27,5話 柱の存在
27,5話 柱の存在
あった!防ぐ方法が!
この鞘は特別製。小さな盾のような形をしている。
この後はまた突き?
「ん!四番、紅葉!」
体制が整った!弾く!
「はぁぁぁぁ!」
初撃すら、弾けない!
不味い、斬られた。
「これならいけるかもね~。中々の腕前、三ノ型をギリギリ捌くなんて思ってなかったよ~」
「捌ききれなかったけどね」
「それじゃあちゃちゃっとここを潰しますか~」
「手伝ってくれるの?」
「そうだよ~。そういえばボクの名前、いってなかったよね~。僕は四蒼 刀夏だよ」
女っぽい雰囲気。でもボクだし…
「男?」
「言ってませんでした~?そうですよ」
「質問、いい?」
「答えられることならね~」
「そこの国の魔族の戦力は?」
ん~、と刀夏は考え込む。
「まあ三人柱がいると思ってよ。あ、ボクも含めてね」
「というと?」
「グシオンが私の二つ名的なやつ?」
「グシオン、というと、秘密を見れるという?」
「そう言うことになりますね~。まあボク程の強さを持った奴は居ないけどね」
「でも柱は世界を壊す悪魔だって…」
「それは間違いだよ。世界が決めた誰かにとっての悪役なんだ~。だからね、ある人にとっての悪であると運命付けられただけの存在なのさ」
「誰の悪なの?」
「ボクは七十二柱にとっての悪だと思ってるよ?」
「自分の敵ってこと?」
「まあそうなっちゃうよね。まあ未来は誰にもわからないからわからないんだけどね」
「でも世界は意思を持っていないと言ってたような。あと何で敵対している柱もあるの?」
なのに世界を騙すのが魔法。いまいちわからないんだよね。
「そうなんだよね~、でもボク達はあくまで眷属みたいなもの。だから駒じゃないのよ。同じ眷属ってだけ。それ以上の関係は無いやつが多いはずだよ。ちなみにボク達は創生神の眷属ってことになるかな」
何事もお伽噺が全てじゃない事はわかったよ。
「創生神の目的は?」
「多分長期の戦争?意味はボクにも分からないな~」
長期の戦争をする意味?そんなものに意味が?
「質問は終わり?」
「有難うございます。色々面白い話が聞けました」
「あ、そうそう。七十二柱にはもう一つ制約があったよ。七十二柱は殺しあってはダメだったはず」
「制約スゲー。縛れるなんてな」
「戦う方法もあるけどそれは決闘のみ。それ以外だと配下にやらせるしか無いから難しいもんだよ!」
急に少し強い口調になる。
「ちなみにボク達のグループは神を殺すことが目標なの。だから手伝ってね」
「あ、はい…、はい?神を殺す?」
「そう。まだ伝えてなかったんだね~。それじゃあ今の無し」
比喩か?
「あ、一つだけ言っとくね。神性薬剤は飲んじゃダメだよ?」
「ぐりむにあ?なんだそれ」
聞いたことがある。グリムニスだけど。
「確かある教団の薬だよ。特徴は理性を棄てて力をえるものらしいよ」
「まあ大体は正解だね~。正確にはよく分からないけど教団の言いなりになるって噂」
言いなりに?理性を棄てたのに言いなりに、か?難しすぎる。
「その教団には二十の柱が関わっている。一人も死んでいないと思うから頑張ってね~」
「でもデスラピアは一人倒したよ?」
「それはただ情報を抜き取られただけなんだよ~。デスラピアは多にして個だからね。神の眷属だし」
「さっきもそういってただろ?」
「それとは違うよ?本当の眷属なんだ。ボク達柱の中には創られた者が少なからず存在している。下手をすると柱以外にも…、まあそんな事は考えても仕方がないしね~」




