表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
218/393

ポイ捨てされるJK。


 まず高いところが怖いっていうのをどうにかしないとこのフロアを進む事すらままならない。


 でもそんなすぐに高所恐怖症が治る訳ないじゃん。


 どうしよう……とにかく、治らないならしかたない。

 ゆっくりでいいから少しずつでいいから先へ進もう。


 んで出来る限り広めの岩山の上でフクロウを挑発して迎え撃つ。

 それしかない。


 二つ目のつり橋を半分ほど進むと、ところどころ床板に穴が開いている場所がでてきた。


 ほんと勘弁してほしい。

 高所恐怖症にとって吊り橋に穴が開いてるとか本当につらい。


 さらに歩みが遅くなってしまったがなんとか、心音がメタルロック並みのビートを刻みつつ渡り終える。


 フクロウはまだ動かず。


 そして、次の橋の向こうに見える岩山はかなり平らな範囲が広く、戦うならそこが適しているように見えた。


 そこで騒いでフクロウをおびき寄せよう。


 私はそう決意し、三つ目のつり橋を渡り始める。


 段々と高さにも慣れてきた気がする……。

 恐怖っていう感覚がマヒしてきただけかもしれないけど、これならなんとか渡れそうだな。



 そう、思った時。

 完全に油断してしまった。

 石橋を叩いて壊して壊れて無いところを渡るくらいの神経質さがちょうどよかったんだと思う。


 私は、足元の床を踏み抜いた。


 よく見ていれば腐っていたりだとか、ヒビが入ってたりだとか、そういうのが分かったかもしれないのに。


 ばぎゃん!!


 そんな大きな音を立てて床板を踏み抜き、私まで落っこちそうになる。


「あわっ、あわわわ……;っ!」


 ギリギリの所で上半身だけは次の床板にしがみ付く事が出来たので、泣きそうになりながら這い上がり、体制を整えると……。


 頭上にフクロウが居た。


「あっ、これ死んだ」


 思わずそう口に出してしまうほどに、私の今後は絶望的だった。


 だって足場はぐらぐら。高いところこわい。

 吊り橋狭い。橋燃える。


 どうしようもないじゃん……。


 でも、何もせずにやられるわけにはいかない。


 一生懸命バールを振り回して威嚇しつつ、少しでも先へ進む。


 次の岩山まで辿り着ければまだ勝機はある!



 フクロウは私の様子を伺っているようでなかなか近付いてこなかったため、向こう岸までもう少し、というところまでこれた。


 こうなったら残りは走り抜けるか?


 もう細かい事は考えないようにして、「うわぁぁぁぁぁっ!!」と叫びながら走る。走る。走る。


 すると対岸が目前という所で床板が四つほど欠落している場所があった。馬鹿じゃないの?


 でも走っていたのは大正解だ。

 これなら勢い任せにジャンプしたら向こうへ行ける。


 そして私は必死の思いで床板を踏み込み、大きくジャンプ!


 ……そのまま私は着地する事はなかった。


 ジャンプした所をそのままガッシリフクロウの足に掴まれ、鋭い爪にお腹辺りに穴が開き、血が噴き出す。


 このまま巣に持ち替えられるなら、復活して応戦出来るかもしれない。

 そんなふうに思ったのに、このアホフクロウときたら私をぽいっと、遥か下に流れる川へ向けて投げ捨てたのだ。許せぬ。


完全に場所も相手も最悪の状況ですが、ここをどう切り抜けるのでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作公開!!
女の子だってざまぁしたい!【おさころ】〜幼馴染が特殊性癖のヤバい奴な上に私より可愛くて腹立つからこいつ殺して私も死ぬ〜
おさころ
渾身の学園カオスラブコメ!!


毎日更新中のこちらもどうぞ
↓クリックで作品へ↓
sample
100万PV&1200ブクマ突破のTSファンタジー☆


毎日数分で読める日記コメディ
「とある魔王の日記帳。」

小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=623303471&s

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ