表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
370/393

宿敵をぶん殴るJK。


「おっさん、今楽しい?」


「あぁ、楽しいとも。最高の気分だ」


 あっそ、そりゃよかった。


「お前も、楽しくて仕方ないって顔をしているぞ」


「これからおっさんをボコボコにするって考えると自然と顔がニヤケちゃうね」


「ふん、やれるものならやってみろ!」


 私一人で出来なくても……! アーニャと一緒なら出来る!!


 私は青龍の元へ走り、スロウを発動。その瞬間アーニャが叫ぶ。


「ダークネスブラインド!」


「むっ!?」


 私の動きにカウンターを合わせて来た青龍の頭が黒いもやに包まれる。

 以前使ってたハードグラサンとかいうやつの強力版だろう。名前がカッコ良くなってるし。



 頭全体が黒いもやに包まれていて、きっと青龍は気配だけでも対応できるからあまり意味は無いんだけれど、少しでも怯んだその一瞬が私にとっては貴重な一瞬だ。


 アーニャが作ってくれた一瞬を無駄にしない為にも少しくらい無理しなきゃね。


 青龍が何も見えてないくせに感覚だけでそれっぽい所にあのレーザーみたいなのを撃ってきたけど無視して懐に飛び込む。


 ギリギリかわしたけどほっぺたの皮膚が抉れた。


 そして先程青龍が自ら修復した脇腹の隣、お腹のど真ん中をぶん殴る。


「ごふっ!!」


 青龍が派手に血を吹き、「ふんっ!」という掛け声と共に一瞬で穴が塞がる。そしてあの青く光る鱗へと変わっていく。


「やっぱ便利だなぁそれ。しかも強度かなりあがってるね」


「ふぅ……これのマイナス点があるとしたら修復された場所が全てこの質感に代わってしまうという事だ……」


 青龍が復活したばかりのお腹を一撫でして、私の事を睨む。


「じゃあ全身ぶん殴ってればそのうち鱗だらけの本当の姿みたいになるわけ?」


「……なる。あの外見は好きではないが、このまま一線を越えてしまえば理性すら怪しくなってくる」


「理性……? 白虎や玄武はあの身体でもちゃんと自分を保ってるのにおっさんは無理なの?」


「痛い所をつきおって……しかし、それは本当の姿、どのような存在であったか、というのは影響が大きいのだ。儂は怒りに任せて国を破壊するような本能の塊であった」


 そう語る青龍は少し伏し目がちで切なそうな雰囲気を醸し出した。

 思い出に浸るのもいいけど目の前を見てもらわなきゃね!

 どうせだからあちこち穴だらけにして生命エネルギーとかいうのを枯渇させてやるんだから。


 それくらい気持ちを強く持っていれば絶対勝てる! 今だってこちらが優勢なんだから。

 一瞬でも気を抜けば危ないけれど、このまま集中を途切れさせなければ……行ける!


この後青龍の逆鱗に触れたあげくダイエットに協力してあげて結果にコミットします(?)

適当にまとめるとこんな感じ、きっと嘘は言ってない♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作公開!!
女の子だってざまぁしたい!【おさころ】〜幼馴染が特殊性癖のヤバい奴な上に私より可愛くて腹立つからこいつ殺して私も死ぬ〜
おさころ
渾身の学園カオスラブコメ!!


毎日更新中のこちらもどうぞ
↓クリックで作品へ↓
sample
100万PV&1200ブクマ突破のTSファンタジー☆


毎日数分で読める日記コメディ
「とある魔王の日記帳。」

小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=623303471&s

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ