神に推薦されるJK。
「あくまでもダンジョンは人間が進化する為の手段であり、挑むかどうかは人間にゆだねられているわけだね。それで挑んで死んだからと言って責任は取れないよ。その分こちらは生き返る方法も傷を治す方法も用意してあげたわけだからね」
……そう言われちゃうと反論できないなぁ。
アーニャだって危険なの分っていてダンジョンへの妙な執着心で毎回探索に出掛けていたわけだし。
自己責任って言われちゃうとそこまでかもしれない。
「じゃあこじこじのダンジョンであっちのナビ子が言ってた事っていうのは……」
「正解でもあり嘘でもある……と言ったところかな? ダンジョンの意味を正しく理解している存在は限られているからね。ある意味ではあのナビ子も事実を語った気になっていた可能性はあるね」
「ナビ子ってなんなの? あっちのと私の知ってるナビ子は別人?」
「ふむ。どういうのが分かりやすいかな? ナビ・ゲタ子という型番のシリーズだと思ってくれていいよ」
「アンドロイドみたいなもの?」
「少し違うね。きちんと生きているし、どちらかと言うと神に作られた作業用のサポート人間って所かな」
一応人間って扱いなのか……。
だから人によって多少性格が違う……。
「なんとなくはダンジョンの事分ってきたけど、私をここに呼んだ意味は何?」
マスターはにやりと八重歯を見せた。
ちょっと可愛いじゃんかむかつく。
「君には私の後継者になってもらおうと思ってね」
「……は? なんで? 私普通の人間だし」
彼女はボサボサの頭をボリボリと掻きながら椅子の上で体育すわりをして私を上から下まで観察している。
「それがねぇ。君はもうある意味人間じゃないんだよなぁ……。いや、どっちかっていうと超人類?」
なんのこっちゃ。
「それに君を神の系譜に追加するのは龍神のおっちゃんの強い勧めでね。私としては断る理由もないのさ」
龍神のおっちゃん……? あの人やっぱり神様なんだね……。
「ほんとあのおっちゃんにも困ったもんだよ。どっかで君達の事を知ったらしくてね。ほら、人のダンジョンクリアした上にかなり複雑な固有ダンジョンを驀進中だったでしょ?」
こじこじのとアーニャのか。
あれは私のではなくてアーニャのだったんだろうな。そうじゃないと彼女の変容に説明がつかないし。
「それで会ってみたくなってダンジョン内のイベントに介入して待ち伏せしてたらしいよ。すごいね龍神のおっちゃんに気に入られるなんてよっぽどの事だよ」
……そりゃどうも。
お嬢はこのままこちら側の人になってしまうのでしょうか(;´∀`)






