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宿命の隣  作者: スプレー妖怪
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27話 神の剣技

27話 神の剣技


ドドドドドドドッ!


「ん?この音は?」

「ごめん。連れてきた」

「ドンマイドンマイ!」


でもあれは五人もいる。ミカゲ程の実力者を簡単に見つけてしまう力。探査魔法を使えるのか?

ミカゲの方が速いのに確実に追ってきている。でも探査を使っているなら最初からここに来れば…ん?分断が目的で集合前にかたをつけるつもりだったのか?だとすると…


ミシッ、


いつの間に!


「な、ぜ?お前が…」


敵の一人がその言葉を残し倒れるが聞かれた本人は難しい顔で考えている。


「何故、ですか?それは困りました。ここにいるから居るわけで…、うーん。何故でしょう」

「…裏切ったな」


その瞬間に眉毛のあたりがピクッと動いた。


「それは間違いですよ?何故なら私はこっち側ですから」


得物は刀?随分と動きずらそうな服を着てるな。


四蒼(しそう)流二ノ型、雷刃の構え」


その言葉と共に周囲の魔力が震える。それなのに違和感が…


…魔力が使われてない?


「この人も次元が、違う」


シュン…


一瞬で斬られていた。辛うじて見えていたがこれじゃあ防ぎようがない。先頭の奴は一撃だけ防いでいたけどすぐに体幹を崩されてた。


「あの一瞬で五撃?この人何者?」

「あえて言うとしたら剣聖の弟子、ですかね」

「こんな強さの奴、同一の存在だなんて思いたくない」

「私も」


男は刀を鞘に戻すとふらふら寄ってくる。


「それはひどいな~。それに同じ事は出来なくても防ぐことは出来るでしょ?」

「実力を買ってくれるのは嬉しいけど僕は防げないよ」

「謙虚は人を傷つけるもんだよ?まあ僕は気にしないけど」


今見るとちょっと小さい?小柄であそこまでの戦闘力。場数もありそう。


「実はね~、少し鍛えて欲しいってルツ先輩に頼まれててちょっと手合わせをと」

「それはいいですけどここで大丈夫ですか?また刺客が来たりとかは」

「ないなーい。それじゃあ先にミカゲちゃんからやらせてもらうね~」


目が鋭くなり刀を構える。


「四蒼流二ノ型、雷刃の構え」


さっき見た技だ。いや、それ自体はただの構えか。きっとこの型から技が何個かに分岐する。その動きの差を感じ取れるかが勝負。


「フッ!」


ミカゲは間合いを一瞬で詰め、横振りで一撃入れようとする。しかし雷刃の構えは刀ではなく動きの柔軟さ。だからこその一ノ型。

ミカゲが放った横振りは柄のみでコツンとずらし体を反らし避け、柄でミカゲの背中を殴り、地面に叩きつける。


「アグッ、強い」

「速いね~。僕ももう少し頑張んないとその隙でやられちゃうかも」

「そんなわけない」

「んー、まあ確かにそうだけど」


すぐ認めたよ。この人いまいち思考が読めない。


「次、いくよ?」

「こい」

「四蒼流二ノ型一番、雷星」


この動き方、さっきの!


一撃目を柄、二撃目を刃で、三撃目の横振りを後ろに体を反らし避け、その体制から後ろに飛び四撃目も避ける。しかし、最後の五撃目を靴で防いだ。


靴?


「そんなところに防ぐところがあるなんて思わなかったよ」

「初めて人の前で使った」


にしてもどんどん成長してる。だからこそミカゲを認めてたのか。吸収力が高い。しかも余裕を持った回避。


「四蒼流一ノ型、花守の構え」


違う剣術!?確かに二ノ型とは言ってたから一ノ型があってもおかしくないけど一人で使えるのか?話では一人一つが限度だと聞いてたけど。


「分かりやすい」


構え上左側が空いているようにみえる。けど誘っているのが分かりやすい。


「あらら、来ないの?ならいくよ」


あの構えからどう攻めるんだ?


右から来る!


そう思ってか右の方を小太刀を縦にして防ぐ。

しかし相手の刀はいつの間にか反対になっている。気づいてももう遅い。

完全に刀が入る。


「四蒼流一ノ型一番、桜凪ぎ」

「だめ、だった」


倒れこんだ瞬間に魔法を使っている。

速い!


「じゃあ次いこう。クレスの方もつかっていいよ」

「やっぱ知ってるよな~」

「手加減はしないから全力で来てね~」






「四蒼流一ノ型、花守の構え」


一見誘いが基本の構えだと思ったけど攻めかもしれない。


「一か八か!」


身体強化のみを使い走り出す。

刀の方が間合いが長い。間合い以上に行かないと剣が届かない。

右!

しかしそれを防がれる。

やっぱだめか。

一度勢いを失った剣は斬ることも吹き飛ばすことも出来ない。

相手は剣を上に引き、振り下ろしをしてくる。


「四蒼流一ノ型二番、葉桜!」

「危ない!」


クレスのギリギリの判断で魔法で物理障壁を張り防ぐ。


「こんな経験中々無いな~、二人と戦ってるみたいだよ。やっぱりこれだけじゃだめそう」

「四蒼流三ノ型、騒乱の構え」


ここで三つ目!不味すぎる。情報が何もない!


「一番!紅葉斬り!」


いきなり!?

速い!


「このペースだと」

「二番!落葉!」


流れるように来る?

紅葉斬りの横斬り。そこからの前方への回転と同時に刃の向きを縦に変更?

勢いが強すぎる!衝撃が!


「三番、秋雨!」


ここでの突き!?

そうなのどうやって防げば?

レイに反応は出来なかったがクレスが瞬時に結界を張っていた。


「ナイスクレス!」

「二番、落葉!」


そのタイミングで強打か!こっちは既に完全に体幹が崩れてる。その状態じゃどうしようも!

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