貢ぐJK。
とりあえずアーニャは一度準備の為に家に帰りたいと言うので、一度解散して二時間後にここからちょっと離れた喫茶店集合って事に。
キャロちゃんの家はここからバスで二十分くらいかかるらしいので、アーニャを待ってからみんなで移動する事にした。
「それにしても本当にお二人ともステイしにくるんですの?」
……一泊しに行くのはステイでいいのか? 知らんけど。
「まぁキャロちゃんの家にも興味あるし♪ みんなでお泊りとかアガるじゃん?」
「あがる? 何があがるんですの?」
「私のテンションと欲望ゲージ」
「上がったらダメなやつなのでは……?」
細かい事気にしたら負けだってばよ!
「で、今日は夕ご飯何にする? 私のおごりでいいからさ♪ 気にせずお母さんの好きな物とか出前取っちゃおうよ!」
「ほ、本当にいいんですの? その、カップラーメンとかでもいいんですのよ?」
おいおい、この子はこれを本気で言ってるから困るというか保護欲刺激されるというか……。
私この子に貢いでしまいそう。
「大丈夫だって。とりあえずお母さんが好きなのはどんな料理かな?」
「えっと……それなら、確か……えっと、昔もう一度アレを食べたいって言ってましたわ。ゲイシャ」
「……ゲイシャを、食べる……?」
「あれ、フジヤマでしたっけ?」
ホワイ??
まて、キャロちゃんの事だからまともな答えではないのはいいとして、考えられる正しい回答はなんだ?
フジヤマ、ゲイシャとくれば……。
「分かった! スシ! テンプラ!」
「そう! それですわ♪ お嬢すごいですわ」
……なるほど、この子のお母さんだもんな。ある程度覚悟しておかないといけない気がしてきたぞ……。
私はキャロちゃんの家の大体の住所を聞いて、そこから出前可能なお店を調べる。
「うーん。天ぷらはちょっと難しいけどお寿司屋さんならあるから今日はお寿司でいい?」
「オスシってブルジョア飯だって聞いたんですけれど本当に大丈夫ですの!?」
「ん? あぁ気にしなくて大丈夫だよ。気にするな、金ならある!」
これ言うとめっちゃ気持ちいい。
「……で、でしたら……私はその、何で恩返しをしたら良いのでしょうか……」
キャロちゃんが俯きながらしょんぼりとしている。
「大丈夫。そのうちキャロちゃんの身体で返してもらうから」
「身体で返す……ハッ、もしかしてアレですの? あーれー! っていう」
「キャロちゃんその情報何から仕入れてるの?」
多分この子が言ってるのは悪代官とかが女の子の帯をくるくるっとやってあーれーなやつだろう。
それはそれで楽しそうだなおい。
「暴れん坊の三匹の平蔵がファーマウントの控えおろうで異世界無双っていう漫画が」
なんだその無茶苦茶なタイトルは……ってか時代劇じゃねぇのかよ!
この漫画の元ネタ全部わかる人いるのかしらかしら。






