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宿命の隣  作者: スプレー妖怪
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24話 焦るミカゲ

いつも以上に納得が行かない。

24話 焦るミカゲ


「レイ!どうしよう。私はそこまで得意じゃない。せめてクレスがちゃんと使えれば…」

「大丈夫。戻ってきたから」


ミカゲはキレイに包帯を巻いていく。壁にぶつかった衝撃により足が骨折していたので真っ直ぐな棒で固定する。


「ここまでの傷を直ぐに治すのはあまりよくない」

「最低限の魔法で回復させるだけでいいのね」


少しだけ遅れてきたアイラルもすぐに状況を察し的確な質問をする。


「そう」

「でもミカゲはどうするのよ。あの人たちは強すぎるわ。アイラルも流石に魔力の底が見え始めた。その状況であいつに勝てるとは思えないわ」

「問題ない」


私も固有魔法を作った。必死に練習した。クレスの時と同じ失敗を繰り返さないために。技のヒントは目の前の悪魔だった。あれは認識に障害が起きていることを利用したトリックだった。私にそんな魔力はないが相手が剣を当てる、その一瞬だけでも騙せればいい。

駿迅閃光!

駿迅雷光の更に上の技。調整はいるけど今の私でも使える!でもこれだけじゃ足りない。きっと防がれる。


「おや?さっき同じようなのを見ましたね。それよりも速いですが捉えられます」


レイの時と同じように流される瞬間、起きた。


幻刃!


「な、に?」


「私の技、幻刃。初めてみる技は堪えるでしょ?」


「ふ、ふふっ。これは驚いた。全く意味が分からない。少し認識を改めましょう。四肢を切り落としてからその技は聞きましょう」

「あなたにこの剣は見切れない」


この技の特徴は化かす事、種が分かれば簡単。中級の強度で幻魔法をほぼ小太刀の座標から少しだけずらして張る。すると手元を見られると分かってしまうが少しだけ前に小太刀がでる。後ろに幻を出す時も小太刀を消す行程も入るが使える。結局はそのパワーポイントに当たらなければ受け流すのも簡単。


「すごいね。あなたが成長した過程をみていきたいくらい」

「遠慮しとく。それよりあの目の前の化け物、どうにかしてくれる?」

「大丈夫。ここまで来れば聖唱が通じる筈。私に任せてくださる?」

「わかったわ」


聖唱は要するに浄化の歌。異形な付き方をしているものを引き剥がす魔法。


「la-」


ラ。その一音が響き渡る。


すると急に暴れだす悪魔。


「グァァァァ!コレハダメダァ!ハナレテイクゥゥゥ!ウツワガァァ!」


その言葉を言った次の瞬間に本体が見えてきた。その瞬間に勢いよく何処かへ飛んでいく。


「悪魔降臨を無理やりさせられてた、か」


「そうみたいだね…そういえば君って誰?私と同じような存在な気がするけど」


「クレスだ。俺はちょっと特殊な理由があったんだがまあそれはいいよな」


「そうね。私を降ろすのがもう限界みたいだし。戻すね」

「どういう事?」

「あれ?話してなかったっけ?そっかーあとから来たもんね。それじゃあ戻ったあとの男に説明してもらってくれる?」


ん?ん?


「あとこの後の事よろしく」


この後?


「ふぅ、やっとおれに主導権が来た」

「取り敢えずレイを救急所に連れていかないとね」

「あとの事はよろしくお願いするわ。私はここにいるから」

「わかった。アイラルも手伝って」


ミカゲとアイラルはレイの肩を持つ。


「…重い」

「しょうがないだろ?レイは完全に意識を失っているんだから」

「しょうがない。クレスを置いていこう」

「それはやめてくれ」

「それは私が持つよ、なにもしないのは気が引けるし」


しかし受け取った直後、落としてしまう。


「お、おっもっ!」

「ヘンゼはまだ余裕あるんですから強化すればいいじゃない」

「そーだった、忘れてたよ」








「重傷者だらけでまともに回復が出来そうもない」

「でも早くしないとこれはまずい状況になってるし、ルツはまともに来る気配がないし」

「忘れてたわ。しっかりと丁寧に治してから城に戻るから見せてくれる?」


来たのはアルテスだった。


「それじゃあ治しといて。私は残りの魔力で出来るだけ魔物の数を減らしておくから」

「それは私もいく。アイラルだけでいかせない」

「ありがとう。でも流石に魔力がない筈。私はまだあるわ」




「それなら私がいくよ」


手をあげたのは言わずもがな。ヘンゼだ。


「確かにあなたはあまり強くない訳じゃないわ。でも器用貧乏に近いのよ。確実に帰ってこれるとは言えない。もし何かあったらまたショックを受けるわよ?自分のせいだってね」

「やっぱり私がいく。魔力は少ないけど残りをクレスからもらえばなんとかなる」


そうじゃなきゃ意味がない。


「…めんどくさいわね。何でそんなにいきたいの?命がかかっているのよ?」

「それが、私の使命だから」

「突撃することが?」

「人を護ることが」


私は揺るがない。そうじゃなきゃダメ。


「私は焦ってるように見えるけど」


「焦ってない!」

「普段のミカゲならそこで感情を剥き出しにしないわよ?」


っ!


「そ、そんな訳ない…」

「自信を失くしてるじゃない。そんな不安定な状態で行かせられないわよ」

「うるさいうるさい!」


焦ってなんかいない!


「焦ってるよ。護れなかったから?」

「そうだよ!そっちは二人で倒したって!でも…」

「私は殆ど護ってもらってばかりだったよ。でも焦るのはダメだって。それは命を無駄に落とすだけ」


ミカゲはどんどんイライラしていた。それに比べて冷ややかな目で見つめ続けるアイラル。それを見ていてやっと気付く。


「…」

「少し落ち着いた?」

「ごめん、なさい」

「感情も悪いことじゃ無いんだけどね~、ここでは冷静がものを言うのよ?」

「気を付ける」

「それじゃあ行ってらっしゃい」

「え?」

「ミカゲは感情を出すことがほとんどないけど感情を出したときが死ぬ可能性の高いタイミングだって。精神面が弱いってね。まあレイの受け売りだけど。立ち直りも秒だと思うって言ってたし」


はぁ、やっぱり強い。私よりレイの方が断然強いよ。


「やっぱりレイはすごい。レイが居なかったらきっと隙をみる前にみんなが殺されていたから」

「そこまで冷静になったんだ。それじゃあ行こう」

「うん」








よくよく考えると今回はアイラルと一緒に居ることが多い気がする。結果的にとはいえ教えてもらうこともたくさんある。でも代わりに何を渡せばいいんだろう?

要素がありすぎる?書き直しするときにはヘンゼ消すべき?あー分からない。登場人物の生かしかたが…

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