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新たな性癖に目覚めるJK。


「……まぁ、これ作った奴が馬鹿なのは私も同意だけど、これ能力値的には凄いんだろ? +50ってのがどのくらいの数値なのかはよく分からないけど」


「どんなに凄くったって副作用がアホすぎるでしょ!? それともこれアーニャが使う? そしたら敵の攻撃なんてひょいひょいかわせるよ! 目の保養にもなるし!」


「馬鹿か。私は絶対使わないからな。むしろ接近戦のお嬢が装備したらいいだろ。パンツくらい見せたって失うもんなんか無いだろうが」


 あるよ!

 私だっていろいろ失う物あるよ!


「……これはポケット行きで」


「……だな」


 それにしても記念すべき私の才能開花記念のドロップアイテムがこれって酷すぎる。


「そもそもなんでゴリラがこんなミニスカート持ってたの!?」


「知るか。誰かに履かせる為に持ち歩いてたんだろ」


「うわ変態ゴリラじゃん! 死すべし!」


「もう死んでるだろ……。はぁ、今回はダメだな。さっさと次のフロア行くぞ。まだ帰らないだろ?」


 アーニャはまだまだ奥へ行くつもりみたいだ。

 だったら私が付き合わないわけにはいかないね♪


「でもあまり魔法は乱発しない方がいいかもしれないな」


 アーニャが難しい顔しながらそんな事を呟いた。


「どうして?」


「さっきの説明に書いてあっただろ? 消費魔力が25%軽減されるってさ。それって魔力量に限界があって、それを消費して魔法を使ってるって事だろ?」


 あー。確かにそんな事書いてあった。

 アーニャはきっとマジックポイントとかMPとか言われても分からないんだろうけど、あの説明を読んでちゃんと理解してるんだ。


 やっぱりアーニャは賢い可愛い!


「じゃあ出来るだけ私が接近戦で倒せるようにするよ。ほら、怪力だし」


「それがいいな。私用の武器が早く手に入るといいんだけど」


「防具なら……」


「殴るぞ」


 えへへ。アーニャがいつも通りで安心した。

 初めて死ぬ時とか、死にそうになる時って結構精神的にくるもんがあるから心配だったんだけど平気そうだね。


「そういえば猫耳のカチューシャだってあるのに」


「それこそお前が付けろよ」


 そんなやり取りを繰り返し、とりあえず装備品に関しては武器以外保留という事にした。


 もしどうしても装備する必要性を感じる局面があったら、その時考えるって事になった。


 今のところ武器と魔法だけでなんとかなってるしね。


 ただ、アーニャには言わなかったけど一つ疑問があった。

 私がゴリラと戦った時のスローモーションについて。


 あれ何だったんだろう?

 怪力の才能が目覚めたのは自分でちゃんと認識できてる。

 だけど、あれについてはよく分からないんだよね。

 多分あれも才能の種の影響だと思うんだけど……。


「お、魔法陣あったぞ。次のフロアにはいいお宝が転がってるといいな」


「そうだね♪ アーニャには鞭とかが似合うんじゃない? 女王様って感じで」


「……ほう、なるほどな。じゃあ前衛で戦うお嬢を後ろから鞭で敵もろともしばき倒してやるよ」



 やだ、なにそれ素敵。




保留にしてしまった装備が勿体ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫。ちゃんと使う日は来ます!(笑)

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