死んでも後悔しないJK。
鼻血噴き出すかと思った。
だって穏やかな寝顔でアーニャがピンクパジャマでおっぱいなんだよ!!
ぐおぉぉ!!
触らせろ!! このチャンスを逃してなる物か!!
私は全力でチェルシーさんの腕から逃れようと暴れる。
彼女の腕をつねってみたり、自由な足でガスガス蹴りを入れてみたり。
ジタバタ暴れていたら、一瞬だけ私への締め付けが弱まったのですかさず彼女のみぞおちに肘を入れる。
「ぐえっ……む、ムネンでゴザル……」
この人はブレないなぁ。
……と、そんな場合じゃない。私はこれでやっと自由だ!
と思ったのに気が付けばアーニャは再び寝返りで向こう向いちゃってた。
くっそう!
しかし諦めるものか。
私はゆっくり自分の身体をアーニャに近付けていった。
ひょいっと手がアーニャの胸の方まで回せるように、それが可能な距離まで……。
ぐるん。
ふいに、アーニャがこっち向いた。
気付かれたのかと思ったけど、そうじゃなくて、ただの寝返りみたい。
だけど、私は一瞬にして頭が沸騰して意識を失ってしまった。
だって、だって……。
アーニャのすぐ近くまで行ってた私の顔に、アーニャの顔がぐるんって迫ってきたんだよ。
私の唇に、ちょんってなんかすっごく柔らかいものが当たって、それがアーニャの唇だって気付いたらもうダメ。
気が付いたら完全に朝だった。
アーニャ……本当にごめんなさい。
さすがに罪悪感が凄すぎる。
だけど、だけど言わせて。
ごちそうさまですありがとうございますありがとうございますさいこうですあーにゃだいすき。
私きっと今死んでも後悔しないかも。
だってアーニャが起きてる時にこんな事できるわけないしもうこれ以上の幸せなんてそうそう起きるはずないもん。
アーニャの気持ちが私に向かないのも分ってるし、彼女の心がダンジョンにしか向いてないのも理解してるから。
だから私はいっそこの自己完結型自己満足の幸せに包まれて死んでしまいたい。
目が覚めて、隣を見るとチェルシーさんとキャロちゃんはもう寝室に居なかった。
アーニャの方を見ても、誰も居ない。
私だけが一人取り残されててなんだか寂しい。辛い。あーにゃのばか。
その時、寝室の引き戸がガラガラっと開いて歯ブラシを咥えたアーニャが現れた。
「んぉ? やっほおきはか」
歯ブラシ咥えてるから舌ったらずな感じがめっちゃかわいい。
てか何それどういう事なの?
上には何も着てなくて、肩からタオルをかけてるだけ。下は下着だけ。
ばかとか言ってごめん。
やっぱりアーニャは最高だぜ。
今回までがお嬢激動のお泊り編でゴザル。






