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トラウマ再来JK。


「……アーニャのそれは?」


 メイド服って言ってたけど……確かにメイドっぽいと言えばぽい。

 だけどどっちかって言ったらゴスロリみたいな服装だった。


「これもかなり性能の高い防具でな。確か冥途で作られたとかなんとか……」


「あっ、そっちのめいど?」


 思ってたメイドと違った……。ちょっと恥ずかしい。


「……それにしてもその服アーニャにすっごく似合ってるね。普段から着ておけばいいのに」


「なんだかお嬢にも似たような事を言われた事があった気がするな……」


 あ、やべっ。急にアーニャが切なそうな顔になってしまった……。

 そんな追い込む気はなかったんだけど。


「じゃあさっさとお嬢って人とっ捕まえてもう一回見てもらわないとね♪」


「いや、別にそういうんじゃ……」


「でもお嬢はアーニャがその服着るとすっごく喜んでましたわ♪」


「……む、そうなのか?」


「ですわ♪」


 なんだかなぁ。これって結局壮大なのろけを聞かせられてる感じがしてならない。


「そんな事はどうでもいいだろ! とにかく……準備が出来たなら行くぞ。次は軍曹さんだからな」


「大丈夫だとは思うんですけれど万が一の時にはお願いしますわね?」


 キャロになかなか難しい仕事を押し付けられた。

 元から死なない特性を利用して万が一があった時に逃げる役とかそんな感じだったけど、今回はとにかく万が一があったら即離脱。

 だから保険として絶対に蜘蛛になんて負けちゃいけないんだけど……。


 そのタイミングを見計らうのもそうだし、絶対に私が行動不能にならないようにしなきゃいけないよね。


 結構緊張する。万が一私が蜘蛛に糸で絡まれたりしたら……いやいや。そんな事にならないように距離を取って様子を見るんだ。


 アーニャとキャロだったら心配は要らないと思うけど、私の役目は保険だからね。


 そして私達は次のフロアへ踏み込んだ。


「さて……お、本当に居やがる……アレが私のトラウマかと思うと恥ずかしいな」


 確かに、自分のトラウマが形を持って……しかもあんなにグロくて大きい物になって襲ってくるって、自分だったら割と恥ずかしいかも。


「キャロ、超人化は合図するまで使うなよ。それは万が一の時の最終手段だから」


「了解ですわ♪ 出来れば使わずに倒せれば一番ですわね」


 軍曹さんはまるでアーニャがやって来た事に気付いたように、スッとその長い手足を伸ばして立ち上がる。


「キャロがまず内側に潜り込んで足を攻撃してくれ。私は遠くから身体の方メインで魔法攻撃するから。ただ場合によっては加減が出来ないから巻き込まれないようにしてくれよ」


「ぜ、善処しますわ」


 あー、あの時の喋る本使う気だこれ。


次回、このメンツでの軍曹さん戦です。

今回の戦力は二人だけですが、当時命からがら勝利した相手とどう戦うのでしょう。

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