揉みしだいて脅迫するJK。
この子、アーニャ程じゃないけど可愛いなぁ。
見た目はほんとにどこかのお嬢様って感じで、サラサラの金髪、青みがかかった大きな瞳。華奢なボディラインに、胸だけが一か所やたらと主張してくる。
私としては是非とも仲間になってほしい。
殺伐として心が荒んだ時に癒しになってくれそう。
「そもそも何がお楽しくてあんな所に行くんですの!?」
「ダンジョンは面白いよ? 私もアーニャも特別な力を使えるようになったし。特にアーニャは魔法が使えるんだよ」
やっぱり【魔法】という言葉にとても分かりやすい反応を示した。
「ま、ほう……? それ本当ですの? いえ、あんな物を見た後ですし今更疑うような事はありませんが……」
「ハードグラサン」
「ひっ! なんですの!? いったい何をされたんですの!? 私暗いのはダメなんです早くなんとか……っ!」
ガタっと急に立ち上がり、わたわたし始めたキャロちゃん。見えないなら大人しく座ってればいいのにね。
そういうお馬鹿な所がなんとも言えない。
「ほらほら、支えてあげるから暴れないでねーしばらくしたらちゃんと見えるようになるから安心して。おっと手が滑った」
もっきゅもっきゅ。
おお、これはすごい! とまらん!
「ちょっ、ちょ、えー!? どこお触りになられてらっしゃるの!?」
「ここか、ここがえーんか!?」
「ちょっとこの人なんとかしてくださいましっ!」
「私達の仲間になるなら今すぐ辞めさせるよ。断るなら私の知った事じゃない」
私のセクハラに耐え切れずキャロちゃんがアーニャに助けを求めるが、彼女はなんというか、とんでもない条件を付けて仲間に引き込もうとしている。さすがアーニャすごい!
「じょ、冗談じゃありませんですの事よ! そもそもこれ少ししたら治るんでしょう!? だったら誰がそんな条件を飲むとおっしゃるのかしら!?」
もう言葉遣いめちゃくちゃ。
「あんた何か忘れてるんじゃないか? 断るなら私はお嬢を止めないよ。ほらもっと好きなだけやっちゃいな。それと、仲間になってくれない人に対して私はまた暗闇かけちゃうかもしれないからその時はごめんね」
「外道! 鬼! 悪魔! 人でなし!!」
うん。私もそう思うよ。でも分かってないなぁ。アーニャのいいところはそういう所なのだぜ?
「アーニャから許可出たしもうちょっと触らせてもらおうかな」
服の上からは堪能したので制服の隙間から直接手を突っ込んで地肌をまさぐる。
「な、なななな何をお考えになられていらっしゃいますんですの!?」
「いや、生チチ揉もうかと思って」
やっぱり生に限るよ生に。
「……貴女、そっちの趣味の方なんですの!?」
「いや、別にそっち専門ってわけじゃないんだけど……ほら、可愛い子のちちは触っとけって言うじゃん」
「誰が言ったんですのそんな破廉恥な!」
「えっ、まさかこんな有名な格言知らないの? 嘘でしょ? そこまで馬鹿じゃないよね!?」
「えっ……? いや、その……知ってるに決まってますわ! ゆ、有名ですものね!」
「そっかー。私の有名な格言を知っててくれて嬉しいなー♪ じゃあ揉んどくね」
やっば。この子面白すぎる。
「だ、だましたんですの!? やめて下さいましこれ以上は本当にお嫁さんになれなくなっちゃうぅぅぅ!!」
ぶわっ。という表現がしっくりくるくらいキャロちゃんが豪快に涙を流したのでさすがに私もこのくらいにしてあげた。
しかしなかなかの物をお持ちである。
二人のJKに出会ってしまったために彼女の人生は急展開☆
はたして彼女のダンジョンライフは幸せな物になるでしょうか?
まだまだ彼女の受難は始まったばかり(笑)






