行方不明のJC探しに乗り出すJK。
「もしかして皆知らないと思ってる? 結構有名だよ比嘉さんと美麗ちゃんがダンジョンに入り浸ってるって」
「それこそどこから聞いた話なんだ?」
アーニャが少しだけピリついた雰囲気に変わる。
「別に。貴女達がだんじょん屋に入って行くのを見たって人が居るんだよ。だからクラスの子達は大体知ってるんじゃないかな?」
えーっ。私てっきりうまく隠せてると思ってたのに。
まぁ確かにダンジョン行かない人がだんじょん屋に行く理由ないもんね。
「……それが分かっててどうして私達を家に入れたんだ?」
アーニャの言う通り、それはちょっと疑問。
だって冷やかしにきたみたいに思われても仕方ない筈だよね。
「一つ聞きたいんだけど、貴女達ってダンジョンはかなり経験者だと思っていいの? 化け物が沢山居るところだけど、そんな所に入って無事に帰ってこれる……?」
「コジーが何を心配してるか知らないが私達は……強いぞ? それに万が一誰かが死んでも無事に帰ってこれるし生き返れるから問題無い」
コジーはそれを聞いて苦笑い。
「改めて聞くと凄い話だよね。誰かが死んでも、とか生き返れるとかさ……でも、本当に大丈夫なんだね?」
結構しつこく確認してくるって事は、やっぱりダンジョン絡みで困った事があるって事だよね。
「いったい何があった? 詳しく聞かせてくれよ。……何か力になれるかもしれない」
「……うん。実はね、妹が……」
コジーは俯き、目にうっすら涙を溜めながら事の顛末を話し始めた。
大体一か月くらい前、急に家の中にダンジョンが現れたらしい。
勿論危ないし、コジーも家族も近寄らなかったんだって。
だけど、妹の湖島乎詩那だけはダンジョンに興味津々だったらしい。
ある日、乎詩那……通称こじこじは中学の友達達とダンジョン探索に繰り出した。
そして、それに気付いた家族は大慌てだったみたい。
心配だけど自分達が中に飛び込む勇気は無かった。
だけど、その日の夜に、全員ちゃんと帰ってきたそうだ。
こじこじを合わせて三人。
だけど、残りの二人は泣きながら、意識の無いこじこじを背負って帰ってきた。
医者にも見せたけれど、特に異常な点は無いらしく、意識だけが無いまま。
医者は何かのショック症状で、時間が経てば戻ると言うが、家族はそうは思ってない。
あのダンジョンで何かがあったんじゃないかと。
だけどそれを確かめに行く事もできないし、妹の事が心配で学校へ行くどころじゃなかったのだとか。
「なるほどな。それならとにかくダンジョンの中散策した方が早いだろ」
「やっぱり……そうなのかな? でも危険だと思うから……任せていいものかどうか……」
コジーは私達の事知らないから心配してくれてるみたいだけど……。
「大丈夫だよ♪ 私達ほんと強いし、キャロちゃんもめっちゃ凄い子だから! 妹さんの今の状況をなんとかしてみせる、とまでは言えないけど、中の様子を調べてくることは出来るからさ。任せてくれない?」
私の言葉を聞いてコジーは苦笑いみたいな、だけど、どこかほっとしたような笑みを見せてくれた。
わざわざ人の家まで押しかけてダンジョンの事しか考えてないアーニャと
いつでもどこでもアーニャのことばっかりのお嬢
そして天使なパンチラ娘は新たな戦場へ!






