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ぷんすかJK。


「な、なんなのここ!! 化け物がぁっ!! か、かんにんしてけろぉぉ!!」


「ひーっ! ひーっ!!」


 うーん。このまま放置しとくと八雲きゃろなんとかさんはともかくアーニャが笑い死んじゃう。


 見るに見かねて私は八雲きゃろなんとかさんを追いかけまわしてる小さい猪みたいなモンスターを大虐殺バールでぶっとばした。


「……はぁ、……はぁ……。いったい、ここはなんなんですの!? いったい、何が……はぁ、どう、なって……?」


 地面にぺったーとうつぶせに転がって息を切らしてる八雲きゃろなんとかさんを助け起こすと、呆然自失って感じでどこか遠くを見ながら「説明……してくださいまし……」と呟いた。


「アーニャ、とりあえず一度帰ろ。説明タイムが必要だよ」


「ひひひひっ、確かに……ひーっ! そうだ、なっ……くくくっ」


 私はアーニャがご満悦のようで何よりだよ。



 私達は一瞬で部屋に戻る。

 もう慣れたとはいえ、便利なアイテムだなぁ帰還の石。


 あの子だけ置き去りにしちゃったらどうしようかと心配したけれど、ちゃんと紐づけしてあったみたい。

 さすがアーニャ抜かりなし。


 とりあえず二人がある程度落ち着くのを待ってから、ちゃんと説明タイムを開始。

 一度ダンジョンを見た後だから全然知識の無い彼女も信じてくれるだろう。


「とりあえず八雲……えーっと、きゃろなんとかさんは何から聞きたい?」


「八雲・キャロライン・オリヴィア・シャルロット・天音ですわ」


 もうすっかり落ち着いたのか名前の訂正をされたけれど、そんな名前覚えられないって。


「えっと、じゃあキャロちゃんでいい?」


「……まぁ、それでいいですわ。それより早く状況のお説明をして頂きたいのですけれど」



 まぁ、いきなりあんな所に放り込まれたらそうなるよね。てかお説明て。

 ここで、まだ思い出し笑いを必死に堪えていたアーニャが冷静さを取り戻し、口を開く。


「そこからは私が説明するよ。とりあえず単刀直入に言うけれど、私達はダンジョン攻略の為に仲間を必要としてる」


「はぁ……。それは分かりましたけれど、どうしてそれが私なんですの?」


「どうだった? 初ダンジョンは。結構楽しかっただろ?」


「楽しいものですか! 命をお失いロストになる所でしたわ! わたくしを殺害しようと画策していらっしゃったのですわね恐怖極限マックス最高潮でしたわぷんすかっ!」


 顔を真っ赤にして怒ってるキャロちゃんが謎言語すぎた。


 そして、ぷんすかって口に出す人初めて見た。


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