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全裸で途方に暮れるJK。


 まずここで起こった事の順序を追ってみよう。



 まずナビ子がなんかノリノリのただ者じゃない感アリアリ台詞を言い出して、私が手にしたバールの先っぽから物凄い炎が噴き出した。


 それもなんだか黒っぽい変な炎。

 一瞬で部屋は爆炎に包まれて、コモドドラゴンは一瞬で灰になったけれど部屋は蒸し焼き状態だし私の方にも炎が迫ってきて皮膚がこげて香ばしい匂いがしたと思ったらどろどろ溶けてきて骨が見えて立っていられなくなって足先からぐずぐずになって意識が途切れた。



「さすがにひどいと思う……」


『ごめんって。なんか思ってるより火強くってさ』


「ごめんじゃすまない。私これから全裸でどうしたらいいの?」


 今までだってあちこち食い破られたりレーザーで吹っ飛ばされたりして私の制服はボロボロだったのに。


 スカートなんて気持ち程度にパンツを隠す程度だし、ブラウスだって胸がちょっと隠れる程度にしか残ってなかった。


 それでもどうしようもないから我慢してでっかい葉っぱを繋げてスカート作ったりいろいろ頑張ってきたのに。


 完全に燃やし尽くされて、私の身体だけ復活したって全裸のままだ。


 しかもこんな洞窟内じゃ身体を隠す布や葉っぱなんてどこにもない。


『うーん。本当はあまり探索者に関与しちゃいけないんだけどなぁ……』


「それを言うならさっきの、力の使い方を教えてやろうとかなんとかいうのもまずいんじゃないの?」


『うっ、それを言われると辛い……』


「だってそれが無ければ私の服は完全消滅はしなかったかもしれないでしょ? だったらこれはナビ子の責任問題だよ」


『ゆゆこちゃん、怒るならちゃんと怒ってるって感じ出してくれないかな……?』


 贅沢な人だ。

 私はこれでもちゃんと怒ってる。

 いつも無表情で淡々と言うから何考えてるか分からないって言われるけど、これでも本当にしっかり怒ってる。


「私……怒ってるんだから」


『なんだかなあ……でも確かに私にも責任の一端は有るね』


「全面的にナビ子の責任だよ」


『分かった、分かったって。じゃあ今回だけ本当に特別サービスだからね? 誰にも言わないでよ?』


 誰にも言うなと言われても言う相手なんてどこにも居ないのに。


『はい。これ私からのプレゼント。まともな装備を手に入れるまでの繋ぎにして』


 ナビ子がそういうと、再び天井に穴が開いて、ふぁさーっと服が落ちてきた。


 どう見ても女子高生の制服。

 私の学校の服じゃなさそうだけど……。


『それはとある学校の制服を模した物で、特別な加護が付与されてるから破けたり燃えたりする事はないよ。防御力とかはないから気を付けてね』


 要するにもう一回同じ事がおきたら私が解けてぐずぐずびっちゃぁーってなった所に綺麗なままの服だけが落ちてる感じになるのか。


 誰かが見つけたらそれはそれでホラー。


でろでろになったJKの様子は、腐ってやがるまだ早すぎたんだ!(ナ〇シカ)的な感じを連想して頂ければ。


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