表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/393

ねこみみと腹巻とJK。


『ではまずランダム宝箱四つをお受け取り下さい』


 ぴかっと部屋の中が光ったと思ったら目の前に宝箱が四つ現れた。


 最初に大虐殺バールが入ってたのと同じ赤い宝箱が一つと、木製のちょっとボロい感じの宝箱三つ。


「……こりゃ三つは外れか? お嬢が最初に手に入れた宝箱は結構レア度高かったのかもしれないな」


「俺の無限リボルバーも赤い奴からでしたよ」


 なるほどなー。

 じゃあ赤い宝箱からは武器が出てくるのかな?

 それか、それなりにいい物が出てくるってだけかもだけど。


「とりあえず木の箱から開けていこう。ちなみに、誰だか知らないがこれ見てるんだろう? わざわざ私達に宝箱与えておいて罠が仕掛けられたりしてないだろうな?」


『あ、私はナビゲーターのナビ・ゲタ子と申します。以後気軽にナビ子と呼んでいただけると幸いです♪ それと勿論罠などはありませんので安心してくださいね☆』


 ナビ・ゲタ子って……ネーミングセンス尖ってるなぁ……。


「ナビ子さんはいつでも私達の事見てるの? 声掛けたら返事してくれるのかな?」


『そうですね。その辺の説明もしておきましょうか。基本的に私はこのダンジョン専属ですので貴方達の事は見ています。ただ、ルール上自由なやり取りに関してはこの部屋でしか出来ませんのでご了承下さい。それと答えられる事と無理な事もあります』


「まぁ聞きたい事はいろいろあるがとりあえず今は宝箱だ。お嬢、一個ずつ開けていこう」


「あいよっ♪ じゃあひとつ目っ!」


 ぱかっと勢いよく宝箱が開き、ぴろりろりん♪ と例の音がして、軽く光った後中からカチューシャが現れた。


「……カチューシャ? おい何だこれふざけてるのか?」


 出て来たカチューシャは白いふわふわの猫耳がついていた。


『おめでとうございます♪ ふわねこカチューシャをゲットしました☆ ……それと、ふざけてなんていませんよ。基本的にダンジョン内で手に入る装備品、及び装飾品は何かしら特別な物になります。特殊な効果が付与されていたり特定の攻撃に対し耐性を持っている物など様々です』


「それを私達はどうやって知る事ができるんだよ。こんなカチューシャ手に入れても普通いいもんだとは思えないだろ」


 えー? アーニャが言う事も分らなくはないけど、可愛いしそれだけで十分良い物だと思うんだけどな。


『それについては心配いりません。一通り宝箱を開けたら詳しく説明いたしますので今はちゃちゃっと開けちゃってください♪』


 アーニャは納得はしてないようで眉間に皺を寄せながら次の宝箱を開ける。


 ぴろりろりん♪


『おめでとうございます! 仁義のデラックス腹巻を手に入れました♪』


 アーニャはその腹巻をバっと掴みイル君に投げつけた。


「あんたが持っとけ」


「愛菜が俺にプレゼントを……!」


「私らは腹巻なんかしたくないからあんたに渡しただけって事も分からないのか?」


 やだなぁ。イル君だってそれくらい分かってるよ。分かっててアーニャからのプレゼントが嬉しいんじゃんか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作公開!!
女の子だってざまぁしたい!【おさころ】〜幼馴染が特殊性癖のヤバい奴な上に私より可愛くて腹立つからこいつ殺して私も死ぬ〜
おさころ
渾身の学園カオスラブコメ!!


毎日更新中のこちらもどうぞ
↓クリックで作品へ↓
sample
100万PV&1200ブクマ突破のTSファンタジー☆


毎日数分で読める日記コメディ
「とある魔王の日記帳。」

小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=623303471&s

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ