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運が悪かったJK。

 


「解説書は後でいろいろ試すとして、とりあえずまんぷくあおむしさんなんとかしないとね」


 はらぺこちゃうんかーい! って突っ込みしたくなるけどこの人達意味分かるかな?

 すべったら嫌だからやめとこう。


「物理も炎も効かないんだったら私はパスね。とりあえず皆でなんとかしてよ」


 物理無効、炎無効、だったら私の出番はない。


 てか無効ってどういう事なの?

 こんなの私一人だった時に出会ってたら詰んでるじゃん。


「もちゃはどう? なんとかできる?」


「物理効かないならちょっと難しい」


「それならわたくしもですわ」


 もちゃとキャロはダメ、と。


「私もダメなんじゃないかな? 結局素手だし」


 お嬢もダメ。


「だったらきっと私もダメですよね……?」


 カナがこちらを不安そうに見てくる。そうだね、多分カナの能力も

 ダメだろうね。


 そうなるともう一人しかいないんだよなぁ。


「はぁ……仕方ないな。私がやるしかないか」



 ……で、その後起きた事を簡単に説明するとね、もう酷かった。


 アーニャがねくろのみことかなんとかいう喋る本を使ってすっごく強い魔法使ったんだけどね、あれってランダムで発動するらしくて効果を選べないんだって。


 めっちゃ強かったけど、炎魔法だった。

 でも炎だけじゃなくて、風魔法みたいなのが何割か混ざってるみたいな複合系っていうの?


 とにかくその風の部分だけのダメージが通っちゃったんだよね。


 つまりどうなるかっていうと、中途半端なダメージを与えると怒り狂って暴れ回った挙句に瞬間的に羽化しておいかりバタフライになって毒の鱗粉まき散らす。これ。


 私達からはパッと見干からびたみたいに見えて、あー倒したんだ良かった良かった。ってなったんだけどすぐに背中がバリバリ割れて中からすっごく綺麗な蝶々が出て来た。


 でも大きい蝶って思ってたよりグロい。

 今まで蝶をこんなにドアップで見た事なんて無かったから気にしてなかったけどかなりのグロさ。


 そして、綺麗だなーなんて眺めてたら本気で大変な事になった。


 毒の鱗粉を物凄い勢いでまき散らしだして全員麻痺った時はもうおしまいかと思ったけど、なんとかアーニャの二回目の魔法が効いてくれてその間に魔法陣へ飛び込んだ。


 アーニャはねくろのみこを使うのが怖くなったとか言って結局普通の魔法を使いがちになった。

 パーティー全体が危険になったのが許せないんだってさ。


 自分の事以外もいろいろ考えて生きるのってめんどくさいよね。


相性、っていうのが大事なんだよって分りやすい回でしたね(笑)

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