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妹が出来たJK。


「ふぅ。さて……とりあえず何か食べよっか? ご飯は何がいい?」


「人は生きる為に命を頂くのにゃ。出された食事に文句言わず食べるのがマナーなのにゃ」


「そ、そっか」


 とりあえず今日はコジーの家で解散って事になって、私はこじこじと一緒にうちに帰ってきたんだけど、ちょっと話しかけると虚ろな目でこんな感じの反応が返ってくる。


「分かった。じゃあ適当に作るからくつろいでてもらえる? 今日から当分の間ここがこじこじの家だから余計な気を遣わずにね」


「……ありがとおねえちゃん」


 うほっ。

 このおねえちゃんって一言の為だけに頑張れる気がする。

 妹がいるっていうのはこういう事なのかな?

 ちょっと違うような気もするんだけど、細かい事はどうでもいい。


 ただ私の事をおねえちゃんと呼んでくれる可愛い妹が出来たという事実を喜ぼう。


 こじこじは家の中を探検する事に決めたらしく、廊下の角とかでチラっチラっと顔を出し、様子を伺いながら次の場所へ向かう。

 部屋を開ける時も同じ感じ。


 やだ何この子可愛い。


 獣化して猫になってただけの事はある。

 人間が獣化したというよりも、今の状態は猫が人間化しているという方がしっくりくる。


「じゃあ私は料理作って来るね」


 そう一声かけて、冷蔵庫を開けると、こんな時に限ってろくなものが入っておらず、缶詰のツナを卵でくるんでオムレツを作った。


 元々大した物は作れないけど、今日のは特に簡素なご飯になってしまった。


 私が白米とオムレツを居間に運ぼうとすると、なにやら視線を感じた。


 どうやらこじこじが軽く探索を終えて様子を見に来たらしい。


「……いい匂い、するにゃ」


 あぁ……ほんとに猫っぽいな。きっとツナの匂いに寄ってきたんだろう。


「じゃあこれとこれ持ってくれる?」


 こじこじにオムレツの乗った皿とお茶碗を一セット持ってもらい、私は自分の分を運ぶ。


「あ、そうそう。そこの右側の部屋ね。ご飯食べる時はここ」


「わかったにゃ」


 なんだかそわそわしているようだ。

 ご飯を早く食べたいのかもしれない。こういう分かりやすいリアクションと、基本的に無表情なところがギャップあって面白い。


「じゃあ食べよっか」


「うん。いただきますなのにゃ」


 一応ちゃんと使えるか分からなかったのでお箸とスプーンとフォークを用意したところ、こじこじ的にはスプーンがお気に召したらしい。


 ものすごい勢いでガツガツと胃袋の中へ消えていく。


「がふっ! がうっ。おねへひゃんおいひぃひゃーっ!」


「お、落ち着きなよ。もっとゆっくり食べていいんだよ?」


「おいひくて……ごめんにゃさい」


 私は対面のこじこじに手を伸ばし、その頭を撫でてあげた。


 すると気持ちよさそうに目を細めて「ふみゃ……」とか言い出すからしばらくやめられなかった。


 この子の場合私はこう、ムラっとはしないんだよね。

 どちらかというと保護欲を刺激されまくるというか、母性本能が……! みたいな感じ?


 多分。


保護欲かきたてられるタイプの子っているよね。

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