無事に合流するJK。
フロアの隅に魔法陣を見つけて飛び込むと、そこにはアーニャとキャロ、そしてカナが居て、丁度モンスターを倒したところだったみたい。
「先輩っ! よかった。心配してたんですよ!?」
「うん、私も心配してたよ。お互い無事で良かったね」
私に向かって小走りで駆け寄ってくるカナの頭をぽんぽんと軽く叩くともちゃが私の腕に絡みついてきた。
そちらを見るとほっぺたをぷくーっと膨らませてご機嫌斜めみたい。
そんな様子を見てると本当に可愛いなと思う。
大事にしてあげたいし私はもちゃの事好きなんだと思う。多分。
それでもどうしてだろうか。
心に虚無感というか、妙な感覚が残っている。
「どうしたの? よしよし」
私がもちゃの頭を撫でてあげると、にっこりと喜んでくれたし、それを見ていたカナもきゃーきゃー言いながらぴょんぴょん飛び上がってる。
君らが幸せなら私は嬉しいよ。
だから出来たら私の事も幸せにして。
「おい……こいつなんかあったのか? 様子がおかしくないか……?」
アーニャは相変わらず鋭いというかめんどくさい。
「それがよく分からないんだよね。急にこんな感じになっちゃってさぁ……」
お嬢もそんな返事してるけど、多分私の事を分ってくれる人は誰も居ないと思うし、分ってほしくない。
だって自分でもよく分からないんだもん。
分ってる風な顔されたら当たり散らしてしまいそうだ。
「そうですの? わたくしにはよく分かりませんけれど……」
そう、キャロくらいでちょうどいい。
むしろ能天気に明るく振舞ってくれた方が助かる。
「まぁいいけど……それよりそっちは何か進展あったか?」
「進展ってほどじゃないけど、二人がしっかり強いのが分って安心したってところかな」
「もちゃはともかくゆゆは戦闘向きじゃないだろ」
そうね、私もそう思うんだけどお嬢はちょっと考えが違うみたい。
「いや、そんな事ないよ。ゆゆは戦い方をちゃんとすればかなり強いよ。私よりもバールを上手く使えると思うし」
「へぇ……随分推すじゃないか」
「……妬いてる?」
「ばっ、そんなんじゃ……」
「アーニャってばお嬢とはぐれてからずっと心配しっぱなしだったんですの♪」
「キャロ! 余計な事言わなくていいって」
「へぇー♪ 私とはぐれちゃって寂しかったのかなー?」
「ぶん殴るぞ!!」
本当にみんな揃うと騒がしい事この上ない。
だけど、これくらいの方が気がまぎれるというか……余計な事を考えなくて済むから助かる。
皆はまだうしろでわいわいやってるけど、私は既にこのフロアの魔法陣を見つけていた。
私のメンタルがこれ以上わけわかんない事になる前に、全部終わらせなきゃ。
一応前向きに、問題を解決しようとはしているんですよね。
ゆゆ的には自分の事は自分でもよく分からないので、どうにかなっちゃう前に一通りやるべき事を終わらせてしまいたい。って感じで先を急いでおります。
その先で彼女の意識が変わって来る事を願うばかり。まだ作者にもどうなるか分かりません(;´∀`)






