部屋の外で私を呼んでいるのは誰?
部屋の外で待っていたのは……!
私は急いで部屋の外へ出た。すると、
「もー、遅いよー。ふわり」
そこには、私と同年代?かもしれない女の人が立っていた。そして、その後ろにはその子のお姉ちゃんらしき人も立っていた。そして、私と目が合うと、
「遅いわよ!あんたメイドのくせに遅刻してるんじゃないわよ。まあ、愛のことよろしく。」
「は、はい!スミマセン……。」
「じゃあ、私はこれで」
ヒイイイイイイ。こ、こっわ。
しばらくそこで立ちすくんでいると女の人が
「ふわり。早く私の部屋に来てー」
えっと、どうやら私はこの人の専属メイドらしい。で、さっきのはこの人、愛様のお姉様、リン様。
私は一旦深呼吸した後返事した。
「は、はい!行きましょう!愛様!」
私は今、愛様と廊下を歩いています。
その間に私は状況整理を始めました。
( まずわかったことは自分は誰に転生したかだよね……。他には……あっ!この世界では、前の世界と同じで「漢字」が存在してるんだ!言語は日本と一緒なのかな?)
とりあえず!私の目標は前の人生よりも幸せになること!
し、か、も!お金持ちの花畑邸のメイドだから幸せしかないはず!もう幸せになること間違いなしだよぉ。
「そういえば、ふわり。」
愛様は急にふわりのほうにふりむいて話しかけてきた。
「なんでしょうか?」
「いきなりなんだけど、明日から例の試練始まるわよ」
「えっ」
「あら、花畑邸では試練が行われる前日に自分の専属メイドに話すっていうきまりがあるのぉ」
「いやっそういうことではなく」
「じゃあ何?」
「なんでもありません……。」
「そう?」
「とにかく試練にわからないことがあったらなんでも聞くのよ」
早速わからないことがありすぎるんです……。
てか、試練って?
……。←めちゃくちゃふわりの記憶をたどっている。
ん? あ、あっ!
愛様のお姉さまのリン様。怖かったですね。
まだまだ続きます!