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四次●ポケットとJK。


「いいから次だ次!」


 アーニャはイライラしながら次の木箱を開けた。


 ぴろりろりん♪

『おめでとうございます! ディメンションポケットを手に入れました!』


「ちょっとー!? それってもしかしてどこかのロボットがお腹につけてる奴じゃない?」



『……イイエ、チガイマス。少し似てるチガウモノデス』


 なんか急にカタコトになってるんだけど……。



「これは中に何が入ってるんだ? お嬢が言ってるどこかのロボットって?」


 アーニャが真面目な顔でナビ子さんに質問してるけどマジかこいつ。


「アーニャ、あのね、これは多分異空間にいいくらでもアイテムをしまっておく事が出来る物で、このポケットからそれを取り出す事が出来るんだよ」


「……はぁ? なんでお嬢がそんな事知ってるんだよ」


「愛菜……さすがにこれは俺でも分かるぜ……?」


「なんだどういう事だ!?」


『まぁまぁいいじゃないですか。とにかくレアリティが低いわりにとても使えるアイテムですから早い段階でゲットしておいた方がいい物筆頭です。おめでとうございます♪』


「……腑に落ちないがまぁいい。便利な物っぽいしな。次で最後か……」


 恐る恐るアーニャが最後の一つを、ゆっくり開けていく。

 他の宝箱とは違い赤い宝箱だったから緊張していたのかもしれない。


 でも、そこに入っていたのは……。


 ぴろりろりん♪

『おめでとうございます♪ 才能の種セットをゲットしました☆ これはいい物ですよ。力を既に持っている人にはあまり役に立ちませんが』


「うーん。それってゲームとかでよくあるパラメーター補正用のアイテムって事かな? ●●のたね。みたいなやつで食べると力が強くなったり賢くなったりするやつ」


 そういうのだったら地味に凄い気がするけど……私達のパラメーター表記なんて無いわけだし、どのくらい上昇したとか分かりにくくない?


「なんだか曖昧なアイテムだな……そもそもどうやって使うんだこれ」


『数粒入っておりますがどの種がどのような才能を開花させるかは食べてみてのお楽しみです♪ 使用法は直接ポリポリと食べて頂ければオーケーでございます☆』


「よく分からんな。これは当たりなのか外れなのか……それにお嬢の発言聞いてると、実際のゲームとかに出てくるような物があったりするのか? 私はそういうの疎いからな……」


「大丈夫だよ。アーニャが知らない事は私がちゃんと教えてあげるからね」


「……それが気に入らねぇんだけどな」


 ふふふ……なんとも言えぬ優越感!

 たまには私から教えてもらうっていう屈辱を味わうがいいわっ!


 悔しそうなアーニャが見れたら私それで満足満足一本満足♪


「で、ここまで来た事による固定報酬があるんだろ? 今度は出来るだけわかりやすいレア物だとありがたいんだけどな」


『その点は心配いりませんよ♪ では最後に地点報酬の固定宝箱を一つプレゼントいたします! お受け取り下さい』


 最後に私たちの目の前に現れた宝箱は、青色をしていた。


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