緑色のJCとJK。
解説書で殻が硬いって書いてあったのに、こじこじのこじーえきせんとりっくすまっしゅとやらはぐちゃりとダンゴムシの背中にめり込んで嫌な色の液体が飛び散った。
グロっ!!
こじこじは片足緑色になりながら、それを全く気にする事なくダンゴムシを掴んでべきょりと半分に引きちぎった。
「ひょえ……」
私はつい情けない声を出していた。
虫耐性は多少あるつもりだったけどこれはグロすぎる……。
こじこじが右腕を思い切り振ると、勢いよく爪がじゃきん! と伸びた。
おぉ……ウ〇ヴァリンみたいでかっけぇ……!
彼女はその長く伸びた爪でもう一匹の胴体をザクっと貫く。
そのままグリっと手を回転させて身体を抉りながら上空へ向けて振りぬき、もう一体も緑の液体を噴き出しながらびくんびくんと痙攣し、動きを止めた。
その間に最後の一匹がビカビカ光りながら私達の方に突っ込んできてしまった。
「お嬢、下がれ!」
アーニャが私を庇うように前に出て、手のひらをダンゴムシに向ける。
てかアーニャは前に出るなって前から言ってるのに!
「ぷちファイア!」
アーニャの掌から大きな火の玉が飛び出し、ダンゴムシを包む。するとその炎を弾き飛ばして電気を纏ったダンゴムシがそのまま突っ込んできた。
「アーニャ危ない!」
ほらやっぱりアーニャが目に出るのは良くないんだって! 何かあってからじゃ遅いんだよ!!
私はアーニャとダンゴムシの間に飛び込み、猛スピードで突っ込んでくるその先端部分をバールで横殴りにした。
がいんっ!! と鈍い音と共に強い衝撃が手に響く。
かってぇ……! こじこじどんな攻撃力してんだよ!!
でもとりあえずダンゴムシを弾き飛ばす事には成功したのでもう大丈夫だろう。
てかあがががが……なんかめっちゃ痺れる!!
これが麻痺ってやつか!
「きゃぁぁぁっ!! こっちこないで下さいまし!!」
あっ、やべっ……。
弾き飛ばしたダンゴムシが転がって行った先はキャロちゃんの目の前で、しかもひっくりかえった状態で大量の足をわしゃわしゃ……。
「ひっ、ひぃぃぃっ!!」
キャロちゃんごめんね……遠目に見るだけでもめちゃくちゃグロいのに目の前で見たらトラウマになっちゃうよね……。
「死すべしなのにゃっ!!」
ずぼっ! どびゃぁぁぁっ!!
キャロちゃんの目の前でひっくり返りジタバタしていたダンゴムシの腹に、こじこじが刺さった。
んで緑の液体が噴水のようにぶっしゃぁぁぁっと吹き上がり、こじこじとキャロちゃんを染めていく。
「うわ……これは、きつい」
アーニャも引き気味。
私麻痺。
こじこじ歓喜で緑色。
キャロちゃん白目で緑色。
どーすんのこれ……。
割と大惨事なんだけど……。
「だいしょーりなのにゃっ!!」
君は元気そうだね……。
お姉ちゃんはこじこじが心配です。
こじこじ参戦後の初バトルはキャロママが白目を剥く結果で終わりましたw
戦力的にはかなり強いのにドタバタした戦闘はご愛敬。
そしてさらりとぷちぷちファイアがぷちファイアに進化しております。






