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JKの家に押し掛けるJK。


 ……はぁ。

 コジーの家に行くって言ったってさ、住所も知らないし特別仲がいい訳じゃない私達が行ったところで出てきてくれるとも思えないんだけどなぁ……。


「コジーの家はこっからすぐ近くだから。三人でおしかけるぞ」


「はわわ……知らないお宅に押しかけるのは緊張しますわ」


 うわぁ……さすがアーニャ。既に場所は調べてあるって事ね。

 それに二人とも乗り気になっちゃってて私が止めても無理っぽい。


 こうなったら諦めるしかないかなぁ。


 アーニャの先導の元、私達は二階建ての平凡な一軒家の前までやってきた。


 さて、どうやって切り出そうかな~と悩んでいると、アーニャが問答無用でインターホンを鳴らす。


 興味がある事に関してはめっちゃ積極的だなぁ。


「……はい」


「あ、私比嘉愛菜と言います。湖島ひこじちゃんのクラスメイトで……」


 そこまで言うと、インターホン越しの声が少し慌てて「ちょっと待ってて下さい」と言い残し、私達は五分程放置された。


「やっぱり急すぎたのでしょうか?」


 キャロちゃんが不安そうな顔してる。そりゃそうだよ。唐突にあまり話した事もないようなクラスメイトが押しかけてきたら本人だって吃驚するって。


 このまま出直しになるだろう。


 そう思ったのに、私の予想に反してドアが開けられ、中からコジー本人が現れた。


 さっきのはお母さんだと思う。てっきりコジーが会うのを嫌がってるんだと思ったんだけど……。


「びっくりした。比嘉さんが来るなんて……とりあえず入ってくれる?」


 私達はコジーに、二階の彼女の部屋へ案内された。


「比嘉さんと美麗ちゃんに……えっと……」


「あ、私は……」


「この子はキャロちゃんって言うの。転校生だよ」


 キャロちゃんがほっぺたをぷくーっと膨らませて私に無言の抗議をしてきた。かわいい。


 でもごめんね、また長い名前の自己紹介始まっちゃうと思ったからさ。


「あぁ……あの凄い子ね。キャロちゃんって言うの? この二人と仲良くなったんだ?」


「凄い子? わたくし凄い子ですって! なんだか嬉しいですわ♪」


 キャロちゃん……多分それは褒めてないよ?


「そう言えば……もしかして私が休んでるから心配して来てくれたの?」


「まぁそんな所かな。見た感じ病気って訳じゃなさそうだけど……どうかしたの?」


 私はとりあえず心配で来てみたっていう話の流れにしたんだけど、余計な心配だったみたい。


「それ嘘でしょ。……ダンジョンの事誰かから聞いたの?」


 私達が何の目的で来たのか、彼女は最初から気付いていたみたいだ。


「コジーの友達が話してるのを偶然耳にしただけだよ」


「そんなところだと思った。比嘉さんが家に来るなんて余程だもん」


 てかこの子はなんで私達がダンジョンに関わってるのを知ってるんだろう?


新キャラ登場!

でも多分この子はそこまで重要ではありませぬ。

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