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第62話 現況把握その1 進化と能力値



「……緊張した」


「私も……」


十数分前、皆の前で『両方潰す!』って啖呵を切って見せた2人。

しかしそんな2人は今、横になってぐでーっとしている。


いやまあ……あの場では、感情からくる勢いとノリでがーっとやれたらしいんだけど……いざ決意表明が終わったら、緊張の糸が切れちゃったようだ。

ま、内容が内容だし、無理もない


いくら、事前に2人+レガート、それに僕ら3体と話して決めたことだとしてもだ。国を相手に喧嘩する何で大言壮語……冗談で言うならともかく、本気となればずしっとくるもんだろう。


で、僕らはそれについていくことに同意したのかって? 一応ね。


思い返せば、もともとレーネ達には情半分、打算半分でついてきた感じだ。


色々世界を回ってみたいけど、魔物単体――しかも僕みたいな罠系色モノ種族――で動くよりも、見た目誰かの手荷物的なポジションでいた方が動きやすい。

それに、レーネを助けたのも何かの縁だし、このまま放ったらかして死なれるのも嫌だった。


だからこうして今までついてきたわけだけど……結構楽しいし、文句はない。

彼女も僕らのことを信頼してくれてる。そういう感情は、受けていて嫌なものじゃない。


ああ、あと……これは超個人的かつ適当な理由なんだけど……『黙示録』の件もあるな。


彼女たちの故郷の宝物をこうしてもらっちゃったっていう点と……その中に表示されるクエストに、やたら彼女たちに関係するものが出てくるから。

こうなったらこのままどこまで行くのか、見てみたい気もするのだ。


今のところ、サクセスストーリーの序盤、起承転結の『起』みたいな感じだし。


フォルテも同じような動機でOK、リィラは元々彼女たちについていく気だった。

だから、これからも一緒だ。




さて、そんなわけで、僕らはレーネ達と一緒に行くことに決めたわけだけど……旅をつづける前に、一つすませておきたいことができた。


それはさっき、『シェイアーガー』から元の3体に戻った時に発覚した。

戦闘が終わって、ふぅ、と息をついた瞬間に戻った。時間経過で合体解除される仕組みなのか、戦闘終了したからなのかは……今のところわからない。要検証だな。


ちなみに……『シェイアーガー』っていう名前は、『シェイプシフター』『アーマードパペット』『シルバーガーゴイル』からちょっとずつ取ったもの。

あの一瞬で考えた名前としては、上出来だと思う。我ながら。


……っと、話がそれたな。

でだ、その時に何が明らかになったのかというとだ。



★名 前:シャープ

 種 族:変幻罠魔シェイプシフター

 レベル:50

 攻撃力:460  防御力:578

 敏捷性:431  魔法力:405

 能 力:希少能力『悪魔特効デビルスレイヤー

     固有能力ユニークスキル財宝トレジャー創造メーカー

     固有能力『変身メタモルフォーゼ

     特殊能力スペシャルスキル『杯』

     特殊能力『擬人化』

     特殊能力『換装アームドチェンジ

     特殊能力『変形トランスフォーム

     特殊能力『合体コンヴァイン

     特殊能力『悪魔のびっくり箱パンドラボックス

      派生:『無限宝箱インベントリ』『絡繰細工ギミックアート

         『奇術道具トリックスター』『箱庭セーフゾーン

 備 考:進化可能(保留中)

      候補①:宝魔トレジャー道化クラウン

      候補②:王宝牙棺キングギフト


★名 前:フォルテ

 種 族:シルバー悪魔像ガーゴイル

 レベル:50

 攻撃力:440  防御力:495

 敏捷性:386  魔法力:612

 能 力:通常能力『擬態』

     通常能力『上級魔法適正』

     希少能力『神聖魔法適正』

     特殊能力『杯』

     希少能力『悪魔特効デビルスレイヤー

     希少能力『自己修復オートリバイブ

 備 考:進化可能(保留中)

      候補①:龍魔像ドラゴガーゴイル

      候補②:神造鉄兵タロス

      候補③:機械フルメタルドラゴン



★名 前:リィラ

 種 族:武装アーマード傀儡パペット

 レベル:50

 攻撃力:432  防御力:300

 敏捷性:399  魔法力:114

 能 力:希少能力『連携強化・中』

     固有能力『臨戦・射撃』

      派生:『格納庫』『狙撃』『連射』

         『矢弾製造』『自動装填』

     特殊能力『変形トランスフォーム

     特殊能力『人化』

 備 考:進化可能(保留中)

      候補①:戦闘ウォーリア傀儡パペット

      候補②:武装アーマード機傀モービル



全員レベルカンスト。そして、進化待ち。

どうやら、あの勇者と悪魔の相手は、僕らに膨大な経験値をもたらしてくれたらしい。


……しかし、まだレベル前半だったはずのリィラまでカンストとは……ホントに大量に入ったんだな。彼女より早くレベル50に至ったであろう僕とフォルテは、カンスト以降の経験値は無駄になってしまったことになる。あー、もったいない。


まあ……仕方ないだろコレは。あんな1戦でここまで大量に経験値入るなんて思ってなかったわけだし……それに、『合体』する時、あまりレベルに差がありすぎるとダメ的なこと言ってたはず。だったら、これはかえって好都合だろう。全員のレベルがそろったんだから。


うん、そう思うことにしよう。もう仕方ないこれは。


あと、僕ら3人……もとい、3体、どうやら種族によってレベルの上がりやすさが違うみたいだし、注意しなくちゃいけないかもな……。

今までの感じだと……一番早いのがリィラで、一番遅いのがフォルテだ。


さて、じゃ早速行くか!

この数時間の間に、みんなすでに何に進化するかは決めてあるし。


満を持して、みんな仲良く一緒に……!


『――選択を確定しました。『シャープ』が『王宝牙棺キングギフト』に進化します』


あふれ出す、青い光。

僕ら3人の体がそれに染まり、ゆっくりと……その姿が変わっていく。


ほどなくして、完了。

今までよりも少し時間がかかったような……?



『進化が完了しました』

『シャープは固有能力ユニークスキル機動ロボット生命体モンスター』を手に入れた!』

『固有能力『変身メタモルフォーゼ』は『機動ロボット生命体モンスター』に統合されました』

『特殊能力『換装アームドチェンジ』は『機動ロボット生命体モンスター』に統合されました』

『特殊能力『変形トランスフォーム』は『機動ロボット生命体モンスター』に統合されました』

『特殊能力『合体コンヴァイン』は『機動ロボット生命体モンスター』に統合されました』

『シャープは特殊能力スペシャルスキル機人化ロボットモード』を手に入れた!』

『特殊能力『機人化ロボットモード』は『機動ロボット生命体モンスター』に統合されました』


『特殊能力『悪魔のびっくり箱』より、能力『眷属小箱レプリカミミック』が派生した!』

『特殊能力『悪魔のびっくり箱』より、能力『愛箱弁当ランチボックス』が派生した!』

『特殊能力『悪魔のびっくり箱』より、能力『箱入娘ベイビーズガード』が派生した!』


『派生能力『箱庭セーフゾーン』が成長しました。フリースペースが解放されました』


『条件を満たしました。特別な能力の獲得に成功しました』

『シャープは固有能力『アーティファクトメーカー』を手に入れた!』

『固有能力『財宝トレジャー創造メーカー』は固有能力『アーティファクトメーカー』に統合されました』


『条件を満たしました』

『アイテム『銅の黙示録』が『銀の黙示録』に変化します』

『閲覧可能な情報の範囲が拡大しました』



やかましいほどのアナウンス。

主に、スキルの変質を告げるものがほとんどで……たまに、他のが混ざる。


それが鳴りやんだ時……僕らの進化は終わっていた。



★名 前:シャープ

 種 族:王宝牙棺キングギフト

 レベル:1

 攻撃力:620  防御力:762

 敏捷性:499  魔法力:509

 能 力:希少能力『悪魔特効デビルスレイヤー

     固有能力ユニークスキル機動ロボット生命体モンスター

      派生:『変身』『変形』『換装』

         『合体』『機人化』

     固有能力『アーティファクトメーカー

     特殊能力スペシャルスキル『杯』

     特殊能力『悪魔のびっくり箱パンドラボックス

      派生:『無限宝箱インベントリ』『絡繰細工ギミックアート

         『奇術道具トリックスター』『箱庭セーフゾーン

         『眷属小箱レプリカミミック』『愛箱弁当ランチボックス

         『箱入娘ベイビーズガード



★名 前:フォルテ

 種 族:機械フルメタルドラゴン

 レベル:1

 攻撃力:590  防御力:600

 敏捷性:397  魔法力:784

 能 力:希少能力『悪魔特効デビルスレイヤー

     希少能力『最上級魔法適正』

     固有能力『機動ロボット生命体モンスター

     固有能力『機攻魔法』

     特殊能力『杯』



★名 前:リィラ

 種 族:武装アーマード機傀モービル

 レベル:1

 攻撃力:554  防御力:350

 敏捷性:684  魔法力:144

 能 力:希少能力『連携強化・大』

     固有能力『機動ロボット生命体モンスター

     固有能力『臨戦・射撃』

      派生:『格納庫』『狙撃』『連射』『充填射』

         『矢弾製造』『自動装填』『極大射程』

     特殊能力『杯』



僕は、見た目は……何というか、メインカラーは黒と金になった。

黒光りする、黒曜石のような重厚かつ上品な輝きのボディを、金色の細やかな細工物が全体的に縁取っている。


だが、サイズはさらに大きくなり……これ宝箱っていうか、プレハブ小屋くらいあるよね?

レーネとかビーチェあたり、ぱくっとひと飲みにできそうだ。何なら中に住んでもらっても、多少窮屈だけどどうにかなりそうなくらいに大きい。


もうコレ……蓋が開いて牙が並んで、形こそ宝箱魔物ミミックだけど、だます気ないだろ。

まあ、いざとなったらサイズはいくらでも変えて化けられるだろうから、別にいいけど。


しかしこれなら……今までできなかった、バスに変身とかもできそう……かも?


そして、スキルがえらい増えたな……後で要検証だろう。


次、フォルテ。機械フルメタルドラゴンの名の通り、機械のドラゴンになった。

……昔の怪獣映画とかにいなかったっけ、こんなの?


身長は2m前後程度で、あんまり変化なし。

体重は……乗らせた感じ、かなり重くなったかな。


ガーゴイルの面影ねーな……せっかく僕が改造してやったのに。

いや、ひょっとしてそのせいでこうなったのか? そういや、悪魔系だった見た目を爬虫類ベースにしたうえ、機械系の戦闘用ギミックを色々追加した気が……。


両肩にキャノン砲、両腕に機銃と仕込みブレード、腹部に大口径のエネルギー砲、おまけに目は何か色々と鑑定とかスキャンとかできるようになっているらしい。

翼は健在だけど、メカっぽくなってる上に、付け根部分に噴射口ついてる。


……君、ホントに数十秒前までガーゴイルという名の魔法生物だった?

SFの住人になってませんか一気に?


もちろん、素の爪とか牙とか尻尾とかも強力な武器なのだけども。


……僕が整形手術してやった時と一緒で、慣れるまで大変だなこれは。


だが、一番すごいことになったのはリィラだろう……。

武装アーマード機傀モービルという名の、美少女ロボットになった。


見た目は、今までとほとんど変わりない。

服装がゴスロリからクラシカルな感じのエプロンドレスになったけど……ロボ関節と美少女フェイスのギャップ、そして可愛さは健在。マスコット要員継続お疲れ様です。


しかし、まあこのままでも十分強いんだけど……『戦闘モード』がやばい。


クラシカルなエプロンドレスが、一瞬にしてメタリックな見た目の装甲バトルドレスに変化。ロングスカートからミニスカート丈になって、動きやすく変化。

両手足に機械的な手甲具足を装着し、背中と腰に銃火器を装着。


はい、ココ注目。

銃火器なんだよ。クロスボウとかじゃなくて、ピストルとかなんだよ。

ハンドガンと自動小銃とサブマシンガンとライフル装備してるんだよ。しかもそこから、普通の金属の弾丸でも、魔力弾丸でも、火炎放射でもレーザービームでも自在に撃てるんだよ。


完全に戦闘用人型ロボットである。

剣と魔法の世界に非ざる機動兵器である。ファンタジーどこ行った。


まあ、フォルテも似たようなもんだし、僕も似たようなことならできると思うけど。


それに……スキル『絆』のおかげで、互いができることの垣根がだいぶ取っ払われてる。

フォルテの『自己修復』を僕もリィラも使えるし、リィラの『矢弾製造』を僕もフォルテも使える。僕の『変形』や『換装』を、リィラもフォルテも使える。


さすがに『悪魔のびっくり箱』とかは無理だけど、かなり利便性は上がってるのだ。


そしておそらく……僕らの能力が上がったってことは、僕らと『絆』ないし『絆の杯』でつながっている、レーネやビーチェ、そしてレガートたちの能力も上がっているはずで……。



★名 前:レーネ・セライア

 種 族:ハーフエルフ

 レベル:74

 攻撃力:297  防御力:404

 敏捷性:222  魔法力:398

 能 力:特殊能力『絆の杯』

      契約:シャープ、フォルテ、レガート、ビーチェ

     希少能力『悪魔特効デビルスレイヤー

     希少能力『中級魔法適正』

     

     

★名 前:レガート・ディミニー

 種 族:エルフ

 レベル:72

 攻撃力:259  防御力:263

 敏捷性:278  魔法力:339

 能 力:希少能力『精霊魔法適正』

     希少能力『統率』

     希少能力『悪魔特効デビルスレイヤー

     特殊能力『杯』

     

     

★名 前:ベアトリーチェ・ドラミューザ

 種 族:半吸血鬼ダムピール

 レベル:64

 攻撃力:398  防御力:322

 敏捷性:375  魔法力:286

 能 力:通常能力『吸血』

     希少能力『希少種レアスピーシー

     希少能力『超再生』

     希少能力『上級魔法適正』

     固有能力『吸血鬼化・仮初』

     特殊能力『絆の杯』

      契約:レーネ、バート、ナーディア、ライラ、リィラ



ほらね。

つか、スキルも増えてるな……いつの間に。


まあ……これからの目的を考えれば、好都合だ。幸先いいな。


この能力値なら……もう少しレベルが上がれば、こないだ戦った『勇者』レベルにもどうにかなりそうだし……彼女たち自身が、ひょっとしたら『進化』するかもしれないし。


どんどん行こう。今後、戦力はいくらあっても、ありすぎて困ることはないんだから。





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