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冷徹魔法騎士令嬢の日常〜陰ながら好きな人をみていたら何時の間にか溺愛されていたみたいです〜  作者: みけ猫 ミイミ
序章

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プロローグ★想い想われ振り振られ

不定期な新連載


★★★★★


ルナリアーナはダイゼムと言い合いをしていると……。

 ワタシには好きな人がいる。


「ルナリアーナ・ネルテゼ……オレと結婚してくれないか!」

「何度いえば分かるの? 結婚なんて興味なし。誰とも付き合う気なんてない」


 これは嘘だ。好きな人に言われたら心が動く。でも幼馴染のダイゼム・シアンに言われてもトキメク訳もない。

 そうワタシは……陰ながらお慕いしている人がいる。

 その人は強くてカッコいい。いえ、それだけじゃない。誰にでも優しいのよねぇ……。そこが少し妬けるけど好きと思えるところだからいいの。

 告白はしない……今の距離を保ちたいから。ううん……断られるのが嫌なだけだ。好きだと思ってもらえる訳がない。

 それに彼に告白した女性は、みんな断られている……綺麗な人たちばかりだったのにね。


「何時までも一人って訳にはいかないだろ? それに、もう二十歳だぞ」

「一生騎士として国のために生きるの。結婚なんて考えられないわ!」

「お前って……性別間違って産まれてきたんじゃないのか?」


 好きって言いながら何時もこんな感じに人をけなす。だから余計に嫌い。そもそもワタシなんか相手にしないで他の女性を探せばいいのにね。性格を除けば悪い容姿じゃないんだから。


「なんとでも言って! ワタシは忙しいの。これから女性同士で茶会をするのよ」

「そんなの遅れても問題ないだろ? それよりもオレとさぁ」


 そう言いながらダイゼムはワタシの腕を掴もうとした。

 それをみて瞬時にダイゼムの腕を掴み思いっきりひねる。


「イタタタター……って放せよ! この腕力ブスっ!!」

「言ったわね!」


 そう言いダイゼムを投げ飛ばそうとした。


「クスクス……痴話喧嘩か? 相変わらず、お前たちは仲がいいな」


 その声を聞き慌ててダイゼムの腕を離す。


「これは…………痴話喧嘩じゃ」


 俯き顔を逸らした。

 そう、その声の主が好きな人だったからだ。

 アルディオス・ファルシェスと言い二十一歳でワタシよりも一つ上。伯爵家の次男で魔法騎士団第三部隊の隊長をしている。それだけの実績があるのだ。

 好きになった理由は十二歳の時に通っていた王立ノベバラ学園で同級生からイジメに遭っていた時にアルディオスが助けてくれた。そんな彼に一目惚れし今に至る。

 そうそうワタシはアルディオスの部隊に所属している騎士だ。


「そうなのか? 滅多に表情を変えないルナリアーナだが。ダイゼムの前だと表情をコロコロ変えている。それに何時もより会話が弾んでようにみえるぞ」


 嫌だ……なんで、こんな所をみられるのよ。


「これは……」

「勿論、許嫁だからな」


 ちょっと待って!


「違います!! 結婚なんて……ワタシは」

「クスッ……まあいい。じゃあ俺は魔法騎士団の隊長会議があるから行く」


 そう言いアルディオスは軽く手をあげ振った。その後、背を向け城の建物へと入っていく。

 その姿が消えるまでアルディオスの背筋……背中を抱かれたいと思いみている。


「フンッ……絶対に追い抜いてやる!!」

「追い抜く……アルディオス様を、ダイゼムが?」

「ああ……今は、まだ副隊長にもなっていないけど……いずれは魔法騎士団の団長になってやる!!」


 何を馬鹿なことを言っているのかとワタシは呆れて、ハァーっと溜息をつく。


「ワタシにも勝てないダイゼムが騎士団長になるなんて無理に決まってるでしょ!」

「無理かどうかは分からないだろ!!」

「まあ……無理せず頑張るといいわ。と、いう訳でワタシは茶会に遅れるから」


 そう言いワタシは軽く手を振った。

 ダイゼムはムッとした表情でワタシをみている。


「ぜーったいなってやる!」


 そう叫びダイゼムはワタシに背を向け駆けていった。


「ちょっと言いすぎたかな?」


 そう言うも、まあ大丈夫だろうと思い着替えをするため城の中へと向かう。


 ❇︎♡✳︎♡❇︎


 ここは友人であるリセナキア・シャルメスの屋敷にある庭園。その一画には茶会をするスペースがある。

 ワタシの他にリセナキアとカルセナ・マキティムが居てテーブルを囲みお茶とお菓子を食べながら話をしていた。


「ルナは一段と惚れ惚れするぐらい凛々しくなられましたわね」


 そう言いリセナキアは、なぜか顔を赤らめワタシをみている。

 不思議に思いワタシは小首を傾げた。


「ルナリアーナ……強い女性って男性には、モテないらしいわよ」


 カルセナは棘のある言い方をするから付き合い難いのよねぇ。


 この二人は幼少の頃からの腐れ縁とも云える親友だ。どっちもワタシと同じ男爵家の令嬢。

 リセナキアは王立学園で教師をしている。昔から面倒見よくて世話好きで頭もいい。それに幼少の頃から教師に憧れていた。


 まあワタシには教師なんて無理だろう……。


 かたやカルセナは、ほぼ毎日のようにお見合いをしているらしいけど……良い相手がみつからないようだ。


 まあ、この性格じゃあ……厳しいかと(汗


 そう思いながらティーカップを持ちワタシはお茶を口に含んだ。

 その後、日が暮れるまで話をしたあと二人と別れ自分の屋敷へと向かった。


 ❇︎♡✳︎♡❇︎


 ハルロック城から町へ向かう途中の木々が多い場所にワタシの住む屋敷は建っている。

 因みにリセナキアの屋敷は城の南西側だ。


 今日の茶会は何時も通りで楽しかったわ。

 だけど……なんで好きでもないダイゼムに毎回告白されなきゃいけないのよ!

 それに今日に限ってアルディオス様にダイゼムと一緒の所をみられてしまうなんて……最悪だわ。

 茶会がなかったら最悪だったかも。


 そう思い歩いていた。


「……!?」


 殺気を感じ立ちどまり周囲の気配をさぐる。


「女が一人で、こんな道を歩いてちゃ心細いんじゃねえのか?」


 そう言いながらナイフを持った男性は、ワタシの眼前に現れた。


「そうそう……どうだ? 俺たちが遊んでやってもいいぜ」


 小太りの男性がスケベそうな顔でワタシをみてる。


 キモイ……。


 他に……もう一人いて「グヘグヘ」と気持ち悪く笑っているし最悪。


「いえ、その必要はないわ」

「いいじゃねえか……遊ぼうぜ」


 そう言いナイフを持っている男性は、ワタシの腕を掴もうとした。

 それを素早くかわし男性の持つナイフを奪おうと試みる。

 だが小太りの男性が殴りかかってきた。

 それを避けるのに精一杯でナイフを奪えない。

 変な笑いの男性がワタシを捕まえようとしているのがみえ咄嗟に避ける。


 逃げるにも……無理。


「チョコマカと逃げやがって」


 そう言いナイフで斬り付けようとしてきた。

 避けようとするが他の二人に行く手を遮られている。


 どうにかしなきゃ……。


 隙を探す。だが見当たらない。もう駄目だと諦めた。その時、三人の男たちが次々に宙を舞って地面に叩きつけられる。


 えっ?


 一瞬のことで何が起きたか分からず困惑した。


「ルナリアーナ……大丈夫か?」


 その声を聞き何が起きたか理解した。

 そうアルディオス様が助けてくれたのだ。


「はっ……ハイ! ありがとうございます」

「間に合って良かったよ……いや違う。丁度通りかかって良かっただな」


 間に合ってを言い直さなくてもいいと思うのですが。


「もっと強くならないと迷惑をかけてしまいますね」

「いや迷惑じゃない。……やっぱり俺が側にいて護らないと駄目だな」


 その言葉を聞きワタシは耳を疑った。


「それって……」

「あー……まあいい。とにかく、また何かあったら大変だから屋敷の門の所まで送っていく」


 なんか誤魔化された気がするけど……門まで一緒に居られるならいいっか♡


 そう思いワタシは笑みを浮かべ「ありがとうございます」と軽く頭を下げる。

 その後アルディオス様の話を聞きながら屋敷へと向かった。

読んで頂きありがとうございますo(^▽^)o


いよいよ無謀な新連載が始動!

何処まで書けるか不明ですが長い目でみてくださいね。


では次話もよろしくお願いしますヽ(^o^)

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