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ハゲとエロ下駄とJK。


『そ、そんな事言われても困りますっ! 私だって何でも知ってる訳じゃないんですよ!? 知ってる事だけなんですよ!?』


 うるせー!


『ちゃっちゃっと次開けちゃって下さいよーほんとこの人達やりにくいなあ……』


「じゃあ次は私が開けるぞ」


 アーニャが宝箱を開けたので一緒に解説書で見てみる。



【ねくろのみ子】

 レア度:★★★★★

 攻撃力:‐

 属性:闇

 追加効果:最大魔力+50%

 耐性:‐


 ◆◆◆◆◆◆◆◆


 古の大魔導士アブナイ・アルハゲラットにより記された魔術書……が、幾度となく複製を作られていく過程で生まれた意思を持つ魔導書。

 所有者はとてつもない魔力と幾つもの魔法を操る事が出来るようになるが、その力を使いこなすまでには時間が必要。

 魔導書自体が意思を持っている為うまく付き合ってやらないと機嫌を損ねてしまう。

 魔導書に愛されなければ使用する事ができず、愛され過ぎると四六時中脳内にねくろのみ子の愛の囁きが響くようになり眠れなくなる。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆



「ねぇ、アーニャ……これ大丈夫なの? なんかヤバそうなんだけど。てかアルハゲラットって誰だよ」


「……とにかくすごい魔法が使えるようになりそうな事だけは確かだ。怖がって使わないのは勿体ないだろう。アルハゲは……知らん」


『ちなみにこれの詳細も私に聞かないで下さいね! 何せちょっとアレでアレなもんですんでちょっと関わりたくないというか……』


 おいおい。本音だとしても正直すぎるだろ……。なんだよ関わりたくないってお前ナビゲーターだろ?


「まぁいいさ。後でいろいろ調べていけばいい。それよりキャロ。次開けてみろ」


「わ、分かりましたわ……」


 キャロちゃんは抱き着いて離れないこじこじを背中におんぶする形で背負いながら次の宝箱を開ける。



【韋駄天の使い古した下駄】

 レア度:★★★★★

 攻撃力:‐

 属性:‐

 追加効果:素早さ+50%

 耐性:‐


 ◆◆◆◆◆◆◆◆


 物凄く早い韋駄天様が、下駄なんてもう古い! これからの時代はエアマックスだぜ! と言い放ちその辺に捨てたお古の下駄。

 韋駄天様の力が宿っており、装備するだけで素早さが50%増加する。

 この下駄の恐ろしいところは素早さが+50では無く、50%だという所である。

 この移動スピードに慣れが必要だが、使いこなせれば速さにおいて右に出るものなし。

 何人もの手に渡ってきたが、その全員が壁にぶつかり命を落としている曰く付きの下駄。

 ちなみにこの下駄は意思を持っており装着者が男性だと知らないうちに足首を捻挫する。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆


「これ……わたくしに使いこなせるでしょうか?」


『あ、貴女なら大丈夫です♪ その下駄エロいので☆』


 おい。



高レアアイテムは基本的に諸刃の剣というか、癖がすごい。

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