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宿命の隣  作者: スプレー妖怪
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25話 魔眼

25話 魔眼


「さて、そろそろ出ようかな。取り敢えず国王すら信用出来ない。粗捜しの始まり」

「でもどうするの?拠点を襲われたら難しいよ?護りにいけないし」

「だから今回は僕だけでいく」

「どどどど、どうして?私達だってそれなりには…」


どうしてと言われると難しい。行こうと思っていた国は男尊女卑な国で連れていくには難しいとしか。


「まあ今回は諦めた方がいいぜ?連れていってもいいけどその場合は男装が出来る胸じゃないと…」

「黙って!」


取り敢えずクレスをぶっ叩く。


「あまり女性はよくないんだ。無理矢理奴隷にされる可能性もあるからね」

「そんなの許されるわけが…」

「あくまでも法律は国だよ?許されてしまう。でもこうなったのは最近らしい。だからどんなかは分からないけど居ると思う」

「それなら余計に私達も行った方がいいじゃん!」


ヘンゼはひたすらに反抗を続ける。


「連れていくとしたらヘンゼ以外だな。男装が出来ねー」

「デリカシーがないな、ほんと」

「私は100%留守番?」

「そ、そう言うことになるね」


ヘンゼはとどまってくれていた方が有利に動く。とはいっても結局はこの国の情勢が少し悪くなってしまっているから手助けをしてもらいたいんだけどこればっかしは言えない。自分は出ようとしてるから。


「それなら私も残るわ。ヘンゼと二人で特訓するから」

「アイラルが特訓?」


ミカゲが首を傾げる。


「別にいいでしょ?ミカゲも強敵を退けたけど私達はなにもしていない。ただ特異なものを持ってしまっているだけ。狙われる対象よ?今の状態じゃ足手まといにしかならない」

「ありがと!残ってくれて。私一人じゃなにしていいかわからなかったし」

「私は付いていく。今の二人には二人で話し合う時間も必要。私は邪魔」

「確かにそうかも。それに幼女っうったい!」


めっちゃ強く蹴られた。痛い。


「それじゃあ行ってくるよ」

「任せといて。絶対強くなるからね」

「レイの足手まといは懲り懲り。だらけたいけどそんな状況じゃないし」


結局はだらける為かい。


「まあそんな理由でもやる気が出てるのは良いことだよ」

「それじゃ防衛よろしく」

「まっかせといて~!」






「にしても今回ルツ来なかったね」

「確かに。何で?」

「さあな。だとしたらルツの庇護から外れていると考えるのが自然だな。いざというときに護ってもらえる確率は相当低いんじゃないか?」

「そうだね。いざというときの為に何か…」


何か頭を揺らされるような…


キーーン、


どうなって、る?


「ちゅいまちぇん、怖がらせるつもりは無かったんでちゅ」


いつの間に!


クレスを持ち、構える。


「戦うなら容赦は致しません。しかし、わたちに勝つには色々たりまちぇんよ。それくらいはわかるでちょ?」


この圧倒的な力の差、冗談を言っているようにも見えない。何者なんだ?


「ほんと困りまちゅ。魔王と言えど過度な世界の変質化はだめと言われていたでちょうに。しかし、もうこの指示はないのと同じになってしまったでちゅよ」

「な、何の話を始めてるんだ?」

「教えてもらってないんでちゅか?あいつはほんとだめでちゅね」


あいつ?ルツの事か?


「バカ弟子の尻拭いも兼ねているでちゅから」

「バカ弟子って?」

「ルツに決まっているでちゅ」


決まってるんだ。


「あのバカが弱いからこうなったんでち」

「あれで、弱、い?」


ミカゲは完全に思考が停止したようだ。まともに考えている気がしない。


「当然。未熟者でちからね。魔眼を与えるのも間違っているかもと思ったくらいでち」

「魔眼?」

「そうでち。渡したのは遠視の魔眼。星見の魔眼」


遠視って、ルツは嘘ついてたな。


「バカ弟子だけど魔眼の適性だけは高かったんでちよ」


目の前の幼女に見えなくもない人がやれやれとする。


「お主にも素質があるがまだ与えられん。そこの…ミカゲ?には警視の魔眼を与えようと思ってきたんでち」


ぐいぐいと迫ってくる幼女に思わず一言。


「い、いや、いいです」

「そう断るでないでちよ。貰えるものは貰っておくでち」


じりじりと寄ってくる。


「り、了解した。で、でもせめて名前を」

「おー、忘れてた。名前は百式魔眼マイールでち」


おー、なんて見た目にそぐわない名前。


「警視の魔眼は人の警戒度と自分や仲間に対しての危険度を見ることの出来る魔眼。まあコツは自分で掴むことでち。説明するのは難しいもんでちからね」


説明をしながらミカゲの目に手を当てる。

暫くすると手を離し一息つく。


「ふぅ、こんなもんでち。それじゃああのめんどくさい所を一週間以内に終わらせるでちよ?そうじゃなかったら殺しにいくでち。どうせもう終わってるところでちから。神子様はまもるでちよ?」

「ちょっ、まって!」


制止は聞かずに消えていく。


「どう?使えそうか?」

「一応見える。けどいまいち」


魔眼は癖が強いのか。ってん?遠視の魔眼?


「ルツはお風呂、覗いてたかもしれない」

「ちょっと考えた」

「まあいいんじゃね?減るもんじゃないしな」


それを聞いて流石に怒ったようだ。


「クレス、うるさい」

「どんだけデリカシーが無いんだよ」


魔眼、か。研究したい。完全に物理法則や世界法則から外れているものでは無いだろうがどうなんだろう。


「どうした?」

「いや、何でもない」


こういう事は後でだ。取り敢えずあの国を攻略しないと。

ブレーキ踏めって、回りを見ろよ。といわれかねないほどの脈絡のなさ。逆にすごいんじゃねと思い始めた。


あ、あと短くてすいません。

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