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完結【 だんじょん いん・ざ JK 】 -好きな子がダンジョンにご執心なので私頑張ります-  作者: monaka
第一部:えくすぷろーらーずじぇいけー。

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特殊性癖がバレるJK。


『食用に使いたければどうぞご自由に……おそらく二度と意識は戻らないかもしれませんが☆』


「じゃあ食べられないんですのね? 残念ですわ……神様がお作りになられた料理に興味がおありになられたのですけれど」


 丁寧語が間違った方向に仕事しすぎてるぞ。


「とにかくそれは換金で使うか今後の為に取っておきなよ。なんならポケット入れておけばいいし」


「そうですわね。でしたらアーニャさん、お願いしますわ」


 ちょっとしょんぼりしながらアーニャにダークマターの延べ棒を渡す彼女は、うっすらとだけれど口の端から涎が見えた。


 どんだけ餓えてるんだ……。


 もしかしたら超人化の弊害かな?

 ナビ子が特別に回復してくれたから身体自体は元気そうだけど……お腹の減り具合まではどうしようもなかったみたい。


「はいよ、ポケットにしまったぞ。……さっさと次を開けろ次を」


「あっ、はい! そうでしたわね。もっとおいしい……じゃなくってですね、良い物が手に入るかもしれませんものね!」


 言うが早いか彼女は赤箱の一つを勢い任せに開いた。


『ぴろりろりーん♪ おめでとうございます! 大回復セットを手に入れました☆』


「……あら、これは……」


 キャロちゃんが宝の中身を確認して、それを私達に差し出した。


「これはポケットに入れておいた方がいいと思いますの」


 手渡されたアイテムは蘇生薬と回復薬それぞれ十個ずつ。


「……こういうケースもあるのか。勿論キャロがいいなら皆の共通財産としてしまっておくし、必要な時に使うけれど……お金に変えなくていいのか?」


「大丈夫ですわ♪ だってわたくしには神様の作った暗黒物質がありますもの」


 アーニャが他人に気を遣うっていう状況を見るのがとても貴重。

 この子にも人を思いやる気持ちとか相手の事を考えるとかいう機能が備わっていたんだな。ある意味嫉妬してしまいそう。


「よし、じゃあ後でそれを売却できる店に案内してやるよ」


「本当ですの!? 嬉しいですわ♪ 換金ってどうしたらいいか分からなかったですし助かりますの」


 ちょっと待て。

 ちょっとちょっとなんでこの子らあっさりデートの約束取り付けてんの?


「あ、あの……私は?」


「お嬢は都合悪かったか?」


「え、都合悪いなら一緒に行ける日がいいですわ」


 ……ちょっと想定外の反応が返ってきてしまって私どう反応していいかわかんないんだけど……。


「お嬢、お前……泣いてんのか?」


「泣いてねーよばか!」


 言い終わるかどうかって所で思いっきり殴られた。


 アーニャに、グーパンで。


 罵倒されると反射的に手が出るアーニャったらなんて可愛いのだろう。


「いきなりキレてんじゃねーよ!」


「えへ……えへへ……うふふふ……」


「お嬢が壊れてしまいましたわ!」


「いつもの事だ気にするな。どうせ置いて行かれると思ったら一緒に行けるのが分かって泣いたとかそういうオチだから」


「全部当たりだよぼけーっ! ぐあーっ!」


 また殴られた。


「だ、大丈夫ですの!?」


「……うん、むしろ嬉しい」


「嬉しい!?」


 キャロちゃんにドン引きされた。



キャロちゃんはまだお嬢の事を理解しきれていませんでした

(;´∀`)

お嬢は、こういう人です。

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