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冷徹魔法騎士令嬢の日常  作者: みけ猫 ミイミ
序章

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3/3

意図みえず

ルナリアーナは隊長室でアルディオスと話しているも……。

 魔法騎士団第三部隊の隊長室に来ている。

 ワタシはソファに座り目の前にいるアルディオス様に見惚れていた。


 ああ〜こんな日がくるとは思っていませんでしたわ。

 アルディオス様が隊長でワタシは副隊長……婚姻を結ばずとも一緒に居られます。


 そう思いワタシの目は恐らくハートになっている。そのぐらい気持ちがラブリーなのだ。


 ですがアルディオス様は、なぜ黙ったままなのでしょう。話があるから部屋に呼んでくれたのではないのですか?


 黙ったままワタシの顔をみているアルディオス様に対して不思議に思い首を傾げる。


「話とは?」

「ハッ!? すまない。あまりにも君に見惚れてしまっていた」


 見惚れる?……ワタシに? 君? 黄身? 近くに玉子はありませんけれど……。


 流石に自分のことの訳がないと思い周囲を見回した。


「何を探している?」

「黄身に見惚れていると言われましたので探していたのですが、テーブルの上や床には玉子などありません」


 なぜかアルディオス様は両手で顔を覆い笑いだす。


「ワハハハ……面白い!! 流石はルナリアーナだ!」

「そんなにおかしなことを言いましたでしょうか?」

「いや、すまない。そうだな……今は、このままでいいか」


 なぜでしょう……アルディオス様の表情が悲しげにみえます。


「そうそう……話があったんだった」


 忘れていたのでしょうか?


「先に話したようにルナリアーナには副隊長として女性騎士たちの管理をしてもらう」

「はい、ワタシに何処までできるか分かりません。ですが全身全霊をかけ役職を遂行したいと思っています」

「クスッ……いや肩の力を抜いて普段通りにしていてほしい」


 普段通り……そんなことで副隊長の任が務まるのでしょうか?


「はあ? そう言われましても……」

「昔は……もっと笑っていたはずだ」


 いきなり何を言い出すの?


「そうでしょうか? ワタシは変わらないと思うのですが」

「自覚がないのか? 十二歳ぐらいの時までは、ルナリアーナが楽しく笑っていたのを記憶している」

「……」


 なぜ? 十二歳以前のワタシを知っているってことなのでしょうか。


「ハァー……笑顔のルナリアーナを独占できたらと思ったのだが」

「ドクセン?…………毒????」

「クスッ…… この様子だと無理そうだ」


 どういう事かしら?……意味が理解できません。そもそもアルディオス様の前でなど緊張して笑えませんわ。


「話とは、これだけでしょうか?」


 あー……緊張し過ぎて余計なことを言ってしまいましたわ……どうしましょう。


「そうだな……今の所たいして話はない。これから何時でも、ルナリアーナを呼び出せる」

「はい! 何時でも飛んでまいります」

「やはり…………硬いな」


 かたい? 何がでしょうか……。アルディオス様の周囲で……硬い物なの? そうだとしたら触れている物ですよね……ソファかしら?


「気づかず申し訳ありませんでした! アルディオス様の座られているソファが硬いなんて思ってもおらず」

「……」


 アルディオス様の表情が固まった。何か間違ったことを言ってしまったのでしょうか?


 そう思った瞬間アルディオス様が「ハハハハハッ――……」と涙を流しお腹を抱えて大笑いしている。

 こんなアルディオス様をみたことがなくワタシは困惑した。


 こんな一面があったのですね。これは新たな発見ですわ。今日はなんて良い日なのでしょう。


「すまない……あまりにもルナリアーナが意外で面白いことを言ったから笑ってしまった」

「そんなに……おかしなことを申したでしょうか?」

「いや……そうだな。おかしなことはないが想像もしていない発言をしたからだ」


 まあ〜どうしましょう。こんなことでアルディオス様に嫌われてしまったら……。


「申し訳ありません。これからは言葉を選び話をいたします」

「いや……いいんだ。僕は普段のままのルナリアーナをみてみたい」


 普段のまま……そんなの絶対に無理ですわ!! ですが……どの程度の普段のワタシをみせれば良いのでしょう?


「申し訳ありません……無理です」


 咄嗟に言ってしまい後悔。


「話がないのでしたら失礼いたします」


 そのまま立ち上がり一礼するとアルディオス様の顔をみずに背を向け扉の方へ歩き始める。


「あっ! 待ってほしい……ルナリアーナ」


 そう聞こえるもワタシは振り返らず扉を開け通路にでた。


 ❇︎♡✳︎♡❇︎


 通路を歩きながら思考を巡らせている。


 いったいアルディオス様は何を言いたかったのでしょう? 話が全然みえないわ。心を読めという訳でもないでしょうし……。


 そう思いながら歩き、ふと窓の外へ視線を向けた。


 まだ帰るには早いですね。何をしようかしら?


 外で巡回している二名の警備兵が視界に入ってくる。


「ルナリアーナ様!」


 そう声が聞こえ振り返った。そこにはセリスニアが居て笑みを浮かべている。


「どうしたのです?」

「あー……その…………ですねえ。はっ!? そうそう、そうでした。これから城の書物庫に行くのですが、ルナリアーナ様も一緒にどうでしょう?」

「そうですねえ……調べものもありますし行きましょうか」


 このあと何をしようかと迷っていましたので、まだ読んでいないロマンス小説を探すのもいいですわよね。


「はい! う、嬉しいです!!」


 その後ワタシはセリスニアと書物庫へと向かった。


 ❇︎♡✳︎♡❇︎


 書物庫にくるなり小説が並ぶ棚へと向かおうとする。


「ルナリアーナ様……小説をお読みになるのですか?」

「ええ……好きなのよねえ」

「私はロマンス小説が好きですわ。イメージ的にルナリアーナ様は冒険小説とかでしょうか?」


 なぜそう思うのかしら?


「いえ……ワタシは――……」

「そうですよね……冒険小説のような子供じみたものよりも実技に応用できるようなバトル小説の方が」


 かえって酷くなっているように思えるのですが……。


「もしかして、これも違いましたでしょうか? そうなると推理小説とか……」


 なぜ?? まあ面倒ですし……適当に頷いておきましょう。それに、まだマシですので……読んでいない訳でもありません。


「そうね……そんなところかしら」


 そう言いロマンス小説の棚へと行こうとするも、なぜか推理小説の棚の前に立っていた。


「ルナリアーナ様、私はロマンス小説の棚の方へ行きます」


 ハッと思い棚をみる。


 ワタシとしたことが……本当はロマンス小説を読みたかったのですが。


 そう思うも今更セリスニアを追いかけて、また何か言われるのも嫌だった。仕方なく推理小説で面白そうな作品を探し始める。


 ・

 ・

 ・

 ❇︎

 ♡

 ❇︎

 ・

 ・

 ・


 この辺は読んだことがありません。


 そう思いながら本を取り表紙をみた。


 この小説の絵師さまは、イケメンな男性を描くのが得意なのでしょうね。ヒロインよりも力を入れて描いているように思います。


 その本を左手に持つ二冊の上に置くと他にもないか探し始める。

 本を探していると棚の反対側から声が聞こえてきた。


「昨日は失敗したみたいだな」

「すまねえ……まさかアルディオス様が」

「言い訳はいい。お前たちの顔はわれた……別のヤツに依頼する」


 この声は……ダイゼムよね。それと、もう一人……何処かで聞いた覚えのある声だわ。誰だったかしら?


 思考を巡らせるも思い出せない。


「依頼料は……」

「もらえると思ってるのかよ! 成果も得られなかったくせに」


 バサッと何かを投げつけたような音がして足音が遠ざかっていった。

 棚をガタンと叩く音がしたあと足音が別の方に向かい段々小さくなり聞こえなくなる。

 聞いていたワタシは頭の中で色々想像しながら整理をしていた。

読んで頂きありがとうございます(^ω^)


3話目まで書いたぞ〜o(^▽^)o……次は4話目だ!……||\(ーー;)


では次話もよろしくお願いします(o^^o)

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