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赤竜の伝説  作者: ラト
新たな人生?いや竜生だ!
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第3話 大空を羽ばたいて

取り敢えず僕は《異世界転生》した。


確証は無いけど、僕がこんな恐ろしいドラゴンに生まれ変わってる時点でもう元いた現実とはおさらばしている筈だ。


もう素直に受け入れよう。僕はくしゃみで山一つぶっ壊せる力を持つドラゴンだ!

もうこれ以上転生する事なんかもないだろうし、前世の事をくよくよせずに今の世界を生きよう!


やけっぱちになってる部分もあるが、僕は今の現状を受け止める事にした。そしてキャンプに誘ってくれた友達には悪いけど、せいぜい楽しんでくれよな!死んでドラゴンになった僕の分まで。


さて、もう思い残す事はない筈だ。取り敢えずは新しい土地へ行こう。流石に火山地帯でも生きていけるとはいえ、ここで永住するのはなんか嫌だし・・・


僕は新しい世界へ〈レッツゴー〉みたいに希望を乗せて火山地帯から飛び立った。今回はちょっと高度を上げて全体を見渡してみる。


絶景だ!


火山地帯を切り抜け、火山活動のない山岳の地帯を見渡すと、これが綺麗に写るのだ。個人的にはこれを写真で撮ってスマホの背景にしたい位だ。


スマホも一緒に異世界転生してくれたらなぁ〜ってそしたら充電切れで一生使えない未来が待ってるな・・・


時は流れ、僕はひたすら遠くへ飛び、海を越える。

人間が居る街や都市がないか上から見てみた。


あった。城が一つ立っているのを見つけた。せっかく見つけたのなら、一度訪問したいが僕は赤いドラゴン。ここに舞い降りたら大混乱を起こす筈だ。


とても良い歓迎はしてくれないのは確実で、むしろ僕を撃退しようと思うだろう…


やっと見つけた人間の街を見てみたかった僕だが、今の姿じゃ何処にでも行けない。こんなドラゴンを素直に受け入れる所などまずないだろう。


そして怖がれるだろう。第一僕はくしゃみ一つで山を滅ぼすドラゴンだ。


この姿の前で人と会う訳にもいかない。事情を説明しようにも、まず喋る事すら出来ない・・・壊滅的だな。


あ〜あ、これじゃあ何も出来ないよ、何?もうこうなったら怪獣らしく色んなモノをぶっ壊すの? 嫌だよそんなの、僕はそうゆうのしたくない。だからといって火山へ引き返えすのも嫌だ。


僕は目的地も当てもなく、さまよう感じでまた空を飛ぶ。さて、マジでこれからどうしようかと飛びながら悩んだ。悩み続けた。

そして答えが見つからず3日位経っただろう。


〜数日後〜


あ〜これ積んだ、積んだわ…もう策が思いつかん!


そして流石に何日間何も食わないと空腹を覚える。昔友達から教えてもらったがドラゴンって何も食わず飲まずで生きていけるって言う、言い伝えを思い出したがあれ、嘘だな。


異世界へ飛ばされて実証出来たなってもよく考えたらコッチの世界と僕らの世界じゃ「ドラゴン」の定義も違うから、腹減ってもおかしくないね。


って事で僕は一旦高度を下ろし、獲物を探す。もう自分でも野性としての本能出てるって感じがするわ。


よし!コイツにしよう。なんか旨そう!

僕が選んだ獲物は茶色い毛がフサフサしたマンモスみたいな猛獣をターゲットにした。


あの猛獣には申し訳ないが、これも自然のことわり

せめて、苦しみを味わう事なく逝かせてあげよう。


僕は罪悪感は芽生えたものの、何かを喰らわなければ僕が飢えるので実行する事に。


そして仕留める方法は、僕の尻尾を奴にぶつけて、一気に振り下ろす。


ごめんね、と僕は心の底から奴に目掛けて叩き潰した。

猛獣は雄叫びを出さずに生き絶えた。美味しく食べてやるからな・・・


僕は猛獣に感謝を捧げながら深呼吸をして、

口から炎のブレスを吐いた。旅の途中でため息をしていたら自然と炎のブレスを吐ける事が判明したため、調理方法はそれを採用。さて、頂くとしようか。


僕はこんがり焼けた猛獣を口に入れようとすると上空から僕より少し体格の小さいドラゴンが迫る!



せっかく仕留めた猛獣をありがたく食べようとした

健だが、急にドラゴンが迫りくるとは・・・


ドラゴンって同族とは仲が悪いのかな?

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