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宿命の隣  作者: スプレー妖怪
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7話 ミカゲとヘンゼ

7話 ミカゲとヘンゼ


「今日は二体二の訓練をしよう。いつも通りの俺らとお前らで行こう」


その言葉に手を上げて質問をするミカゲ。


「なんでいつも同じ?」

「それはな。お前らの通常の戦闘技術はあっても協力が足りてないと思うからだ」

「なぬぅ~、確かにその通りだけど。なんか納得がいかない」






「そこだ!」


今までは考えてこなかったから気にならなかったけど確かに協力が足りてないみたい。折角剣を弾いたのにその瞬間にミカゲが突撃することが出来ない。それはクレスの技術もあるけど場の空気を完全にクレスに奪われてしまっていることにある。


「ミカゲ!そこで行って!」

「無理、胸、邪魔。立ち位置悪すぎ」


うわー、完全に怒ってる。でも別に普通くらい?だと思うんだけど。


「私はでか乳じゃないし!ペチャ…。いやとにかく!それに二人相手にしてるのに位置取りを正確に行える訳がないじゃん!」


ガギッ、


「本当に防ぐのうまいね。性格的にはガンガンいこう的な感じなのに」

「そうだろ?俺もそこだけは不思議なんだよな」


でも、ぎりぎりでなんだよね。何か仕掛けでもあるのか?






「お前ら、全然ダメじゃんか」

「そんなこと言われてもミカゲが!」

「何を、タイミングが合わせられないのはヘンゼのせい」


そう言うとミカゲはヘンゼの後ろに回り頬を引っ張る。


「いあいいあい!」


ヘンゼは瞬時に振りほどきすぐにやり返すがやがて取っ組み合いに。


「なんで普段は仲がいいのにこの話になると急にケンカが始まるんだ?」

「そこで僕に振らないでよ。僕だって考えてるんだから」



「しょうがない。今からもう一度やるけど今度は条件をつけよう、負けたときだけだけど。お前らは負けたらスイーツ一日抜き」

「「え?」」


顔が急に青ざめる。


「横暴」

「そうだよ!」


そこで更に悪役顔で攻め立てる。


「横暴?財布を握っているのは俺、つまり管理のために仕方なく…」

「嘘!なんで、そんなの酷い!それにそんなに高いのは買ってないじゃん!」

「私の癒しが取り上げられるなんて」


ヘンゼは文句を言い、ミカゲは膝から崩れ落ちる。


「それじゃあやるぞ!」

「その前にちょっと作戦をたてる時間を…」

「しょうがないな~。十分な」






「タイミングがわからない。カバーするタイミング。退くタイミング。順位は私の方が上なのに戦うとレイの方が強い。その理由がわからない」

「そんなの私にわかるわけないでしょ?大体知能は私に期待しないでよ」

「作戦を組みようがない」


ミカゲは頭を抱えながら必死に考える。

考え始め五分。


「じゃあこれで」

「デザート抜きだけは阻止しないとね」


ミカゲが考えたのはクレスを攻め立てる事。レイはミカゲにとって未知数。戦えば戦うほど負ける可能性が高まる気がする。そう思ったのだ。




「やぁ!」

「甘いな!」


ヘンゼは思いっきり突く。


「今だよ!」


「わかってる!」


ミカゲは後ろに回り込むように走る。ここで重要なのはレイがいるほうにいくこと。そうする事で自分に来るかもと一瞬でも思わせることが出来るためクレスを攻め立てる時間を稼げる。


「そこ!」


後鋭斬!


「詰めが甘いな」


クレスは吹き飛ばされた剣をそのまま後ろに回していた。


「まあ、及第点かな」

「つまり、こう来るのは知ってた?」

「うん。それは簡単に予測できた、だから逆にその穴を開けておいたんだ。そうすれば確実に誘いに乗ってくれると思ったから。でも予想以上のキレだったからカバーに入ろうかと思ったよ」

「だから平気だって言ったろ?ほとんどなにもしなくていいって」

「私達の完敗。これでデザート抜き!やだ!!!」


ヘンゼは予想以上にショックだったようで錯乱していた。


「なにいってんだよ。合格だろ?デザートはありなままでいいさ」

「それじゃあ取り敢えずこのままスタートするぞ?」


レイはミカゲに突撃技を仕掛ける。それに対してギリギリでしゃがみ腹に刃を突き立てるがその瞬間にジャンプをしてスレスレで回避をする。


「む、今のを避ける」

「危なかったよ。流石に駄目かと思った」


だんだんこっちの動きに対応されてる?まさかね。分析を逆手にとられてるってことは無いだろうから。だとすると進化でもしようとしてる?


「だんだん合ってきたな。見えないところからの突き、いいセンス」

「いつまでも上から目線でいられちゃ困るからね!」

「そう。もっと高みを目指すために」


二人の意志がよく伝わってくる。でも、


「僕だってまだまだ頑張らなくちゃ!」


ガキン!


全力の一振りに小太刀で正面から受け止める。


「ナイスだレイ!」


クレスは上に大きく振りかぶるがそれを槍で弾こうとする。しかし弾けない。そもそも剣がないから。


「せいやぁ!」


クレスはミカゲに飛び膝蹴りをかます。そこにもう一度クレスに突きをしようとするが突く直前にその槍に向かって打ち込む。

上から剣を下ろすときのその当たる瞬間だけに力を込める事でフェイントだと思わせた。


「ちょっとレイ!いいところだったのに!」

「僕を忘れるなんて酷い、そっちが悪いよ」


でも僕一人じゃ簡単には抜けない。手加減はしているもはいえクレスが簡単に抜けないんだ、何か手を加えないと…。

スマホゲームのイベントが理由で遅れました。

( ロ_ロ)ゞ

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