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そして神になるJK。


「あのおっちゃんって神様の中でどのくらい偉い人なの?」


「んー。一番偉い四人の中の一人かな」


 やべぇ!! めっちゃすっげー人ぶん殴っちゃったじゃん……。


 でもそれ考えるとサヤカにろくでもないアイテム用意した連中の一人って事なのでは……

 ?


「とにかく、四柱からの推薦とあっちゃ君今日からもう人間じゃなくなったも同然だから。そこのところ宜しくね」


 私は人間を辞めるぞアーニャ!!


 ……なんて笑いごとじゃないんだよなぁ。


「それで、私ってやっぱりもう帰れないの?」


「ふむ。それはどうなんだろうね? 少なくとも神が人間界に溶け込んで人と共に暮らすっていう前例がゼロな訳ではないよ」


「ほんと!? じゃあ私にも可能性はあるのかな?」


「だけど、絶対的なタブーっていうのは存在するわけ。例えば神は人間との間に子をなしてはならない」


「オッケー! そんなのは全然大丈夫男嫌いだし!」


「……そ、そうか。まぁ君の場合はそうなんだろうね……」


 なんだかマスターがちょっと困り顔。


「まぁいいだろう。それならばいつか戻れる可能性はあるかもしれないね。例えば君の後釜が見つかるとかさ」


「代わりを見つける……? ちょうど今のマスターと私みたいな感じ?」


「そうだね。今回は特別ではあるんだけど、そう言う事だよ。私もさっさとこんな仕事引退して遊んで暮らしたいわけさ。これがなにかと面倒でねぇ……だから君には期待してる」



 こりゃまた面倒な事になってきたなぁ。

 あれで終わりにならなかっただけマシなのかもしれないけど……。


「ねぇ、私の無事をアーニャに教えたりとかはダメなの?」


「ダメだね。君はまだ見習いだから。きちんと神としてダンジョンマスターを引き継いだのならばある程度の自由はあげられるけれど」


 そうか。じゃあ私は頑張らなきゃいけないんだ。

 でも……それまでアーニャは待っていてくれるだろうか?


 そもそも彼女はもうダンジョンには来ないかもしれない。


 いや、あの子の事だから危険を顧みず一人でもダンジョンに突入してるか? それはさすがに危ないなぁ。


「そう言えばあのダンジョンって……」


「龍神のおっちゃんが介入していろいろ内部に圧力がかかり過ぎたっていうのもあるし、比嘉愛菜のトラウマがほぼ解消されてしまった事も理由の一つではあるけれど、もう入り口は消滅している」


 ……入り口は、消滅している。

 という事はダンジョン自体はまだ存続している可能性があるのか。


 それも私がマスターになれば分かる事だろう。

 せめて、私は一言だけでもアーニャに伝言を残したかった。


 その為の方法については、いい考えがある。


ついにJKは神になりました。

次回新展開!

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