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沼に嵌るJK。


「うぅぅぅっ!! うぉぁぁぁぁぁぁっ!」


「お嬢! どうしてしまわれたんですの!? しっかりして下さいまし!」


 どうしたと言われても自分に対する情けなさしかないんだこっちは。

 叫ばずに居られるか!


「だから悪かったって……。そんなに騒がれたらさすがに傷付くだろ……」


 アーニャが恥ずかしがるのを通り越してなんだか凹みだした。


「違う違う! 違うんだよアーニャ……私はアーニャが人工呼吸してくれた事については大歓げ……じゃなかった! すっごく感謝してる! それは本当だからマジで!」


「じゃあ……なんでそんな騒いでるの?」


 クッソ可愛いなオイなんだこの生き物は……ッ!!


 地面に女の子座りしたまま私の事を上目遣いで見やがってぐぬぬぬぬぅッ!!


「……はぁ……はぁ……そうだ。私がまったく嫌がってないっていう証明としてもう一度人工呼吸して」


「……えっ?」


「ごめん今の忘れて」


 ヒートアップしすぎてとんでもない事言ってしまった気がする。


「お嬢……貴女疲れているんですわ」


 キャロちゃんまでなんだか悲しそうな眼をこちらに向けてくる。心が痛い。

 アーニャは……おいおいいつものゴミを見るような蔑んだ目はどうしたよ。なんで顔真っ赤にしてんだ。


「ごめん、でも今のでほんとに嫌じゃなかったって分かったでしょ?」


「お、おう……そう、だな」


 メイド服のアーニャが私に人工呼吸した挙句それを恥ずかしがったり、嫌だったのか? なんて凹んで見せたり私を上目遣いで見たり……もう一生分の幸福を味わったんじゃないだろうか……。


 明日死ぬのかな……?


 というかこれから死ぬのかな?


 もう不安しかないけどとりあえず先に進まなくっちゃね。



「えっと……じゃあそろそろ先に進もうよ。まだ帰ったりしないでしょ?」


 私がそう二人に問いかけると、キャロちゃんは「どうされますの?」とアーニャに委ね、アーニャは一言「当たり前だろ」と笑った。


 やっぱりダンジョン絡みの事になるといつものアーニャが帰ってきやすい気がする。


 はぁ、いろいろどっと疲れてしまった。

 だけどまだまだ目的の場所までは辿り着いていないのだから頑張らないとね。


 アーニャの為に。

 え? こじこじの為じゃないのかって?


 知らないよクラスメイトの妹なんて。

 私その子に会った事もないんだからさ。アーニャがこのダンジョンを攻略する事に夢中になってるんだから私は彼女の為に頑張る。


 それだけなんだよね。


 って何私は一人で自問自答してるんだろう。


 ついに自分会議が出来るようになってしまったか……。


 ダンジョンに関わるようになってアーニャは変わったけれど、私もきっと……。


 引き返せない程沼に嵌っている気がする。




この沼は嵌ったらもう抜けられないのです。

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