いテーマ作品になっています。基本15歳以下はお断りしています。最低限の年齢なのからなので15以上になるまで待ってね。