天国と地獄とJK。
はぁ……はぁ……。
やばい。緊張してきたぁぁぁ!!
目が充血していくのが分かる。
完全に犯罪者になってる感覚が……ちょっと癖になりそう♪
プルプル震える手をゆっくりゆっくり、アーニャの小振りな胸に
ふにっ。
むっふぉぉぉぉぉっ!!
「ソコはダメでゴザルぅぅぅっ!!」
むぎゅぅぅーっ!!
「ぐえぇっ!!」
なんだなんだ何がおきた!!
身動きが取れないぞ……。
「ご、ご無体でゴザルぅぅ!」
むぎゅぅぅぅーっ!!
ぐわーっ! チェルシーさん!?
寝ぼけたチェルシーさんが私の後ろから抱きついてきたみたいだ。
それにしてもすごい力で身体を締め上げられてて動けない。
私の怪力もここじゃ機能しないみたいだし……いや、でもこれはこれで……!
チェルシーさんのとんでもないアレが私の背中に押し付けられてる。
彼女は私を思い切り抱きしめてそのまままたいびきをたてて寝てしまった。
いや、さっきのも寝言なんだろうしずっと寝てるんだろうけどいやちょっと待ってよ!
せめて離して!
これじゃ何も出来ないってば!!
「うぅーん……」
アーニャが、寝苦しいのか胸元をぽりぽり始めて、ボタンが外れた。
う、うおぉぉぉぉぉ!!
後ろからチェルシーさんに抱きしめられて目の前ではアーニャが、アーニャが!!
なんだこの天国みたいな地獄は!!
離せ! 頼むから離してくれ!!
すぐ目の前には桃源郷があるんだよ!!
「ぐごごがぁぁぁっ。ずぴぴーっでゴザル……」
どんないびきだよっ!!
あぁ、アーニャがごろんって向こうに寝がえりをうってしまった。
しかもまたアーニャがぽりぽり始めて完全にパジャマの前のボタンが開いてるっぽい!
うぉぉぉ!!
向こう側を見せてくれ頼むから!!
チェルシーさん起きろぉぉ!!
いや、起きられても困るんだけどとにかく離せぇぇぇっ!!
……くすん。
こんな生殺しってある……?
悪い事はしちゃだめって事?
これが私への罰なの……?
泣きそうなんだけど……。
完全に私は身動きが取れなくて、やがて諦めて寝る事にした。
だって、起きてたって生殺し地獄が続くだけなんだもん。
やがて、数時間眠りにおちて……私はチェルシーさんの腕にさらに力が入った事で目が覚める。
……まだ動けないじゃん……。
チェルシーさんって抱き枕なきゃダメなタイプじゃない?
はぁ……。
深くため息をついたころ、私はチェルシーさんに感謝する事になった。
羽交い絞めにされてるのは辞めてほしいんだけど、起こしてくれた事には本気で感謝します!
アーニャが、寝返り打ってこっちにごろんって転がったんだよ。
前全開で。
お嬢は本当にいつか犯罪に手を染めそう。






