ステータス
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伊藤 達郎 (27) レベル : 1 性別 : 男
ジョブ : 無職 種族 : 人族 GP : 0
体力 : E 魔力 : E
筋力 : E 耐久性 : E+
抵抗 : E+ 俊敏 : D
知性 : B 器用 : C+
アビリティ
スキル
称号
異世界人
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「何だこれは?」
「それは、マスターのステータスです」
「ステータスって、あのゲームとかに出て来るあのステータス?」
「はい、あのステータスです」
マジかよ、それじゃあ本当にこれは……
「現実?」
「ご理解いただけたでしょうか?」
彼女は無機質な声で聞いてきた。
「正直まだ半信半疑だけど、とりあえず説明してくれ」
「了解致しました、ではご説明させていただきます。まずはスマートフォンの画面をご覧ください」
俺は彼女に言われた通りにスマホの画面を見た。
画面には、ダウンロードしますか。と書かれておりその下には、「はい」と「いいえ」の2つの選択がある。
「そちらの画面から「はい」をタップして下さい」
俺は彼女の指示に従い「はい」をタップした。
「⁉︎」
すると急に、頭の中に何かが入って来るような感覚がした。
そんな感覚が10分くらい続きやっと治った。
「俺に何をした?」
彼女に問いただすと、彼女は俺の質問に答えた。
「マスターの中にアビリティとスキルをダウンロードをしました」
「ダウンロード?」
「はい、ステータス画面をご覧ください」
彼女に言われステータス画面を開いた。
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伊藤 達郎 (27) レベル : 1 性別 : 男
ジョブ : 無職 種族 : 人族 GP : 0
体力 : E 魔力 : E
筋力 : E 耐久性 : E+
抵抗 : E+ 俊敏 : D
知性 : B 器用 : C+
アビリティ
ガチャ・異世界言語・アイテムボックス
スキル
鑑定Lv1
称号
異世界人
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さっきまで何も書いてなかったアビリティとスキルのところに何かが書いてあった。
「説明を続けてよろしいでしょうか?」
ステータス画面を見て固まってる俺に、彼女が聞いてきた。
「すまない、続けてくれ」
俺は、そう彼女に返した。
「それでは、続きをご説明させていただきます。それではまずスキルについてご説明させていただきます。
こちらの鑑定というスキルはさまざまな物の情報を見る事ができます。またレベルが上がればより詳細な情報が見る事ができます。
続いてアビリティについて説明いたします。
まずは異世界言語についてですが、これは文字通り異世界の言語を理解するのに必要なアビリティです。
続いてアイテムボックスについてですが、こちらはさまざまな物を別の空間に収納することができるアビリティです。
最後にガチャについてですが、ガチャはステータス画面にあるGPと書かれているポイントを消費することでガチャを引くことができます。」
「GP?」
「はい、GPはある事をすると獲得できるポイントのことです」
「ある事?」
「はい、説明をする前にスマートフォンの画面をご覧ください」
彼女に言われて俺は、スマホの画面を見た。
すると画面に「クエスト」「受理」「達成」と書かれている項目があった。
「クエストと書かれている項目タップしてください」
俺は彼女にに言われてクエストをタップした。
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チュートリアルクエスト
部屋から脱出しろ。
報酬
1,000GP
このクエストを受けますか。
「はい」「いいえ」
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「クエスト?」
「はい、こちらのクエストをクリアすると、さまざまな報酬を手に入れる事ができます。
それではまず、クエストを受けてください」
彼女に言われ「はい」をタップした。
すると画面に、クエストを受理しました。とでた。
「これでクエストを受けたことになりました。
それでは外に出て見ましょう」
「外に?」
「はい、今のでそちらの扉の鍵が開きましたので、外に出る事ができます」
彼女に言われ俺は、扉の方に目を向けた。
俺は扉に近づき確認した。
ガチャ
「開いてる」
俺はそのまま扉を開いて外へ出た。