馬鹿な神様とJK。
「ぷっ。あはは……くふふふっ……怪力って! お嬢にお似合いじゃないか……ひひっ、あまり笑わせるなよ」
「笑うな! 私必死だったんだからね!!」
「ごめんごめん。私も魔法使えるようになって調子に乗ってた。今度からはもっと慎重にやるから。だから……そんなに泣くなよ」
そう言ってアーニャが私の涙をその細く白い指で拭った。
泣いてるの結局バレちゃった。
「そんな悲しそうな顔あんたにゃ似合わないよ」
そんな台詞を吐き出しながらアーニャが苦笑いで私に微笑みかける。
あー、もう……好き。
「なんて顔してやがる。気持ちわりぃな」
「これは私の内面からにじみ出るアーニャへの深い愛情がだね」
「ハイハイ。そういうのいいから」
私はアーニャに気持ちを伝えようとは思わない。
軽口としてなら平気で言えるんだけど、私は真面目な空気とか真剣な雰囲気は苦手なんだよ。
だからいつもふざけてる。
アーニャはきっと私が本心を口にしてるとは思ってないから、いつも馬鹿やってるだけだと思ってるかもしれないけど……。
私にとってはそれくらいがちょうどいいんだ。
私はきっとアーニャには嫌われてる筈だから。私なんかに好意を寄せられても迷惑なだけだろう。
とにかく今はそんな事はどうでもよくて、もやもやしてないで元気出さなきゃ。
「さーってアーニャ、今日はこの後どうする? このまま進む? 戻る?」
「その前にだな。なんでお前はアレをそのまま放置してるんだよ。考えるのはアレを回収してからだろ」
アーニャが指さす方を見てみると、それは肉が飛び散った残骸……の中にふわっと浮いた何か。
「ドロップ品だ!」
私とした事がアーニャの無事を確保する事に夢中になっててドロップ品があったのなんて気付かなかったよ。
「じゃーさっそく私の才能開花記念としゃれこみやしょうぜ!」
「いいからさっさと確認しろ」
「はーい」
【神風のミニスカート】
レア度:☆☆☆
攻撃力:‐
属性:‐
追加効果:素早さ+50 消費魔力-25%
耐性:状態異常に強い
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悲運な少女サヤカがこの世を去る時、神々がこの少女を異世界に転生させ、チート能力で無双させた。
その際に神々がいろいろ考えた上で与えたアイテムの一つ。
素早さが50+されるだけでもかなりの効果なのだが、魔力消費も25%軽減され、状態異常にも強い耐性を持つすごいミニスカート。
学生服風のそれはかなりきわどい丈になっており、素早さを得る副作用としてどんな些細な動きでも必ずパンチラする周囲の男性大歓喜の装備品。
サヤカは転生時既にチート級のステータスを与えられていたため、わざわざこんなものを装備する必要が無く一切使われなかったという悲しみを背負ったミニスカート。
このスカートは今でも日々装着者を求めあらゆる世界を彷徨っている。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「馬鹿だ! これ作った神様絶対馬鹿だ!」
とってもレアな装備が手に入りましたが、いろいろ問題のある装備をJK達がどうするのか……!(笑)
今後も不可思議な装備品、アイテムはどんどん登場しますのでそちらも楽しんでもらえたらと思います☆






